「地域の食」への思い込みに切り込む。
こんばんは!
せっかくの休日をひたすら寝て過ごしてしまったことに罪悪感をちょっと覚えています。中窪です。
本日・明日のテーマは、「地域の食文化」について。
今わたしが担当させてい頂いている、新しいプロジェクトのお話の前に、"そもそも、「結のはじまりと食」についてどう考えているのか?"ということをお伝えできたらと思っています。
もしよければスクロールしていってくださいませ。
「地域の食」から連想するもの。
"えーー、郷土料理的なの、この町にはあんましないのか。。。。ちょっと残念。。。"
我ながら本当にひどいとは思うんですが、いちばん初めに楢葉町に来たときの、「この町の食」に関しての正直なわたしの心の中の感想がこれでした。
何度か足を運ぶ中で、マミーすいとんという郷土料理がちゃんとあることを
後に知って反省したのですが、それでも当時の自分の中でどこか残念に思ってしまっている、身勝手な感情が残っていたことは否定できません。
この身勝手な感情の源泉について考えてみると、当時の安直な私の中には「東京以外の場所に行けば "The 郷土料理" がどこにでもあるんだろう」という思い込みがあったことに次第に気がつきます。
きっと、わたしが知らないだけで東京都内にだって郷土料理はある。
いや、それ以前にそもそもわたしが勝手に求めていた、"The 郷土料理"というあまりに漠然とした概念は一体なんだろう?と考えるようになりました。
「なんとなく」で求めていたもの。
郷土料理ってじゃあ何なん、と思ったとき、意外とよくわかっていない自分に気がついたので、とりあえず検索をかけてみることにしました。
Wikipediaって便利ですね。調べた時、素直になるほどー!!ってなりましたもん。
というわけで、これをもとに整理してみると、
■「郷土料理」≒「ご当地グルメ」として無意識のうちに認識していたこと
■「その土地の文化を引き継いだ料理って良いよね」みたいに言いつつも、実際はなんとなくの地域限定感をただ消費したかっただけに近かったということ
■そもそも、「地域の食文化」=「郷土料理」と思い込んでいたこと
当時のわたしの「その土地の食」への認識に、こんなにも多くの"勘違い"があったことがわかります。
郷土料理も、ご当地グルメも、前者二つ以外も、その土地で人々にされている食事のあり方の、そのすべてが「その土地の食文化」であって、その中に勝手に優劣をつけられるものではないという、よく考えるとごく当然のことを、わたしはわかっていなかったのです。。。情けないです。
地域の食文化を再考する。
思い込みで身勝手な感情を抱いてしまっていたことへの深い反省の後、改めて「地域の食文化」とは何かについて考えてみると、そこには「郷土料理」や「ご当地グルメ」とはまた異なる部分に興味が湧くようになっていきました。
正確には、異なる、というよりも言葉の定義の問題になってくるのかもしれませんが…なんて書いていたら、文章量が結構なボリュームになってきてしまいました。
なので、この「郷土料理」でも「ご当地グルメ」でもない「地域の食文化」についてのお話はまた明日の記事に回したいと思います。
本日も、ここまで読んでくださってありがとうございました。
皆様も、お体にお気をつけてお過ごしください。
【本日のいちまい】
秋頃に町内で撮った柿です。
見た目がこの色だったら全部甘いもんだと思ってたんですが、渋柿との違いってそうじゃないんですね。
浜通りの魚をいただきます