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誰でもいいわけじゃない。

今日は長く通っている方のスクールで

ゴールデンウィークイベントということで

朝10時から最後の17時過ぎまでフルで

参加してきた。あえてフルで参加をしたのは

自分がここまでテニスに対して意識高く

取り組めるようになったきっかけを作って

くれたコーチがいたから。

最近は定番から外れちゃっていろいろ考え

させられることが多かったけど、年末年始の

イベント以上にみっちり自分のプレーを

見てもらって、その上でのアドバイスを受けてて

感じたのは、やっぱりこの人が一番しっくり来る

ということ。

これまでもいろんなコーチに教わる機会は

あったけど、結局どういう場面においても

それなりに長い時間しっかり自分と向き合って

くれる人を欲しているのかもしれない。

いや、自分と向き合ってくれるって言うか、

気づいたら自分が向き合おうとしている。

こういう言い方は正直どうなんだろうと

思いつつも、一つはっきりと言えることは

何だかんだこれまでの人生の中で、自分が

進もうとしている方向へ導いてくれるで

あろう人を無意識のうちに自分のところへ

引き寄せてしまう、もしくは引き込まれて

いく自分がいるんじゃないかってこと。

教員の仕事をしているけど、昔から公立の

職員は絶対にないと思っていた、その理由は

二つあって、一つは単に採用試験に受かる

ための対策をするのがだるいのと、転勤が

あるから。今の職場に10年近く居て嫌に

なることの方がたぶんたくさんあると思う

んだけど、一人だけずっと付いていきたいと

思える先輩は見つけた。そしてその人は

付き合いが長ければ長くなるほど近い存在

になっている気もする。

もっと過去を遡ってみよう。

高校に入学した当初、決して勉強は得意

ではなかったし、今でも忘れられない1年

1学期中間試験の現代社会で人生初の赤点を

とってしまった時に教科担当の先生から言われた

一言。これはたぶん一生忘れない。

「おまえがクラスの足を引っ張っている」って。

これをクラス全体の前で言われたときの

憤りは半端ないよ。この一言でカチンときて

からは赤点なんて絶対にとらなかった。

1年と言えば数Ⅰと数Aを履修するわけだけど、

数Ⅰの先生は比較的自分にとって分かりやすい

説明をしているのに対して数Aの先生は

もはや何を喋っているのか解読不能な

レベルだった。そんな時に失礼な話だけど、

数Aの先生に隠れて数Ⅰの先生に数Aを教わる

なんてことをしていた。そして学年が上がって

他学年からぶち込まれた顔なじみの無い新担任

とはひょんなことから繋がって、しかも

その人は数学担当。自分が通っていた

学校は理数で明確にコースを分けるとか

しない学校だったんだけど、気づいたら

一年時まではそんなに好きでもなかった

数学がみるみるうちに点が取れるように

なった。それは高2で担任になった

その先生のおかげ。何だか知らないけど、

数学嫌いな自分にすっと話が入ってくる

ような魔法のような授業をしてくれてた。


たぶん、昔から自分にとっての他人の価値

っていうのを人一倍厳しく評価して見てる

ような気がしてて、でもその評価のセンスは

たぶん間違っていない。いや、自分が過去に

切り捨てた誰かが本当は違った意味で自分に

刺激を与えてくれてた可能性は大。

でも、その刺激は自分としてはきっと

求めていないものなんだと思う。

直感で生きてる割には案外うまく事を

運んでいるのかもしれない。

大事なのはやっぱりある程度長い時間を

かけて自分のことをしっかり見てくれる人。

そして的確なアドバイスをしてくれるか

どうか。自分だって担任をしていて、

正直1年ぽっきりの付き合いの子たちには

自分ならではの本当に良い指導ができる

とは思っていない。でも教育現場において

2年以上の持ち上がりが100%確実でその

常識が崩されることなど絶対にないとも

いえない。そういう現実を受け止めた上で

1年限りだけどできる何かはないかって

模索するのも大事だけど、やっぱり

自分が成長していく上で必要な人材は

ともに歩んだ時間がどれだけ長いかが

一番大事。そこに加えてその人なりの

アプローチの仕方で自分にベストな

アドバイスを編み出してくれる、それ

くらいの努力というか向き合う姿勢が

感じられればなお大事にしていきたい。

もちろん、多少邪な気持ちも入り交じって

ることだってあるけど、でも単純に今は

テニスが上達したいって気持ちが一番強い。

それがプレースタイルというか自分の

テニス中の動きにも出てると思う。

今日みたいな特別レッスンを

受けてみて思うのは、普段のレッスンが

いかに物足りないかということ。

それに、今日みたいなイベントだと、普段は

隣のコートで見かける人ではあるけど、

一緒にプレーすることはないような人とも

一緒に組めたり、そこで自分との実力の差を

感じては「悔しい」「もっと強くならなきゃ」って

思うきっかけになる。今日なんて他校から

わざわざ足を運んでいた人たちがいたけど、

あるおばさんとペアを組んでた時なんかは

相当な圧力を感じて失敗できないって言う

プレッシャーが凄い強かった。

でも、こういうプレッシャーも普段の

レッスンだったら味わえないし、正直

この人からプレッシャーかけられてしまう

のは仕方のないことだなとちゃんと納得

できるほどの腕前の人だったから。

でもね、結局今日のイベントに参加していた

人たちをひとまとめにして考えた時に

感じたのは、やっぱりこういう人たちと

仲良くワイワイしながらやるテニスを自分は

求めていないと言うこと。実力の差を知るという

意味で凄く刺激的な時間ではあったけど、

休憩時間とかに交わされる仲良しごっこの

あの雰囲気はやっぱりいらない。付いていきたい

と思えない。

そこでさらに気づいたこと。

それは、結局のところ自分はスポーツを

通じた青春をこの歳になって体験しようと

しているんじゃないかなって。

今は実力的に絶対無理だと思っているけど、

前にもたぶん書いたかもしれないけど、

いずれは何かしらの試合に出てみたいくらい

の気持ちが芽生えている。

中学時代、テニスで唯一参加した試合の中に

郡市大会ってのがあった。その大会はどんだけ

下手くそでも学年が上がれば一応出場権利は

得られるような大会。もともと運動が苦手な

自分にはスポーツで誰かと競うなんてことは

向いていないと思っていた。でも、最近は

やってみないと分からないって思いが強く

なってる。それでもまだまだ実力が足りて

いないのはよく分かっているし、本気で

試合に出るとか考え始める一つのきっかけ

はコースの昇級ができるかどうか。

今日だっていろいろ吸収できることはあった。

それを忘れちゃいけないし、ちゃんと

今後のレッスンでその習ったことを活かせる

ようにしていかなきゃいけない。

ストローク、サーブ、ボレーと一通り

教わってきた感じはするけど、今日新鮮みを

感じたのはスピンサーブの打ち方。

これは何となく覚えた気もするけど、

もっといろんなコーチにアドバイスもらい

ながら定着化していけると良い。

でも、今はスライスサーブ。サーブの中では

これが一番の武器になりつつある気がする。

サーブについては本当にいろんな人たちの

アドバイスが重なって今の自分の形が出来

つつある。とくにトスに入る前のあの前後の

動作のベースを作ってくれたのは成田さん、

そして隆男さん。そこに小野田さんや松尾さん、

その他コーチ陣のアドバイスが詰まっている。

だからこそもっとちゃんと精度を上げてく

必要がある。他のショットがイマイチでも、

サーブだけはいろいろ取り入れた結果精度

が上がっていると思われたい。

次のイベントは明後日。1時間のプライベート

レッスン的な時間だけど、今日も年末年始の

時もそうだったけど、楽しすぎて1時間は

短すぎるんだよ・・・。いや、2時間も

あっという間だった。凄いよ。それだけ

夢中にさせてくれるなんて。幸せだし、

感謝するばかり。


最後に改めて、今日のイベントや

最近のレッスンで抑えておくべきポイントを

整理していつぞやの振り返りに使いたい。

■サーブ

・高めのトス、トスを上げきったくらいの

 高さで打ち込む、左手は残しておく、

 欲を言えば右足は最後前方へ着地させる。

■ボレー

・とりあえず視界に入るように。

・横向きで打てるように。

・足をしっかりと踏み込む

■ストローク

・フォアを打つときはテイクバックの始点

 に注意。ラケットの面は地面に向いてる

 くらいのところから打つときは腕を前方へと

 伸ばしきる。

・バックはなるべく脇を締めた状態でラケットを

 下から右斜め上へと上げてく感じ。


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