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3つの質問の本当の意味が泣ける

こちらは中学校に特別講演した時の文言を記事にしています。
YouTubeで動画も公開していますのでそちらからご覧になることをお勧めします。



皆さんこんにちは。
早速ですが今日の授業はこちら
「商工会議所とは?青年部とは?いま中津市ってどうなの?」
というお話をします。

最初にこのテーマで話を考え出したら結構難しくて、
「中学校ってなんですか?何をするんですか?」って聞かれても
「勉強するところです」くらいしか答えようがなかったりすると思うんです。

でもそれじゃぁ
「なんで勉強するんですか?」
「高校と何が違うんですか?」
「勉強だけするんですか?」

など色々質問されたら「ん?」でしょ?
そんなメチャクチャ伝えるのが難しい話をわかりやすく説明するのが私、中津商工会議所青年部の野田です。
今日はよろしくお願いします。


まずは授業に入る前に少しね、
今から皆さんに質問します。その質問に対して「はい」の人は手を挙げてください。
正直に答えてくださいね。
質問全部で3つです。どれか一つだけ絶対に手を挙げて下さい。ただし、1回挙げた人はもう挙げられません。

質問1 
「今日のこの授業メチャメチャ楽しみで夜も眠れなかった人」
質問2
「逆に今日のこの授業マジめんどくさい、休みたいわぁち思っていた人」
質問3
「僕の事が大好きな人」

ありがとう。もう今日は満足しました。まさかこんなに中学生に人気だとは思っていませんでした。
本当は僕のどこが好きかみんなに聞きたいけど時間もないのでやめときましょう。
この授業が終わったらアンケートがあったら、僕のどこが好きか書いといてくれても大丈夫です。
今すぐ言いたい人は僕、SNSしているんでフォローと登録おねがいしますね
探してみてください。

なんでこんな質問したかというと
正直ね。僕が中学生の時だったらめんどくさいなぁ。面白くないんだろうなぁと思っていたかもしれません。

けどみんな来てくれています。

僕たち青年部のメンバーもね。普段、真面目に会議していますけどね、やっぱりふざけちゃうときだってあるわけです。
しかも僕たちも講演会を聞きにいって寝てしまう人だっているわけですよ。
だって聞いているだけで退屈だもん。

どんな人の話が聞きたいかなぁって考えたら、好きな人の話聞きたいでしょ?
みんな僕の事が大好きみたいなので聞いてくれそうで安心しました。
こんな感じで今日は進めていくので面白い時は笑って、真面目な時は真面目に聞いて、まぁリラックスしていきましょう。


よし、じゃぁ本題に入りましょうか?

まずは「商工会議所とは?」ですね。

パパっといっちゃいますね。

「商工会議所とは地域の経済を活性化したり、地域企業を守ってくれたり、成長させてくれたり、そんな団体です」って言われてもいまいちピンとこないと思うんです。

「商工会議所青年部は地域活性化のイベントをしたり、自分たちの会社が成長できるように勉強したりしている団体です」

「なんですか?」ですね。

大丈夫です。

とりあえず、中津市の為や、みんなが住みやすい街にするために頑張ってくれている人たちがいるんだくらいで認識してもらえたらオッケーです。

はい。そういえば聞いていなかったけど、商工会議所・または商工会議所青年部という団体がなんとなくどんな活動をしているのか知っている人いますか?

ちなみに商工会議所って全国に515個あるんだけど、東京商工会議所を作ったのが「渋沢栄一」今度1万円札になる人です。
商工会議所という大きな団体の中に色々な委員会や部会が存在して、その中の1つに私たちが所属する青年部が存在するわけですが、
学校と同じと考えてください。
中津中学校という大きな団体の中に先生などの教員がいて、色々な部活があったり委員会が存在する。
商工会議所という大きな団体の中に会議所の職員がいて、部会や委員会があってその中の1つが青年部です。

どんな人たちが入っているのか?

会社の経営者や代表者が入会しています。
職種でいうと、飲食業、美容業、金融業とか、様々です。
どうやったら入れるのかというと
まずは商工会議所の会員になります。そこで会員になれると青年部という委員会にも入れるようになります。
まぁちょっと紙に記入してお金を払ったら入会できます。

そうなんです。
実は僕たちお金を払って青年部に入会しているんです。
商工会議所で働いている人は給料がもらえるんだけど、僕たちは商工会議所で働いているわけではないので地域活性のイベントなどの活動をしたからといって商工会議所や青年部から給料がもらえるわけではありません。

そして

商工会議所青年部が普段どんな事をしているのか

と言うと、とにかく会議をメチャメチャします。
どんな会議をするのかはあとで話しますが、毎週のように会議があります。
そしてその会議が始まるとちょっと見てもらいたいんですけど

「綱領・指針」という謎の言葉を全員で唱えます。

もう言葉も難しいし、恥ずかしいし、ほんとわけわからなかったんです。

資料は用意してないけどさらに「商工会議所青年部の歌」という謎の歌も歌います。

「はい。朝のHRしまぁす。全員で校歌斉唱」
歌わないでしょう。

僕も入会して始めて聞いた時は、メチャクチャ変な団体に入ってしまったと思いましたし、何をしている団体かもずっとわかりませんでした。

馬鹿にしているんじゃないよ。あくまでも入会してすぐはそう思ったって話。

ただね。実はメチャクチャ良い事書いているんです。
綱領を簡単に説明すると
地域の発展の為に頑張っている、商工会議所の一員として
また、未来(これからの中津だよね)を作るのは僕たちだと自覚し
素晴らしい街づくりをします

これが僕たち団体の一番大きな目的になります。

それを達成するために「指針」があって
「地域を支える青年経済人として 先導者たる気概で研鑽に努めよう」
これは、頑張って勉強しなさいってこと。
「国際社会の一員であるべき 国際人としての教養を高めよう」
これは、知識や理解力を高めろってこと。
「豊かな郷土を築くために 創意と工夫 勇気と情熱を傾けよう」
これは、なんでも一生懸命がんばれってこと
「文化を伝承しつつ 新しい文化の創造に向かって歩を進めよう」
これは、過去も大事にしながら未来にすすめってこと
「行動こそ時代を先駆けるべき青年の責務と信じ 力を合わせ 国の礎となろう」
これは、行動することが大切ってことです。

要するに、中津市の街づくりをするために
「勉強して、知識や理解力を高めて、一生懸命未来にすすむ行動をしなさい」という事です。
僕はいま38歳なんですけど、いまだに勉強しています。
勉強って義務教育の小学校、中学校、そして高校、大学を卒業したらしなくていいと思っていたんですけど、
学校を卒業しても勉強って大切だという事を学びました。
しかも、学校の勉強とは違って自分から聞いたり、調べたり、行動しないと勉強ができないんです。今日のこの授業の為に勉強もしました。
こういう資料を作る勉強、人前でしゃべる勉強、まだまだ勉強中だけど勉強していなかったらここにいないかもしれない。
勉強していなかったら、学校で話すなんて経験できないだよ。先生だってそうだと思います。
頑張って勉強して先生になったからみんなに授業を教えることができています。
勉強できなかったら先生になれない。
勉強頑張ったら、それぐらい人生の選択肢が増えるってことです。
高校でも同じでしょ。テスト全部100点だったらどこの高校でも選べるんだよ。
けどテストの点数が下がれば下がるほど、選べる高校が少なくなっちゃう。

ちょっと話がそれたんで戻しますけど、

いま僕たち商工会議所青年部の目的とその目的を達成するためにどんな行動をするのかを話したんですがちょっと難しくなっちゃったかもしれません。
けど、大丈夫
さっき言ったように、中津市の為や、みんなが住みやすい街にするために頑張ってくれている人たちがいるんだくらいで認識してもらえたらオッケーです。

ただね。ここだけは覚えていてほしいし、理解してほしいんだけど、
僕たち青年部はね。

「将来の中津市の事をメチャクチャ考えています。もしかしたら将来、この中の何人かは中津を出て違う街にいっちゃうかもしれない、
でもそんな人たちが一度中津を離れたときに中津っていい所だったなとか、帰りたいなって思える街にしたいと考えて、本当に色々な活動をしています」
そんな街づくりを実現するために、「勉強して、知識や理解力を高めて、一生懸命未来にすすむ行動」をとっているんです。
さっきも言いましたが、今日の授業もその1つです。

僕の仕事は飲食店経営です。商工会議所や青年部から給料がもらえたりするわけでもないし、飲食店経営と今日の授業は全く関係がないです。けど今ここでお話をしています。

なぜか。

それはもちろん自分自身がこんな中津になってほしいとかもあるんですけど、それよりも皆さんが中津市の事を考えてどんな中津市になってほしいとか考えてくれることが大事だと思っているからです。
ここにいる全員に理解はしてもらえないかもしれないけど、1人でも多くの人が考えてくれるようになってくれたり、色々調べて中津を好きになってくれたら今日の授業は成功だと思います。
そのために僕たち商工会議所青年部が存在するんです。
そして、実際に青年部がどんな活動をしているのかというと


商工会議所の存在目的は地域経済の発展だけどそのやり方も色々あって、皆が集まれるイベントを考えたりもするし、中津市の清掃活動とかもしたり、中津市の歴史なんかも勉強したりもします。

とまぁざっくり説明したけどやっぱりよくわからんでしょ?

良いんです。

最初のほうで言ったように、「中津市の為だったり、みんなが住みやすい街にするために頑張ってくれている人たちがいるんだ」くらいで認識してもらえたら十分です。

ただね。ここだけは覚えていてほしいし、理解してほしいんだけど、
僕たち青年部はね。「真剣に中津市の事を考えて、そして、未来のみんなが住みやすいようにとか帰ってきたくなるような街にしたいと考えて、本当に色々な活動をしています」
その為に、「指針」でもあるように、「勉強して、知識や理解力を高めて、一生懸命未来にすすむ行動」をとっているんです。
さっきも言いましたが、今日の授業もその1つです。

僕の仕事は飲食店です。仕事とは全く関係がないです。けど今ここでお話をしています。

なぜか。

それはもちろん自分自身がこんな中津になってほしいとかもあるんですけど、それよりも皆さんが中津市の事を考えてどんな中津市になってほしいとか考えてくれることが大事だと思っているからです。ここにいる全員に理解はしてもらえないかもしれないけど、1人でも考えてくれるようになってくれたら今日の授業は成功だと思います。
そのために僕たち商工会議所青年部が存在するんです。

じゃあここで実際に

僕たち中津商工会議所青年部がどんな事をしているか少し紹介

したいと思います。

分かりやすいので言うと、まずは地域の為に色々なイベントを企画したり、実際にあるイベントのお手伝いに行ったりもしています。

他にも、自分たちの会社だったり、自分達が成長できるような授業を開催して、勉強したりもしています。

それぞれの活動にはそれぞれ活動する理由だったり、目的が存在します。
例えばこれは実際の僕たちが開催しているイベントで「Loveファンタジア中津」って言うんですけど、毎年12月のクリスマス時期に開催するイベントです。始めたきっかけは冬の中津市でのイベントがない。冬に花火を上げたらみんな喜んでくれるんじゃないか等です。

他にも商店街でイベントをして人を集めたり、昨年のコロナ禍にはドライブインシアターと言うのを開催して、どこにも行けない子供たちの為に車の中から映画を見れる企画をしました。
もちろんイベント以外でも活動はしていますが、ここで説明するのもあれですので、「中津商工会議所青年部」で検索してください。
Facebook、Twitter、Instagram、HPも随時更新しています。

そして、こういう活動をするために毎週会議をして、本当に中津市の為になるのかとか、自分たちの為になるのかとかを話し合っているわけです。

はい。ここまで少し真面目と言うか硬い話をしましたので、一回リラックスしましょう。


じゃあまた質問しますね。正直に答えてくださいよ。
最初と同じで三個の質問するんでどれか一つだけ絶対に手を挙げて下さい。1回挙げた人はもう挙げられないからね。

質問1
「今までの授業で青年部についてまぁまぁ理解できた人」
質問2
「逆に今までの授業でちょっと難しくて眠くなっちゃった人」
質問3
「僕の事が大好きな人」


皆さんからみて中津市はどうですか?好きですか?

好きな人手をあげて、嫌いな人は?

食べ物は美味しいし、遊ぶとこもありますよね。
福岡とか東京に比べたらお店が少ないとか思うかもしれませんが、ネットでほとんどのものが買えます。
もっと遊べるところがほしいとかも思うかもしれませんが逆に都会に行けば大貞公園みたいな大きな公園もないし、行っても人が多いし、お金がかかったりもします。
ちょっと前までは老後を地方で過ごしたいって言って移住する人が多かったのに
今では20代30代のほうが地方に移住する人増えているんだよ。
だって生活するうえで不便なこともほとんどないもん。
だからみんな中津の事は自慢して良いと思います。
みんなから見ると普通のことかもしれないけど、都会から見たらうらやましいって思われることがメチャクチャあります
そんな素晴らしい中津市で、僕たちが所属する商工会議所や、青年部、他にも街の為に頑張っている団体って色々あるんですけど、
そんな人たちが「街づくり」をする必要があるのか?ってことです。
やっぱり必要なんですよね。

色々話してきましたが、今の中津市、また商工会議所青年部にもやっぱり課題があります。
大きな課題として3つあります。
その1つが「中津市の人口減少」
2つ目が「地元企業の人材不足」
3つ目が「地元イベントの企画・集客・発信」

これを皆さんに助けてもらいたいと考えています。

まずはですね。地域経済の発展に対して一番の課題でもある

「中津市の人口減少」です。

現在中津市の人口は約83,000人。10年前は約86,000人です。

10年で約3,000人減少したということですね。となると10年後には80,000人をきっちゃいます。
人がいなくなると何が問題だと思いますか??

まずは人口が減るという事で、お店を使う人が減ります。飲食店もそうですし、美容室だって、コンビニだってそうです。それ以外の施設を使う人ももちろん減ります。例えばスポーツジムとかカラオケ、ボーリングとかもそうです。

そんな施設がなくなる可能性が高くなりますね。

そんな施設がなくなるという事はそこに行く交通手段も利用者がいなくなりますよね。

そうです。バスやタクシーなども数が減っちゃうんです。

飲食店も美容室もない。カラオケやボーリングもない。バスもない街に住みたいですか?
住みたくないですよね。だからまた人が減ってしまうんです。
だからさっき10年で約3,000人減少してるといいましたがそれ以上に減る可能性もあるということです。

他にも人口減少に対しては色々問題はあるんですけど、


やっぱり一番はお金の問題ですね。

みんなが買い物すると消費税って払うのはわかりますよね。
それと同じで僕たちが中津市に住んでいると中津市にちょっとずつですが税金を納めます。

どれくらいおさめるでしょう?

だいたいですよ。
年間で1人 平均250,000円納めます。もちろんこれ以上に納めている人もいるし、これより少ない人もいます。
どんな人が納めるかと言うと、中津市に住んでいて働いている人です。
つまり数は少ないかもしれないけど、15歳以上65歳未満の人たちです。

ちなみに中津市にはその15歳以上65歳未満の人が約47,000人います。

市民税 11,000,000,000円 ÷ 47,000人 = 約250,000円
250,000円 × 3,000人 = 750,000,000円のマイナスになる。

この市の税金で学校が綺麗になったり、公園ができたり、道が綺麗だったりするのにそのお金がないとよくもできないし、もしかしたら公園とかも有料ですとかなるかもしれません。

逆に人口が増えるとその反対の事がおこりますよね。
お店のお客さんが増えるから新しいお店もできるかもしれないし、新しい施設もできるかもしれない。

市のお金が増えるから無料で利用できる施設が増えるかもしれないし、バスとかも無料になったりして、学校なんかもっと最先端のなんかすげぇのになるかもしれない。

そうならないために僕たち青年部で色々な活動をしているのですが
例えば、お店が増えると人が増えるのではないかということで、商店街に青年部でお店をだしました。今でも営業しています。
そのお店ができてから商店街で何店舗かお店を出した人がいるので成功とはいえるかもしれませんが
それで人口が増えたかというと統計がとれていないのでわかりません。

だから、人口減少は凄く課題なんです。どうやったら中津市に住む人が増えるのか考えてもらいたい。

つぎが

「中小企業(地元企業)の人材不足」です。


僕みたいな飲食店でもそうですし、美容室でもそう。色々な仕事で人手が足りなくなっています。
なぜ起きるのか。もちろん市の人口減少も原因の1つだとは思います。

他には仕事の数が増えたのも理由であるかもしれません。日本に現在17,000個の仕事があります。無くなる仕事もあるし、新しく出来る仕事もあります。

そんな数ある仕事の中から僕たちの飲食店だったり美容師というが選ばれなくては働く人が減ってしまいます。さらには同じ飲食店でも中津市には約500店舗のお店があります。せっかく飲食店で働きたい人がいたとしても僕のお店で働いてくれなくてはうちは人材不足のままです。

そして人手不足が悪化するとどうなるか?
飲食店で言うと、料理が出てくるのが遅かったりもあるでしょうし、美容室だったらお店に予約もできないかもしれません。

もっと小さいお店だったりすると1人が仕事を休むとお店の営業自体ができないかもしれません。

将来飲食店で働きたい、また自分で飲食店を出したいって思っている人います?
さらには同じ飲食店でも、僕がしている飲食店もあれば、違う人が経営する飲食店もあります。
いま中津市に飲食店が約500件あるんです。その中から選んでもらわないといけないんです。

これに対して僕たちが行った例として
学生に対しての企業説明会というのをしました。
青年部に入会している企業が20社くらいですかね。集まって高校生に対して、どんな会社かとか何をしている会社かとかを説明するイベントをしたんです。
残念ながらそこで就職が決まった人とかはいなかったんですが、そんな事業もやったことがあります。

そんな人材不足・人手不足を解決するにはどうしたらいいのか?考えてみてください。


最後に「イベント問題」です。

これはどういうことかと言うと〇月〇日中津市のどこどこでこんなイベントします。って言っても人が来ないんです。

これは一見問題なさそうなんですけど、やっぱり地域活性とか街づくりがうまくいっている地方ではこの集客などが非常に上手です。

僕たちが何のためにイベントをしているかと言うと、もちろん地元の人たちに楽しんでもらいたいというのも一つの目的なんだけど、もう一つ目的があって、
地元以外の人にも来てもらって、中津を知ってもらったり好きになってもらうことも目的なんです。
なのでこの集客や発信がうまくできないと◉
中津を知ってもらえないし、魅力も伝えられないし、好きになってもらえないんです。
じゃぁ沢山イベントしたらいいじゃん。有名人とか呼んだらいいじゃん。と思うかもしれません。
有名歌手が来るってなったら見に行きたいでしょ。
でもそんなイベントが中津にはないんです。なぜか?
お金がかかるからです。
5年とか10年くらい前に人気だった歌手で最近テレビとかでもでない歌手の方でも
イベントに呼ぼうと思ったら100万とか200万はかかります。
人気のBTSとかだったら5000万~1億円って言われています。
そういう出演料以外でもお金がかかって、
例えば中津市にそういうLIVEイベントしようと思っても、できるような会場はないので、
ダイハツスタジアムに屋外ステージを作ったとしましょう。
球場を借りるお金
ステージを組むお金
音響設備
モニター設備
警備員
チラシ作成
など色々お金がかかるわけです。
さっき紹介した僕たちがしている「Loveファンタジア」も1千万とかかかっちゃうんです。
もちろん僕たちだけでそんなお金は用意できません。
そこでどうするか?みんなから少しづつお金を出してもらうんです。
個人の人にお願いすることもあるし、市などに応援してもらったり、会社などの企業にお願いすることもあります。
企業とかだと宣伝をしてあげたりするんです。
オリンピック見ました?
スタジアムとかで大きな看板が背景にあったりするでしょ。
トヨタとかコカコーラとかあれがまさに広告協賛です。

そうやってイベントが成り立つわけですが、
その企画をしたらその情報を発信して集客をしなければなりません。

中津市や僕たちみたいにイベントしている団体もSNSしているんだよ。

けど皆さん中津のそういう情報ってあまり見たことないでしょ?
SNSで発信している情報が多すぎて、普通に発信していても見てくれないんです。

他の県の人に「中津のイメージは?」って聞いたら、ほぼほぼみんな唐揚げって言います。

「から揚げが美味しいからとか、唐揚げ専門店が沢山あるから中津好きです」とはなりにくいですよね。

どんなイベントをして、どうやったらもっと人が集まってくれて、どうやったら中津を知ってもらえて、好きになってもらえるのか、ぜひ考えてみてください。

今回のお話は以上になりますが

最後にもう一回質問していいですか?

質問1
「今日の授業楽しめて少し理解できた人」
質問2
「逆に今日の授業ちょっと難しかった人」
質問3
「僕の事が大好きな人」

好きな人減っちゃったなぁ・・・
はいおろしてください。

最後のお話です。

今回ですね、僕はこの授業の為に一生懸命資料を作ったり調べたりがんばってきました。

しかし、残念なことに僕の事を好きじゃなくなった人がいました。冗談

けどね。中津のことや、商工会議所のことを理解してくれた人が増えました。僕たちの青年部活動はそういうものなのだと思います。
時には仕事や家族を犠牲にして青年部活動をする場合もあります。
だからもしかしたら僕たちの事をあまり良く思っていない人もいるかもしれません。

でも自分を犠牲にして誰か人の為に何かするって本当に素晴らしいことだと思うんです。

最後の質問で「僕の事が大好きな人」で手を挙げてくれた人もいましたよね。きっと最後の質問もそれだと思っていたのに二つの質問で手を挙げないで最後に手を挙げてくれました。

僕たちはいまそういう人たちと一緒に街づくりをしています。
自分たちのことだったり、中津が好きな人と街づくりをしています。

皆さんも一生懸命なにかを頑張った時、挫折したり、もしかしたら批判されることもあるかもしれない。
けど、その頑張りを見ている人がいて、好きになってくれる人や応援してくれる人も絶対にいます。

今日皆さんにお願いした3つの課題もそうですが、残りの中学校生活、これからの高校生活でもそうです。
一生懸命に取り組んで一生懸命楽しんでみてください。そんな人たちを僕たちは絶対に応援しますし、そんな人たちがいる中津はきっといい街になっていくと思っています。

今日の授業は以上になります。ありがとうございました。


1人で開業して、ずっと独身生活を送ってきたので全て1人でできると思っていました。しかし、従業員、嫁に支えられ、今では子供にも支えられている気がします。1人の力には限りがある。1人でも応援してくれる人がいればずっと頑張れるんだと自覚しました。よかったらサポートしてもらえませんか。