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【社員インタビュー#3】笑顔に一番近いデザイン会社

「みんなのデザイン進化論」の取り組みを立ち上げたレベルフォーデザイン(L4D)の社員へのインタビューをおこなう本連載。なぜ、デザインの道に進むことになったのか、L4Dに入社した動機やL4Dでの経験を経て「デザインの価値」をどのように感じているのか、ぶっちゃけて話していただきます。第3回は入社2年目の飯田啓貴さん。デザイナーとコピーライターの「二刀流」ならではの多角的な視点でお話しいただきました。(聞き手:酒井 章)


まず、飯田さんのこれまでのキャリアについてお話しいただけますか?

もともと僕はデザイナーになる前には演劇をやっていました。高校生の時に俳優養成所に入り、その後、友人と小劇団を立ち上げて25歳までやっていました。


なぜ、役者を辞めてデザイナーになろうと思ったんですか?

25歳で役者を辞めました。でも何をやっていいのか分からなくなっちゃったんです。そんな時に相談した方から「これからはちゃんとパソコン使えないと仕事にならないよ」というアドバイスを頂戴し、色々聞いたり調べたりしている内に、DTP(デスクトップパブリッシング)というものがあることを知ったんです。そして、DTPを学ぶスクールに入学しました。
そこで初めてAdobe Illustrator(グラフィックデザインソフト)に触れて、こんなに簡単に絵が作れる面白いものがあるんだと、いうことを知りました。それがデザイナーという仕事を志したきっかけで、卒業後、小さい制作会社に運よく拾ってもらいました。


どういった関係の制作会社ですか?

主に住宅販売会社の雑誌広告やセールスプロモーション・ツールなどを扱っている会社です。しかしそこでは、寝ずに撮影現場に行ってヘロヘロになりながらまた会社に戻って徹夜で仕事をするようなことを繰り返して、結局、身体を壊してしまい、半年ぐらいで退職しました。
しかし、現場を経験したことによって面白さを感じていたデザインの仕事を続けたくて転職活動を行い、前職の印刷会社に入って20年近く在籍することになりました。


その印刷会社ではどのような仕事をされていたんですか?

企画制作部門に入ることができまして、自治体の文化情報誌や大学の入試ガイド、あるいは企業のカレンダーの制作などをやっていました。


制作会社と印刷会社の経験の中で、特に印象に残っている仕事は何でしたか?

印刷会社でのカレンダーの案件です。年数を重ねていくうちにクライアントが求めるものが見えてくるようになってきて、コンペを獲得することができたり実績がどんどん積み上がっていったりしました。
特にある保険会社の案件では、そのカレンダーが企業としてのブランディングツールも兼ねていました。カレンダーを受け取った保険加入者様や加入を考えているお客様に対してその会社の想いを伝えたり良い印象を持ってもらったりすることができるんじゃないかと感じながら取り組んでいたことが、その後ブランディングに興味を持つきっかけになったと思います。


コピーライティングを始めたきっかけは何だったんですか?

印刷会社入社5年目ぐらいに宣伝会議のコピーライター養成講座に通わせてもらいました。そこで、言葉という誰もが使えるものによる価値を作っていくことができるということを知り「あ、これだったら僕自身、なんかもっとやれることあるんじゃないか」と感じたんです。
特に、その養成講座での師匠にあたる方がおっしゃった「コピーというのは言葉を考えることじゃなくて、人の気持ちを考えることだ」という言葉にすごくなんか腹落ちし、絶対コピーライターとしてもやっていきたい!という思いが強くなりました。


L4Dに入社したきっかけは何でしたか?

コピーを学んだことで「物事の本質をきちんと考えないとクリエイティブな仕事って成立しないな」という思いが強まっていき、いろいろと本を読んだり情報を収集したりする中で「ブランディング」という考え方に出会いました。
で、ブランディングの仕事をぜひやってみたいと思ったのですが、当時の印刷会社の環境では、なかなかブランディングをやるのは難しくて・・・。
でもあきらめきれずに転職活動をする中で、レベルフォーデザインという会社に出逢いました。

L4Dは、自社サイトに企業としてのフィロソフィー、ビジョン、ミッションが明確に出されていました。他のデザイン会社を見ても、ここまで明確に書いてあるところはあまりないと思います。それを見て、ブランディングをやる会社自体が自分たちのブランディングをきちんとできない限り、他の企業のブランディングなどできないだろうなと感じ、それを実践しているL4Dにぜひ入りたい!という思いが募りました。


面接で印象に残っていることは何でしたか?

清水社長が想いを語ってくださったことです。言葉はもちろん、ニコニコしていらっしゃる佇まいからすごくポジティブなエネルギーを感じたことが印象に残っています。
それと、経営計画書を見せてくださって「ああ、こういうものまで見せてくれるんだ」と驚き、入社したいという想いがさらに募っていきましたね。


入社以来、どういうお仕事をしてきましたか?

単発のデザイン案件をいくつかやらせていただいたり、いくつかの企業のブランディングの案件に携わらせていただいたりしています。


特に印象に残った仕事は何ですか?

ある信販会社さんの案件です。今度リリースされる決済アプリのロゴ制作から入って、ローンチに向けた関連のツールの制作をやらせていただいています。その初動から、私がアカウントを持ってお客様とやりとりさせていただいたことが強く印象に残っています。
前職の時は、お客様とのやりとりは基本的に営業を通してやっていたので、自分自身がお客様と直接コミュニケーションをとりながら仕事を進めていくということに、すごくやりがいを感じています。


実際に入社してみて、L4Dの雰囲気や社員の皆さんの印象はいかがですか?

会社の雰囲気は、とにかく「ポジティブ」という言葉がピッタリですね。毎週月曜日の朝会やGood & NEW、コアバリュートークみたいなものは私自身初体験でしたし、そのようなやり方で社内のメンバーの想いを一つにまとめていくというやり方がすごく新鮮ですし、そこに対してみんなが前向きに積極的に取り組んでいる、ということを実際に感じています。
ただ自分自身は、印刷会社在籍時のどちらかというと受け身な姿勢が染みついちゃっていることを改めて思い知らされました。なので、新しい環境や雰囲気に慣れるまでにちょっと時間がかかったのが正直なところです。


L4Dに入社してデザインに対する考え方に変化はありましたか?

L4Dの皆さんはすごくデザインが上手いので、ちょっと引け目を感じてしまっている自分がいますが、その中で自分なりに最善を尽くしたいとは思っていますし「もっとできるはずだ」という気持ちはより強くなっています。


「デザインが上手い」とは、どういう意味ですか?

表現の幅や豊かさみたいなものですね。私は前職時代から、ビジュアルを抽象的な図形などで組み合わせて、そこに意味を作って、お客様に対して説明をして採用していただくようなことをやってきましたが、一方でイラストや絵が描けたりするような基本の大切さをL4Dの仲間から教えられています。


コピーライティングについての考え方に変化はありましたか?

「きちんと本質を捉えていく」というコピーについての考え方自体は、正直そんなに大きくは変わっていないですね。ただ今後、仕事を積み重ねる中で自分のコピーが多くの人の目に触れることで、言葉が何かを変えるきっかけになって欲しいという想いは強くなっています。


これからやりたいこと、学んでいきたいこととはありますか?

何か他の人ができないことをできるようになることで、会社への貢献度が高められると思っています。コピーに関しては、書く機会を増やして、もっともっとコピーライターとしても成長していかなきゃいけないと思いますし、いわゆるライティング・編集みたいな部分の力も鍛えたいです。企業ブランディングをしていく上で実際に企業の方や社長さんにお話を聞くようなことが必要になってくると思いますので。
あとはマーケティングであったり本質的な経営の部分であったりは、企業ブランディングを考える上で切り離せないので、きちんと理解できるように学んでいきたいです。それが、会社に対しての貢献にもなり自分自身の成長にもつながると思います。


改めて、飯田さんにとって「ブランディング」とは何ですか?

ブランディングは「想いへの共感とイメージの共有」だと思います。企業やその経営者の想いが、いかに周りにいるステークホルダーと呼ばれる方たちにきちんと理解して共感してもらうことができるか、ということがすごく大切だと思うんです。で、その想いの見える化の部分を、ビジュアルや言葉を通じてイメージとしてちゃんと共有できるか。企業に関わる人たちに限らず社会全体として、きちんと共有できるということがポイントになるんだろうなと思います。
なので、ブランディングとは「想いへの共感とイメージの共有」だというのが私なりにしっくりきている考え方です。


では「デザイン」とは?

「コミュニケーションの設計」だと思っています。昨今デザインの領域がすごく拡がっている中で、ますます形のないものをデザインする、要は仕組みの部分をデザインするということがどんどん大きくなっていると感じています。本質的にこの世の中にあるものは、自然なもの以外全てのものがデザインされているはずなんですね。で、必ずそこに人が関わっているはずです。だから人と人、企業と人などの間をつなぐコミュニケーションを作っているのがデザインなんだろうという気がしています。


最後に。「レベルフォーデザイン」という会社にキャッチフレーズ付けるとしたら?

「笑顔にいちばん近いデザイン会社」だと感じています。ビジョンとして「つくろう。笑顔のために。」というものを掲げていることもありますが、実際にお客様や社会に笑顔を増やしていく、幸せをつくっていくということをきちんと目標として掲げて企業活動を真剣に楽しみながらやっているので。だからこそ、社内の雰囲気も含めて、先ほども言ったようにポジティブで笑顔があふれるような場所なんだと思います。

⚫︎この記事の話し手
飯田 啓貴(いいだ よしたか)/  L4D / デザイナー / コピーライター
1975年生まれ。神奈川県川崎市出身。デザイナー兼コピーライターとして、「言葉で人の気持ちを考える論理的思考」を大切にしながらクリエイティブ制作に取り組んでいる。コーヒーを飲みながら好きな音楽を聴くのが至福の時間。




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