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自分の文章を買ってくれる人がいる喜び【文学フリマ体験記】

オリジナル作品を制作して文学フリマに出品しました。自分の書いた文章が、目の前で購入されて行く様子に、不思議な感動を覚えました。

文学フリマとは?自主制作の書籍を売れる場所

文学フリマ東京38

文学フリマとは、文学作品を中心とした即売会です。プロ・アマ問わず自分の作品を出展できて、読者と直接交流することができるイベントです。

ジャンルも漫画から文学までいろいろで、今回私は「映画評論」のカテゴリーで出店しました。

店舗名は「映画と海外ドラマと女性たち」!

海外ドラマ&映画ライターとして活動していますので、自分のスキを詰め込んだZINEを作成したいとずっと考えていました。
今回の文学フリマ東京38のために、新作のZINEを作ったのですが、ZINE制作は3冊目になります。

ZINEの制作過程は、こちらのnoteで⇩

当日は、12時の開始直後から「これください」というお客様が現れてびっくり!
私は見本誌を置きに別の場所に行っていたので、助っ人が対応してくれました。
多分事前にTwitterか文学フリマのカタログでcheckしてくださっていて、オープンと同時にブースに来てくださったのだと思います。
対応したかったです。
お客様第一号の方、ありがとうございました!

2回目にしてお客様のありがたみを心底実感する

新作のZINE「海外ドラマ時代を彩る5人のヒロイン」

文学フリマ東京に参加するのは今回で2回目。
初回のときは、もう何がなんだかわからず必死だったので、周囲やお客様を見る余裕もありませんでした。

今回は、2回目ということで、どんなお客様が来てくださるのか、男女の比率は?などをcheckすることにしました。

商品はこの2冊。
①新作のZINE「海外ドラマ 時代を彩る5人のヒロイン

②昨年の4月に発売したZINE「映画と7人の女たち

両方とも好調な売れ行きで、2冊同時に購入してくださる方も多かったです。
男女比は、ほぼ半々。
年代は、20代から60代までといった感じでした。

感じたのは、お客様の目的の種類がちがうということです。

このような目的のお客様が購入してくださいました。

・事前に調べてブースに来店してくださり購入する方
・「友人に頼まれた」といって購入された方
・たまたま店の前を通りかかり、「気になったので」と購入する方
・私が話しかけたので、購入する気になってくださった方
・知り合い
・無料のキャラ診断チャートが気になり、戻ってくれた人
・やっぱり気になって・・・と、一回りしたあとに、戻ってくれた人

とにかく、ありがたいの一言です!
購入してくださったみなさま、ありがとうございました。

海外ドラマファンはまだまだいる!交流できる喜び

今回配ったチャート診断

今回、ブースのZINEを手に取ってくださった方には、全員話しかけました。
というのも、海外ドラマの話をしたかったからです。

映画評論のカテゴリーなので、海外ドラマのZINEが売れるのか心配でしたが、「表紙が気になった」と言って手に取ってくださる方が多く、とてもありがたみを感じました。

「海外ドラマお好きですか?」と話しかけて、どんなドラマが好きかお聞きしました。

今回のZINEで取り上げた「大草原の小さな家」、「ビバリーヒルズ高校白書」や、「アリー・マイラブ」「Xファイル」など、地上波放送していた頃のドラマが好きという人が圧倒的に多い!

やはり、テレビで放送すると見る人がより多くなるんですね。
現在では、配信が中心となり、欧米ドラマのテレビ放送がほぼなくなってしまったのが残念です。
NHKさんの日曜の夜枠だけは、続いてほしい・・・

生みの苦しみを体験して制作したオリジナル作品が売れる喜び

第一展示場L-43のブース

自分の書いた文章が売れるのって不思議な気持ちです。

ライターとして企業ブログやインタビュー記事、プレスリリースを執筆する仕事もしており、普段はご依頼をいただき、文章を書いて代金をいただいています。でも、クライアントワークとオリジナル作品を販売して購入していただくのでは、「売る」という感覚が少し違う気がしました。

クライアントワークは、クライアントの要望に応える記事を制作します。
ライターとしての技術・施策を形にしてご希望に沿うコンテンツを作れるように誠心誠意取り組みます。
プロとしての技術を販売しているイメージです。

ですが、オリジナル作品は、ゼロから自分の思いを込めて作り上げます。要は、自分の愛や想いがつまっています。私自身の分身のような感覚です。

自分の分身が、売れていくのが不思議でした。

冷静に振り返ると、これってすごいことですよね!

ゼロから企画して作り上げるのは楽しいのですが、ラクではありません。
生みの苦しみも体験しました。

ZINE制作も、紙面構成などは、まだプロフェショナルとはいえません。
その代わり、モーレツな愛がつまっています。

その愛を、「いいね」と感じて購入してくださったんだと思うのです。

いま、涙が出るほどありがたみを感じています。

わたしの映画や海外ドラマに対する愛が売れました。

こんなに嬉しいことはありません。
ありがとうございました。

次回は、12月1日(日)の文学フリマ東京39に参加します。
紙面づくりの技術も向上させて、さらに愛を詰め込みます。
また、ぜひお話ししましょう!

※実は、星影村という絵本も出品したのですが、カテゴリーが違うせいなのか1冊も売れませんでした。
いつか絵本のブースも出店したい・・・

自分の映画ノートも展示しました。大好評でした!

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