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熱はなぜ出る?病原体の力を借りて体の老廃物をなくすため。

4歳の娘が一昨日から2日ほど熱を出しました。咳や鼻水もあって、今日はもう熱も下がって食欲も出てきています。おそらく保育園でもらってきたはやりの風邪だろうと思います。

子どもの熱や鼻水、咳。どう対応していますか?

我が家はできる限り、自然に治るのを待ちます。症状が早く治るために薬などで何かを「仕掛ける」ということはほとんどしません。

石原結實医師『汚れた血液を浄化すれば病気は治る!』より

石原結實医師の本、『汚れた血液を浄化すれば病気は治る!』という本をファスティングの勉強を始めた8年ほど前に読んで以来、私のそれまでの病気に対する考え方が激変しました。

この本の「炎症」ということについて書かれたページを引用します。

とても重要な根源的な考え方なので、ちょっと長いですが、要約して引用します。

炎症はなぜ起こる

✔肺炎、気管支炎、扁桃腺炎、膀胱炎など。「炎」のつく病気は総称して「炎症」と言われる。

✔炎症には、「発熱」と「食欲不振」がつきもの。

✔発熱ー体内の老廃物、有害物を燃やしている現象

✔食欲不振ー血液を汚す最大の原因である「食べすぎ」を一時的にストップさせる反応

と本の中で説明した上で、こう語られている。

体内に病原体が侵入してくるのは、血液内が毒で汚れているから

西洋医学的には、炎症は細菌、真菌(カビ)、ウィルスなどの「病原体」が原因で起こるとしている。
しかし、細菌はドブ川、肥だめ、ゴミため、死骸などの中にウヨウヨ生息している。なぜなら、地球上の不要物、死物、余剰物を分解して土に戻すことこそが、細菌の役目だから。
細菌類が清流やコバルトブルーの海の中にはほとんど存在しないことを考えると納得がいく。よって、体内に細菌などの病原体が侵入してくるのは、体内、血液内が毒(老廃物、有害物)で汚れているからである。

◇ ◇ ◇

自然界では、死骸やごみなどは、微生物が分解してくれるため、ドブ川や生ごみなどが多くあるところには、微生物がウヨウヨしている。

澄んだ上流の川にはほとんど存在していない。

同じようなことが、人間の体でも起きている。

体内や血液内がきれいで健康ならば、細菌やウィルスに遭遇しても、それで炎症作用が引き起こされることはない。

むしろ、「細菌やウィルスの力を借りて、血液内を浄化しようと体がお掃除大作戦」を決行している状態と言える。

発熱などしなくても、免疫細胞は常に体の中で、異物やがん細胞などを「貪食」している。

でも、食べ過ぎなどの状態が続いたり、不摂生が続いていると、それだけではまかないきれない。そこで、微生物の力を借りて、たまに「大掃除」をする。

◇ ◇ ◇

せっかく免疫細胞が微生物の力を借りて、体の浄化を行っているのだから、それを解熱させたり、咳や鼻水止めの薬なんて飲んだらせっかくの苦労が台無しである。

ここはひとつ、ゆっくり待つしかない

早くこの炎症から逃れたいならば、体の中のゴミだめ状態を改めるしかない。

それには、体に有害な食べ物を食べない、そもそも食べ過ぎで未消化状態を作らない、など「血液を汚す」ことを避けていくしかない。

それができないならば、年に何度か風邪をひくくらいは、甘んじて受け入れた方がよいと私は思う。

しょっちゅう風邪をひく人は大病しない。

と昔から言われる。風邪1つひいたことがない、というお年寄りに限って、脳卒中や心筋梗塞などの大病をしたりする。

◇ ◇ ◇

そんなわけで、娘が熱を出しても、家でゆっくり療養する。というのが、私の母親としての基本姿勢である。

一応補足しておきますが、看護師・助産師なので、危険な状態になるほど放っておく、ということはありません。

呼吸状態、全身状態は把握した上で、余計な薬は使わない。

そして、熱を出すたびに、ゆっくり時間をかけて、子どもが免疫機能を強くしていくように、見守っていきたいと思っています。

大切なのは、症状を早くなくすことではありません。

✔体の中の老廃物を排出して、より健康になること。

✔免疫機能を高めること

そのためには、自然に出た熱は下げない、自然に出ている咳や鼻水は止めない。

毎回、毎回の子どもの症状とゆっくり向き合うことが大切です。

子どもは手間暇かかるものです。「薬に頼らず、待つ姿勢が大切」です。




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