③寺フェス??
記事・写真 深瀬隆治
其の一・其のニ は下のリンクから ↓
はじめに
挾間町のとある禅寺で和尚の人生を聞いていく話。
前回その②では和尚のワーホリに行っていた時、修行の様子の話でした。そしてこの先のやりたいことを聴いて特にないと返されてしまった編集長と私。
さあどうする。続きをどうぞ。
今後お寺でやりたいことは
檀家さんとか関係なく
隆治 前に僕がここのお寺にお邪魔したときに丁度ポスターか何かが貼ってあって、お寺で婚活みたいなのがあったんですよね。いろいろイベント事とか企画していたりするのかなって思って。僕はその時お寺に対するイメージがガラッと変わったので。
浄 あーそういうこと。
隆治 こんな事もお寺はやっているんですよとか、こんな事もお寺の役割として見いだせないかなあと思っていることがあるんじゃないかと。
浄 今年ですね、檀家さんの一人がマンドリンていう楽器をしているんですけど。
編集長 あーそうですねー。
浄 はい。その方のお力を借りて、楽団を招いてマンドリンの演奏会を今年の秋口にここでしていただくことにしています。
隆治 演奏会を。
浄 そうです。檀家さんとか関係なく、それこそ近所の人は一番優先してお招き出来たらいいなと思ってます。どれくらいの規模になるかはちょっとわからないですけど。お寺の本堂使っていただいて。お寺に人が集まる環境づくりはしていきたいかなと思っています。
隆治 素敵だ。いいですねー。
浄 継続できるかわからんですけど、いろんな形で本堂というかお寺を使っていただけたらとは思います。これは昔から考えていたことですね。
隆治 演奏会の企画は今までもあったりしました?
浄 ここではなかったです。
なんとなく敷居が高いイメージも本堂にあって、
浄 他のお寺さんとかではしているところがあるんですけど。ここではなかったのでそういった機会があったらいいのかなあと。知っている方で三味線している方がいるので三味線お願いできたら。それこそこないだ地区のいきいきサロンで落語家の方が来てましたけど、その落語家の方は個人的にずっとつながりのある方で、その方にも本当は来ていただきたかったんです。
隆治 うんうん
浄 サロンとか敬老会ではもうされているんですよ。本当はその方に、8年くらい前だと思うんですけど呼んで落語やってもらって皆さんに笑ってもらいたいなと思っていたんですけど。コロナで来れなくなっちゃったってのがあって。
隆治 あーそうかそうか。
浄 はい。できたら色んな人が来てくれるかなって。そういったのをちょっとずつ、不定期ではあるんですけど。
隆治 じゃあ本堂は人が集まる場所になっても、
浄 ありがたい。例えば他の方が、檀家さんとか関係なくですね、使ってもらえたらありがたいと思ってます。
隆治 それはうれしい言葉。すごく興味はありながら、庭の桜もとてもきれいですし寄り付きたいんですけど、なんとなく敷居が高いイメージも本堂にあって、
浄 て、思われてたんですね。それをなくしたいなって。
隆治 じゃあもっと積極的に関わってもいい。
浄 あーもちろんですよ。ちなみに檀家さんでイベント会社をされている方がいまして、(チラシをとる)こんな演劇をされてる方なんですけど。この方、正月にイオンさんのとこで獅子舞をしたのかな。
隆治 うん
浄 その獅子舞の練習をする場所がとれんかったっていうので、広い場所が必要って。試しに聞いてみるってここに、「本堂使えませんか」って。私「ぜひ使ってください」って。で獅子舞の練習を境内の前とかでしよったんですよ。
編集長 ふーん
その前に墓地を掃除したりとか足元のことを。
浄 いろんな形で使っていただけたらって、その方とも話をしていて。で我々は直接は関わらないんですけど、その方がお寺でマルシェとかも、そういうのしているお寺もあるよって。そういうのは自由にしてくださいって形で。
編集長 企画したいです。
浄 ほんとですか
編集長 はいぜひ。実は私は密かに考えていて。寺フェスっていう。
隆治 わはははは
浄 場所は好きに使ってもらえたら。
編集長 今、谷むらづくり協議会というのに参加していて。
浄 あっはい
編集長 地域を盛り上げる事業をというので、何か色々面白いことが出来たらなーと、いろいろと個人的にも考えをめぐらせています。いま谷小学校はどんどん生徒が減っていっていて。若い人が来てくれたらなあと。人が集まるといろんな知恵も技術も集まってくると思うので。より豊かにっていうのが。
浄 そうですね。
編集長 そういうことが近くの人と出来たらなーって思っていて。何か機会があればと。
浄 はい、使っていただけると。
隆治 僕が思うのは、ご兄妹は音楽家ですよね。お寺で演奏会とかしてくれたら最高なのにと思っていて。やりません?っていつか声かけしたいと思っていたんですよ。
浄 妹はオッケーでてたんですよ。
編集長 そうでしたか。
浄 あと妹は楽器なもんで時間的に長時間というのが少ない人数だと難しいということで、話があってもなかなか進まなかったんです。でも考えは持っていて、一気には進まないですけどちょっとずつちょっとずつ。
隆治 十分です。機会がありそうだというだけで楽しみです。
浄 その前に墓地を掃除したりとか足元のことを。
隆治 はじめに言っていたお寺を守るってやつだ。
浄 ある程度こなせるようになったらですね。
隆治 うん、楽しみです。こっちから企画が思いついたらなげかけていいですか。
浄 もちろん。表立っては私できませんが、企画して運営まである程度のことやってもらえたら、場所はお貸しできますので。駐車場もありますしね。
隆治 ありがたい。
次回に続く…
次回予告
第2話 9/21(土) 19時頃予定
お寺の本堂を上手に活用してもらいたい。主体は和尚ではなく地域であって、周りのみんなであると言ってくれているのかもしれないと思った。そのうえで和尚自身も音楽や落語の公演企画はあたためていた様子。ぜひ聴きにいきたいわあ。
あせらず待ってますよ、和尚。
次回その④では、和尚の趣味についてきいてみようかな。
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プロフィール
松林宗浄(まつばやし そうじょう)
1985/5/8生まれ 大分県出身大学卒業後数年の修行の後、
2017年から由布市にある禅宗寺院の住職となる。
Magazine Crew
文・写真
深瀬 隆治(ふかせ りゅうじ)
「農園てとて」農場長。年間100種類ほどの野菜を栽培し、野菜セットとしてお届けする妻を見守り援護すること25年。
快適農的ヒモ生活を目指しつつ自給ちょいプラスのお米作りも嗜む。
好きなことは山登り、ギター、甘いものと酒。最近は猫をめでることを覚えた。
無農薬・無化学肥料・自家採取の種 農園てとて さんの野菜情報は 妻の雅子様が主に発信しているインスタグラムでチェック!