ハイキュー!!が好きすぎて完結を受け入れられない(映画のネタバレないです)
ちょっとハイキューの話させてもろてええか🖐🖐🖐🖐????
拙者とハイキューの出会いは10年前。
ありとあらゆる漫画やアニメを嗜んでいたあの頃、しかしスポーツ系の作品はあまり好んで見ていなかったと思う。
長年自分が運動部(バスケ部)だったからだろうか。スポーツものってなんだか大体が現実とかけ離れすぎていて、そんなのありえないよ〜と、どうしても作品に入り込めないのだ。球が曲がる?見えなくなる?ド素人が一年練習したところでインハイなんて行けないよ……ヾノ´°ω°)ナイナイ
だってバスケ部なのにスラダンも読んだことない。これ言うと 「スラダン読んでないバスケ部、世界中でおまえだけだよ」 って言われる。それはそう。いつかは読みたいって思ってるよ。原作読んでないくせに映画は観ました、すげえいい試合だった。
ハイキューに関しては多方面からオススメされていたものの、「所詮バレーボールですよね?(疑いの目)」 と避けていた。だってバレーボールの試合を真剣に見たことがなかったし、特に面白いと思ったこともなかったからだ。
昔話になるが、わたしの父はバスケットボールを専門とした熱血体育教師だった。
そんな父は以前 諸事情により一度だけ、1年間だけ、渋々、バレーボール部の顧問を引き受けたことがあった。マジでとても嫌そうだった。その時、こんな事を言っていたのだ。
『バレーは同じコートに味方しかいねえから全然おもしろくねえ。走らねえし ぶつからねえ』
いやたしかに。たしかにそうだ!
毎日毎日 「おもしろくねえ はやくバスケ部戻りてえ」 と言いながら帰ってくる父。
そうだよねわかるよ。敵とぶつかるから面白いんだよチームスポーツは。足の速さで勝負したいよね。同意🤝(洗脳ではありません) あ ごめんなさい父の話になってた
そんな父の洗脳 影響かもしれない。バレーボールにあまり興味がなかった。しかしハイキュー、そんなにみんなみんなオススメしてくるんだったら、まァ読みましょうか、と。
まあとりあえず1巻だけね。うんうん。うんうんうん。うんうんうんおん(;_;) うううううう😭😭😭😭うおおおおおおおおおお😭😭😭🔥??!?!!
おええ゛ええええオえお゛えおええ゚えぇ゚ぇ🤮🔥🤮。・゚・(ノД`)・゚・。
速攻で読み上げた。
おいバレーボールめちゃくちゃおもろいやんけえ……父よ…………
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ジャンプの作品というのは、比較的展開が早いことで定評がある。読んでいくとだんだん面白くなる というよりは、1話からずっと面白い。
このハイキューも例に漏れず、マジで1巻から一生おもしろい。バレーボールというスポーツそのものの魅力にあふれていて、ルールも知らないわたしでも余裕で読めてしまう。みんなちゃんと真面目に練習した結果の強さなので、超能力みたいなのが出てこないところも好き。
コートに味方しかいなくても、奥が深くて面白いスポーツだよ、お父さん。。。
ひとりひとりの登場人物に葛藤や挫折を乗り越えるドラマがあるので回を重ねるごとに見事に情がうつっていった。部員といっしょにわたしの心も成長する。
ハイキューってマジで主人公が100人いるんですよ… 「ハァ?」って思いました?これほんとなんです。ねえみんな😭ほんとだよね???全員主人公!!!
レギュラーメンバーだけでなく、控え選手や対戦校の選手など 全員に𝙛𝙪𝙩𝙪𝙧𝙚してくれるんです……手厚い…… そもそもキャラ萌えの傾向にあるわたしがハマらないわけがなかった。古舘先生、性格とプレースタイルを描き分けるのがうますぎる。キャラ造形が神。全員主役じゃん。アツいね。アッチアチよ
推しなんてもう決められない。みんな俺の大切な仲間だよ。強いて言えば月島くんと研磨くん。無気力やる気なしボーイたちが活躍した時のギャップといったらない。
レシーブが取れなかったあの頃、ブロックがうまくいかなかったあの日、辛い夏合宿、1巻からぜんぶいっしょに経験してきたので(?)、気付いたら「わたしが育てました」みたいな気持ちになっていた。
あんなに練習してたもんね。あんたがいちばん負けず嫌いなの知ってるよ…!こういう時プレッシャーに強いのは君だよね、行ってきな!(涙のハイタッチ)
そう 読者全員が“生産者の顔”になってしまう。それがハイキューなのだ。
贔屓のキャラが大活躍した時には、「よく頑張った我が息子よ!!お前は世界一のバレーボール選手だ!!!!」と大号泣スタンディングオベーション不可避である。春高の入場シーンとかでもう泣いちゃう。がんばったね、、、
とくに33〜37巻の春高音駒戦。ほんとうに、この5冊だけ何回も何回も読んだ。結果を知っていても、読む度に勝敗が変わるような気がしてならない。もうこの伝説の試合を最終回にしてもよかったんじゃないか????ずっとずっとゴミ捨て場で戦っておくれよ……
そしてこの音駒戦がちょうど今日から劇場公開しているので初日の朝、映画館へ行ってきた。このnoteは観終わったテンションで書いております。バカほど泣いた。泣きすぎて隣の人に、「研磨くんの保護者の方ですか?」って聞かれた(大嘘)
「あの大試合が1本の映画で収まるんですか?5本やれよ」「やっつけたらマジでカチコむかんな」「スラダンの山王戦でさえ120分だったのに85分?いけんの?」等 厄介オタク発言の数々をお許しいただきたい。陳謝。 第三体育館組を愛する俺、大歓喜。制作陣ありがとう。最高の試合見せてもらいました。わたし今日、みんなといっしょにコートに立ってた。まだの人早く観にいってね。
さてここまで散々愛を伝えたこのハイキュー、原作は4年も前にとっくに完結しているのだが、何を隠そうじつはわたし、最後まで読んでいない。(嘘だろ?)(すいません)
これには訳があって、好きな作品がある人にはわかると思うのだけど、「終わったことを信じたくない」という感情に支配されている。
完結とはつまり、その先の物語が見られないということ。そんなの耐えられない。読まなければ終わっていないんだ。大好きなハイキュー、永遠に続いてほしい。あいつらの頑張る姿、永遠に見せてはくれないのか?卒業、するなよ………
この「まだ読んでない巻がある」という楽しみを糧にどこまで生きていこうか。
読めば終わってしまう、わたしのハイキュー
でも読んでないからまだ続いている、わたしのハイキュー
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