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好きnote 31 「omoide in my head」

気づいたらめちゃくちゃ更新してなかった。

何というか好きなものを書きたい気持ちが湧き上がらずに、なかなか書けなかった。同じように繰り返す毎日。感動することがない。楽しみがなくなってきて、食べることだけが楽しみみたくなってきてるけど、食べるメニューを考えることも面倒くさくなってきた。

特別やりたいことも思い浮かび上がらず、今の収入内で必要なものの順位を決めて、自分の楽しみはおざなりになり、気軽に快楽を得られるスマホやネットに逃げる。私はこんな風に朽ちるように歳をとるんだろうか…。そんな風に虚しくなってきた時にたまたま思い出したように観たナンバーガールの動画に胸が踊った。

解散して20年くらい経つ。正確に言うと19年か。色褪せないナンバーガールの音。自分の中の20年前の頃が蘇って、私の脳内がomoide in my headになって、この動画を聴きながら、踊りながら夕食の食器を洗った。こんなことしたのいつ振りだろう。


ナンバーガールの解散ツアー、京都大学西部講堂のライブ、チケット無いけど会社を早退して行った。西部講堂前にはやはりチケットを取れなかった人たちがたむろしていて、砂利道の広場には一斗缶の焚き火があった。入れない人たちの為に外にスクリーンがあって、我々は焚き火に当たりながらスクリーンを見ていた。

そんな中、向井秀徳がMCの途中にトイレに行きたいと言い出し、西部講堂を出て、外にある京大クラブハウスのトイレに行った。向井が手を挙げながらトイレに走って行った。何かその光景を思い出した。


20代の頃、私はコンプレックスや嫉妬にまみれてぐちゃぐちゃだった。めちゃくちゃ嫌な奴だったと思う。頭でばっかり考えて偉そうなことを言う癖に、口ばっかりで何かに挑戦してもすぐに挫折する。漫画になりそうなくらい嫌な奴だった。


恋もした。片想いだけど。自分ではダメだろうなと思ってたけど、何か様子おかしい時に励ましたくて、笑って欲しくてコラムを書いてメールで送り続けた。返信無くても楽しくてメルマガにもしてみた。そしたらその人が彼女にも見せてて面白がってくれてる。彼女は天然な人でこんなエピソードあるから書いて欲しいと言われ、私のコンプレックスと嫉妬心が爆発して、もうめちゃくちゃになって、めちゃくちゃひどい文章を書いてやめて、何か病んだ。


自分の感情の激しさが辛くて何も感じなくなりたいと願ったことも多かった。自分が本当に思ってることは言えずに、行動もせずに、歪みまくっていたドロドロな20代。


だけどこの曲を聴いていたら、その頃こそ青春だったんだと、何か思い知った。青春ってキラキラしてて、好きな子が居てドキドキしたり甘酸っぱいことがあったり、ワクワクするような楽しい感じを想像してたけど、私はそんな青春じゃなくて、何か鬱蒼としてドロドロした自分と戦うような、嫌なことはぜんぶ人のせいにして、嫌な自分から逃げて、音楽の世界に逃避するようなどうしようもないあの頃が、まさに青春だったんだなぁって思った。


音楽ってやっぱりすごいな。


好きnoteのタイトル、ナンバーガールにするか迷ったけど、私がナンバーガールを挙げるのはおこがましい気がしてomoide in my headにした。


繰り返す諸行無常

甦る性的衝動


性的衝動では無いけど、omoide in my headを聴いてたら、いろんな感情と言葉が溢れて止まらなくなって書いてしまった。風呂上がりのタオル姿のまま、コレを書いてる。


こういう衝動に駆られる瞬間が、何か生きてるって気がする。久々にソレを感じられて嬉しい。


最後に私が1番好きなomoide in my headを。

書き直しせずに、衝動のまま一発書きで投稿しよう。

ナンバーガールに捧ぐ。


サポートほしいです!  よろしくお願いします! お金をもらう為に書いている訳じゃないし、私の好きや感動に忠実に文章を書いていますが、やっぱりサポートしてもらえると嬉しいし、文章を書く励みになります。 もっと喜んで文章や歌にエネルギーを注いでいけますように。