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【育休、はじめました。】19〜武蔵小杉幼児遺棄事件で考えさせられたこと〜

元来、子どもにまつわる凄惨なニュースや記事はとても嫌悪感を抱くので極力見聞きするのは避けているのですが、あまりにも身近なニュースだったので今回は無視できませんでした。

いつも幼児児童の虐待は本当に胸が苦しくなるし、どんなに辛かっただろうと、言葉では言い表せなくなる。

想像を絶する。

圧倒的に弱者で、ただただ一方的だ。

しかも、赤ちゃんだったら尚更。守られるべき存在なのに、一方的に命を奪われるなんて。産まれてきたその意味を考えるまもなく生を終えるなんて、あまりにも悲しすぎる。

可能性しかない存在の未来を奪い去るのは、果たしてどんな気分なのか。

ここで、もちろん様々な意見が出てくるのもわかる。
そういうことになった原因は何なのかと。


亡くなった子の親の心理的状態
経済的状況
生育家庭
取り巻く環境


少なくとも、「あ、捨てよう」と瞬間的に思って捨てたわけでは決してないだろうし、そんなことは決してないであって欲しい。

それでも、亡くなったら、取り返しがつかない。やり直せない。本当に悲しくなる。そして、何が悲しいかって、ゴミ捨て場に遺棄したことだ。

死んだらただの骸だからゴミ

そんな考えでやったのだとしたらどうかしてる。産まれてきた赤ちゃんに対してあまりにも酷い仕打ちだ。悲しいを通り越して怒りさえ芽生える。絶対にそんなことをする奴とは分かり合えない。

どんな事情で、どんなことがあったにせよ、未来永劫許されることではないと強く思う。

川崎市は、結構ネガティブなイメージが根強い。

かつての工業地帯や公害からくるイメージ
風俗街や柄の悪い輩が跋扈するイメージ

もちろん、全く無いとは言わないけれど、行政の努力やスポーツ分野の活躍、音楽の取り組みや商業施設のイベントなど、ポジティブな面の方がかなり多くなっている。

けれど、こういったニュースが取り上げられる度に、ネガティブなイメージがまた上書きされていくのも残念でならない。

武蔵小杉という地名は、駅周りの再開発とタワマンでかなり有名になったし、実際に便利なところだ。武蔵小杉を含む中原区も、子育て世帯はとても多く、その分行政の支援も丁寧。病院も、連携ができており、子育てに安心感を持って過ごしている人も少なくないはず。

それでも、今回のような事件が起きるということは、相当な何かがあったということだと思うし、そうじゃなければ一体なぜ?という思いが膨らんでいくばかりだ。

少なくとも、未然に防ぐための策や手を差し伸べてくれるはずの人もいたはず。そこが繋がれていなかったのが悔しい。

この街で子育てをしていこうという人たちの悲しみをこれ以上増やさないために、そして同じような子が出るのを防ぐためにも、手を差し伸べる人や差し伸べて欲しい人がちゃんと出会うべくして出会えますように。


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