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「なんで?」への答え。 前編
担当2回めにして早速日付をまたいでしまいました。冒頭から謝罪いたします。中窪です。
今回のテーマが、こちら。
「なんで楢葉町に来てるの?」
この質問に一言で答えるなら、女将がいたから、に尽きると言えます。
でも流石にそれだと説明になっていないので、ちょっとずつお話できたら、と思いますので、本日もお付き合い頂ければ。
「さいしょに来たのは、暇だったから。」
「復興支援とか、ボランティアみたいな?」
「休学して福島にいる」というと、10人のうち7人くらいから(肌感覚)こういった質問が返ってきますが、答えははっきりと、"NO"です。
1ミリも志高くこの地域に入ってきたわけじゃない自分にちょこっと肩身の狭い思いを感じたりするんですが、でも本当に違うから仕方ないですね。
最初に来たきっかけも、当時の結のはじまりが
「随時、住み込みアルバイト募集中。3日以上1週間以内で働いてくれれば、宿泊代は2000円でOK。」
という求人(?)を出していたからで。
そうして大学入学して初の夏休みにアルバイトに来て以来、ちょこちょこと暇を見つけては働きに来る中で湧いたのは二つの「興味深さ」でした。
長くなってしまったので、二つ目は明日の後編に回すことにして、今日は1つ目だけお話させてください。
【一つ目】 その頑固さは、わたしが欲しかったもの。
まず、ひとつめ。
古谷かおりさんという存在。
初めて楢葉町に来た2年前の夏、「女将」っていうから、どんなに厳しい人かと常磐線に揺られながら少々ビクついておりました。
(今思えば、この女将という存在への変なイメージは、幼い頃夢中になって読んだ『若おかみは小学生!』の影響ですね。。。)
ところがどっこい、木戸駅(*)に迎えに来てくれた女性が、とっても柔らかな印象の、めっちゃ優しそうな人。
「移住して、縁のない土地で自分でお店を開いている女性」と聞いて勝手に描いていたイメージが、本当に勝手なものでしか無いことを知った驚きは、今でも忘れることが出来ません。
それから何度もお会いする中で、段々と女将を知っていくようになると、ずっと変わらぬ「優しい人」という第一印象と並んで、「とても頑固な人」という言葉が強く浮かぶようになりました。
もちろん、良い意味で、です。
大学に入ってからというもの、ふわっとぬるっと生活していた自分にとっては、その頑固さは新鮮なものであり、羨ましいものでもあり。
ここまでの頑固さは、一体どこから来るんだろう?
という興味は、一緒に働けば働くほど興味深く、現在進行系でわたしの密やかな研究対象となっています。(バラしちゃった。。。。)
一体どんな瞬間に「頑固だ」と感じるのか、それは今後の記録の中で小出しにしていきたいと思います。笑
色々書き足りないですが、今日はここまでで。
読んでくださった方々、ありがとうございました。
(*)木戸駅…結のはじまりの最寄り駅。JR常磐線。
【今日のいちまい】
クリスマス当日の午前中は、町のお菓子屋さん「Liebe」でお手伝いをしたら自分用のケーキを作らせていただいちゃいました。
クリーム塗るのって、難しいけど楽しいですね。
浜通りの魚をいただきます