みんなのデザイン進化論 │ みんデザ

みんなのデザイン進化論(みんデザ)は Research、Development、Exp…

みんなのデザイン進化論 │ みんデザ

みんなのデザイン進化論(みんデザ)は Research、Development、Experimentの3つを大きな柱として、デザインにまつわるさまざまなテーマを掘り下げ、発信していきます。
https://minnanodesign.studio.site/

最近の記事

渋谷のデザイン会社が、島根でビールをつくる理由 vol.4

レベルフォーデザイン代表の清水です。 島根県益田市に高津川リバービア株式会社立ち上げ、クラフトビールの製造販売がスタートしました。6年前の関係人口創出プロジェクトの参加時からは、思いもよらない展開です。 私の大好きなスティーブジョブズのスピーチに、「connecting the dots(点と点をつなぐ)」、という言葉があります。それは「過去の経験や行動が、その時点では何につながるか分からなくても、未来で何かにつながると信じることが大切」という意味で、自分自身の判断や行い、

    • 【社員インタビュー#5】多種多様過ぎてバランスが取れている会社

      まず、これまでのキャリアからお話しください。昔からデザインが好きだったのですか? はい、小さい頃から絵を描くことが好きでしたし、何かテーマがあって物を作ることが特に好きでした。ポスターの公募など、母が見つけてきて応募することも楽しかった思い出があります。 デザインの仕事をしようと思ったのはいつぐらいからでしたか? 小学校の3年生の時に運動会のパンフレットの表紙で自分が描いたものが選ばれたんです。それを周りの人たちに楽しんでもらえたり、使ってもらえたり、褒めてもらえたり

      • ChatGPTでコンセプト再現!どこまでオリジナルに近づけるか挑戦してみた

        こんにちは、デザイナーの熊谷です。 最近、社内でもAIツールを使う場面が増えており、私も「ChatGTP」やAIツールを複数同時に使える「ChatHub」などを試してみたのですが、以前よりも自然な文章やどのように調整・改善をしたのか教えてくれる便利さに驚きました。 特に、アイデア出しの段階では、AIが提供してくれる多様な視点に助けられています…! ただ、便利さを感じる一方で、「どうしてこんな回答になったの?」と疑問に思うこともあります。 そこで、AIをもっと使いこなすた

        • 稲盛和夫さん、松下幸之助さんに学ぶ二泊三日の旅。

          こんにちは!レベルフォーデザイン、デザイナーの赤嶺です。 先月、会社の次期リーダー研修(NLC=Next Leaders’ Camp)で京都に行ってきました。L4Dの経営理念やコアバリューにも大きく影響している稲盛和夫さん・松下幸之助さんのライブラリーを訪れたので、そこで学んだことや感じたことをお伝えしていきたいと思います。 1日目:稲盛ライブラリー この経営理念は、稲盛和夫さんの創業した京セラの経営理念「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に

        渋谷のデザイン会社が、島根でビールをつくる理由 vol.4

          「みんデザ」ってなんだ?会議(第1回)

          デザインの価値をもっと社会に広げたい!そんな想いから生まれた「みんなのデザイン進化論」プロジェクト。取り組みをより充実させていくため、定期的に振り返り(リフレクション)会を行い、その内容を発信していくことにしました。皆さんと一緒に試行錯誤していきたいと思います。 プロジェクトを始めた経緯 安土:まず、このプロジェクトを始めた経緯について振り返ってみたいと思います。 酒井:清水さんの「デザイナーであっても経営のことを理解しなければいけない」「デザイナーも、もっと上流=経営戦

          「みんデザ」ってなんだ?会議(第1回)

          【社員インタビュー#4】すべての挑戦を応援するクリエイティブ集団

          まず、これまでのキャリアについて教えてお話いただけますか? 私はデザイナーとしては異色で、中央大学文学部で教育学を専攻しました。 なぜ教育学を学ぼうと思ったんですか? もともと子どもがすごく好きだったんですが、高校の時に教育に興味を持って大学に入りました。一方で、小さい頃からモノをつくったり、絵を描いたり、デザインしたりすることも好きでした。 大学ではどのようなことを学びましたか? 教員養成よりも教育学そのものを学ぶ傾向が強い学部で、社会学や心理学など多角的に教育

          【社員インタビュー#4】すべての挑戦を応援するクリエイティブ集団

          渋谷のデザイン会社が、島根でビールをつくる理由 vol.3

          レベルフォーデザイン代表の清水です。 クラフトビールは1994年の酒税法改正により、小規模事業者がビール事業へ参入できるようになり、改正当時は地ビールという名称でブームとなりました。そして2017年頃から2度目となる流行の兆しの中で、ビール醸造にチャレンジを決意します。 2019年の準備段階で全国に270社程度の醸造所があり、毎年10%の伸び率という絶好のタイミングでもあり、「関係人口創出プロジェクト」参画から約1年。知識も技術も経験もない中で、いよいよクラフトビールづくりが

          渋谷のデザイン会社が、島根でビールをつくる理由 vol.3

          みんなで「共創」をデザインすれば幸せが生まれる。

          酒井:まず、出来上がったMIについてどう感じていらっしゃるかお話しいただけますか? 山原:私は、正直すごく意外でした。特に『Playful』という言葉をチョイスしたと聞いた時「そうきたか!」と思って、それだけ強い意志、本気で変わろうとしていると感じました。 阿部:世の中が大きく変化し、弊社の新社屋ができたタイミングで、根底にある企業理念は変えずに刷新できたことは本当に良かったと思っています。 当初は、CIの目的を「お客様のため」と考える部分が強かったのですが、それに留まら

          みんなで「共創」をデザインすれば幸せが生まれる。

          岡山蒜山 伝統工芸がま細工 プロジェクト 〈ZINE編〉 vol.2

          こんにちは! レベルフォーデザインでデザイナーをしている山下です。 「岡山の蒜山(ひるぜん)の伝統工芸がま細工プロジェクト」の第2弾です。 <第1弾はこちら!> 前回、がま細工を知ったきっかけ、興味をもった経緯などについてお話しましたが今回はがま細工振興会の方にお会いしに蒜山に行ってきたお話です。 私たちのためにがま細工振興会の数名の方が集まってくださいました。 今回はZINEを制作するにあたって最初にツアーで行っただけでは分からなかったことも多いので、もっと色々とお

          岡山蒜山 伝統工芸がま細工 プロジェクト 〈ZINE編〉 vol.2

          \プレゼント企画/7月8日(月)〜12日(金)公開の5記事への「スキ」&応募で、ステッカーをプレゼント!

          こんにちは! 「みんなのデザイン進化論」編集部です。 今月のみんなのデザイン進化論では、連続投稿キャンペーンを開催! 下記の対象記事をすべて読んで「スキ」を押していただき、お申し込みフォームからご応募いただいた方にもれなく「デ」ステッカーをプレゼント✨ ▼対象記事 7月8日(月)〜12日(金)の5日間で連続投稿! 岡山蒜山 伝統工芸がま細工 プロジェクト 〈ZINE編〉 vol.2 みんなで「共創」をデザインすれば幸せが生まれる。 渋谷のデザイン会社が、島根でビール

          \プレゼント企画/7月8日(月)〜12日(金)公開の5記事への「スキ」&応募で、ステッカーをプレゼント!

          ガラス張りで経営する

          個人の給与以外はすべてオープンに。全員経営はどこまで可能か。 レベルフォーデザイン代表の清水です。 私たちの会社では毎年5月に、全社員参加で新たな期に向けての「経営計画発表会」が行われます。ここでは、個人の給与以外はすべてオープンになります。その理由は「全員経営」を実現させるため。27期目を迎えるデザイン事務所が、なぜガラス張りの経営を続けているのか、決算報告会や経営計画発表会に至った経緯、経営計画書の作り方をお話しします。 ガラス張りの経営の理由 大好きで得意なデザイ

          【社員インタビュー#3】笑顔に一番近いデザイン会社

          まず、飯田さんのこれまでのキャリアについてお話しいただけますか? もともと僕はデザイナーになる前には演劇をやっていました。高校生の時に俳優養成所に入り、その後、友人と小劇団を立ち上げて25歳までやっていました。 なぜ、役者を辞めてデザイナーになろうと思ったんですか? 25歳で役者を辞めました。でも何をやっていいのか分からなくなっちゃったんです。そんな時に相談した方から「これからはちゃんとパソコン使えないと仕事にならないよ」というアドバイスを頂戴し、色々聞いたり調べたり

          【社員インタビュー#3】笑顔に一番近いデザイン会社

          組織文化をプレイフルにリ・デザインしよう!(Vol-2)

          -株式会社 オーイーシー様の事例- はじめに(プロジェクトに参画して) 本プロジェクトでは、VIの開発に至る一連のプロセスのすべてに参加されましたね。 安土:VI開発に特化した形ではなく、『組織開発・組織風土改革』も含めて参画させていただいたのは、私自身初めての経験でした。 それによって、CIや企業ブランディングに対する理解の変化はありましたか? 安土:VIに特化した形での参画ですとプロジェクトが進み、既に多くの要件が決定された段階でご提案をすることが多くなりがちです

          組織文化をプレイフルにリ・デザインしよう!(Vol-2)

          渋谷のデザイン会社が、島根でビールをつくる理由 vol.2

          2018年の「関係人口創出プロジェクト」への参画で様々な人とのご縁をいただきました。その出会いがきっかけとなり、思いもしなかったことが始まります。その一つが今回の記事の本題でもあるクラフトビールづくり。 なぜ渋谷のデザイン会社が縁もゆかりも無い土地でビールづくりを決断したのか。人との出会いや、試作づくりと進め方の紹介をします。 2. まずはやってみる編 支社設立の候補地がまさかのビール工場に。 島根県益田市での訪問回数が増えると人との出会いも一気に増えました。 市長や役所

          渋谷のデザイン会社が、島根でビールをつくる理由 vol.2

          デザインには、組織をチャーミングなものに変える力がある

          酒井:まず、ウィルソン・ラーニングさんとして共同研究に取り組んだ動機や問題意識をお話しいただけますか? 小原:問題意識としては3つありました。まず、多くのクライアントさんから「価値創造やイノベーションを掛け声としているものの、なかなか生み出せていない」というお声を聴いていました。特にフェーズ3と呼ぶ、社会が先行き不透明となる変わり目の時期はこれまでのことをやっていただけではダメで、新しいことを生み出さなければいけないということを企業も認識しているにもかかわらずです。 なの

          デザインには、組織をチャーミングなものに変える力がある

          【社員インタビュー#2】仕事の本質を捉えたデザインを生み出す会社

          まず、これまでのキャリアからお話しください。 東京生まれの東京育ちです。大学ではデザイン学部でプロダクトデザインを専攻しました。 デザインに関心を持ったきっかけは何だったんですか? 中学校の頃から美術に興味を持ち、高校の時には美術の成績が一番良かったのですが、志望先に迷っていた時に電車や駅でデザイン学部の広告が目に飛び込んできて「受けよう!」と思いました。 大学では具体的にどのようなことを学びましたか? ボールペンや生活雑貨など幅広い製品のアイデアを考えて、3DC

          【社員インタビュー#2】仕事の本質を捉えたデザインを生み出す会社