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【足るを知る】親世代(昭和30年代)と比べて豊かだと思うこと

ミニマリスト界隈では、現状の姿に満足して、豊かさを認識する「足るを知る」という考え方があります。
2022年4月現在、世界では戦争、感染症のニュースや、国内では多発する地震など、毎日悪いニュースばかりですが、それでも私は常に今が一番豊かで良い時代だと考えています。

世界情勢の変化とその影響を受けること、子育て、仕事など日々様々なことに追われがちですが、たまには立ち止まり、親世代の奮闘に感謝すること、またこれから私たちはどのような問題・課題に取り組んでいくべきかをミニマリズムの観点で考察します。


価値観

あらゆる面で、過去や世間の価値観に縛られず、最終的には本人が選択できる自由な時代になったと思います。


過去や世間の価値観に縛られないことで、ミニマルにできることがあります。


一例)
・仕事をする上での働き方
 親世代:大学を卒業したら正社員として働き、定年まで勤める。
 現在:正社員ではなく非正規社員を選択し、最低生活費のみ稼いで労働時間を減らすことで、自由時間を増やす。
・結婚する・しない
 親世代:婚約して、親族や友人を招き、盛大に結婚式を挙げる。
 現在:婚約や結婚式はせず、事実婚とし、パートナーと楽しく暮らす。
・子育て(行事)
 親世代:子育てに関する全ての行事を経る(お食い初め、初節句、誕生日、ひな祭り、753等)。
 今:全ての行事はせず、誕生日会のみに絞り、それ以外は経験につながること(家族旅行等)にお金を使う。

親以上の世代からは、現在の価値観に対する批判もあるとは思いますが、採取的には、新しい価値観も選択肢として選択できるようになったことは確かと思います。

仕事

大きな変化としては、下記3つかと思います。

1.リモートで仕事ができる
場所、時間に縛られないため、満員電車や移動時間のストレスがない。移動を気にしないため、家賃の安い地域に住める。また自宅にいることで、ちょっとした家事・育児等に対してすきま時間で対応できる。紙文書の持ち運びが不要。
2.労働時間の削減
土曜勤務がなくなる、残業時間の上限規制、有給休暇の取得義務化。自分の時間や、家族との時間を確保しやすくなった。
3.育児・介護制度の充実
仕事を続けながら、育児休業が取れたり時短勤務ができる制度が充実。介護も同様。

その他
過渡期ですが、下記の見直しも進みつつあります。
・パワハラ、セクハラの撤廃
・飲み会の強要
・タバコは限定された場所のみ
・副業可能
・共働きができる保育環境整備


ライフスタイル

・SNSで情報収集・発信できる
親世代:オンラインはテレビのみ。その他、本や近所付き合いなどのオフラインでのつながりが中心。コミュニティが狭い。
現在:SNSで、いつでも、どこでも、誰とでも繋がれる。
  ・YouTubeで料理動画を見る。
  ・twitterで投資関連の情報収集・発信する。
  ・instagramで世界中の友人に近況報告する。
  ・noteでライフスタイルに関する情報収集・発信する。

・スマホ

財布、家の鍵、本、手帳、時計、カメラを持たなくて良い。

・シェアリングエコノミー
住む場所(持ち家、別荘)、移動手段(車、自転車)、モノを持たなくて良い。

その他
・お金のあまりかからない趣味・娯楽が増えた。
(本・動画・音楽鑑賞、SNS投稿など)
・通販の発達
(Amazon、ネットスーパー、UberEatsなど)

例を挙げるとキリがありませんが、価値観、仕事、ライフスタイルの進化は親世代の頑張りにより実現できていることです。とてもありがたいと思います。


今度の問題・課題と改善策

一方で、私も含めて、共働きや子育て世代である人たちが日々感じている問題・課題感としては、日々のやるべきことに追われてしまっていること(&それに伴う徒労感)があげられます。そのため、やりたいことが実現できない、という不満につながります。

まずは、上述したように、足るを知ることでやるべきことを抑制できると思います。日々何気なく使っている物や仕組みがあることに感謝し、既に十分、日々の生活が満たされていることを実感した上で、本当にいま、やるべきことなのか?をまずは再考することが大切かと思います。

それでもなお、やるべきことが多々あると思います。以下は、これから主体的にそれらを見直していくヒントにしていただければと思います。


問題・課題1:時間がない

中堅社員として働きながら、2人の子供の子育てをしていると、日常生活の中で自分の時間やお金を確保することの難しさを痛感します。
私も含め、ミニマリズムを通じて、誰もがやりたいことを実現できる社会を目指したいと思います。

特に子育て世代や働き盛りの世代が、自分のお金や時間を取り戻し、本当にやりたいことが実現できるようにできたらと考えています。

ミニマリズムは、モノを捨てることだけでなく、仕事や生活面など、全てに通じることがあります。
なるべく減らす、自動化することを心がけています。

一例)
・残業しない。インプットする時間を減らし、生産性を上げる。
・食事は2回まで。準備負荷を削減し、胃腸を休める。
・料理は朝に1日分をまとめて作る。
・洗濯は干さない。畳まない。
・季節ごとに、毎日同じ服を着る。
・細かな掃除は週に1回。
・毎日の掃除は自動化(お掃除ロボット)。
・買い物は週に1回のみ。


問題・課題2:お金がない
別記事で述べた通り、固定費を削減して、欲望に優先順位をつけ、優先度の低いこ
とは徹底的に節約しています。以下は、我が家の場合の例となります。

お金をかけること
・食費(安心できる食材選び)
・家族旅行(夏に連泊旅行1回、春秋冬に1泊旅行を1回づつ)
・毎日使うもの、時短につながるもの(PC、スマホ、時短家電)

お金をかけないこと(それ以外全て)
・家は会社の家賃補助ありの賃貸。
・車は持たず、レンタカーかタクシー。
・保険は加入しない(貯金でカバー)。
・スマホは格安SIM。
・服は厳選、リサイクル品活用。
・外食は月1回。 
・家具は最低限。
・酒、タバコ、ギャンブルをしない。
・週末は公園、図書館、散歩。



問題・課題3:柔軟な働き方ができない
会社の問題でもあると思いますが、私たちがどう行動するかにかかっています。
少子高齢化、共働き、コロナ禍など、待ったなしの労働環境改善の最中にいると思います。
私は、下記をより推進・改善していきたい所存です。

・性差をなくす(仕事内容、仕事に関係してくる家事や育児の分担)
・ワークスタイルの自由化(場所、時間、勤務形態、仕事内容)
・仕事をする上での子育て環境の充実(保育設備増設、サポート環境の充実)


就活生のアンケート結果で、74%が男性育休に注力している企業を選びたいと答えています。
新しい働き方や制度を浸透させないと、就活生にも選ばれない企業に衰退していくと思います。


まさに今 働き盛りの世代が、新しい働き方を積極的に取り入れ、次世代により良い労働環境を残していきましょう。


まとめ

・現状に「足るを知る」ため、親世代と現在の違いを考えてみることで、現状の豊かさを再認識した。
①価値観:あらゆる面で、世間の価値観に捉われない選択が可能。
②仕事:リモートワーク、労働時間の削減、育児・介護休業制度の充実。
③ライフスタイル:SNSやスマホの登場、シェアリングエコノミー。

・一方で、我々の世代に残された問題・課題は、やるべきことに追われている日々(徒労感)を改善したい。
①時間がない:ミニマリズムで生活や働き方を見直す。
②お金がない:固定費を削減して、欲望に優先順位をつけ、優先度の低いこ
とは徹底的に節約する。
③柔軟な働き方ができない:性差をなくし、ワークスタイルを自由化し、子育て環境を充実させる取り組みを推進する。


皆様の参考となれば幸いです!今後もミニマルライフ全般を発信していきますので、ぜひフォローをお願いします!


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