居酒屋をオープンして1ヶ月後の土曜日に店を閉めてやった話
居酒屋に限らず、飲食店の新規開業後はしばらくの間、お客さんが殺到することが予想されます。もちろん事前の広告や店の規模、立地などにもよるが数カ月続く事だってあります。
そんな中、僕はある年の10月に居酒屋をオープンして賑わいを見せている期間中にも関わらず、稼ぎ時の11月の土曜にお店を休業にした。
べつに仕込みが追い付かなかったとか、従業員が足りなかったとか営業に支障をきたす問題があったわけでもないのにです。
これを聞いてどう思いますか??
当然周りにも言われました。
飲食店で土曜を休むなんて
オープンしたばかりなのに
そんなのでやっていけるか
などなど批判されまくりましたね(笑)
予約の電話を断るときにお客さんにも言われたし、隣接する飲食店の方にも言われたし、、、
まぁ正直言うと余計なお世話って思いましたけどね(笑)
まぁ実際土曜日休んだわけですけどどうなったと思いますか??
どうもならないんです。
次の日から通常通り営業してまた賑わいました。
もうかれこれ6年以上前ですね(笑)
1年365日のうち土曜がだいたい52日あってそのうちの1回休むだけでどうなるわけでもないでしょう。
1日土曜閉めて潰れるなんてことがあってもそれが理由じゃないと思います。
要するに何を大切に経営(営業)しているかってことですね。
休んだ理由は従業員の親族の結婚式があったからです。従業員が休んでもお店は回ります。けどスタッフ数人でお祝いにいきました。
自分のお店は人を大切にすると決めていたからです。
従業員もお客さんも関わる業者さんだって大切です。
だから1日休んだ程度で人を大切にできなくなるわけではありません。
売上だけ大切にしていると1日休んだらその分を取り返そうとギスギスしてダメになっていたかもしれませんね。
まぁ売上ももちろん従業員の生活の為に大切ですけど(笑)
飲食店に限らず、何かの事業を経営していくうえで自分が何を大切にするのかはしっかり考えておいた方がよいでしょう。
長く経営すると変わることもあるかもしれませんが
「大切なものを大切にする」
これが簡単そうでなかなかできないのです。
1人で開業して、ずっと独身生活を送ってきたので全て1人でできると思っていました。しかし、従業員、嫁に支えられ、今では子供にも支えられている気がします。1人の力には限りがある。1人でも応援してくれる人がいればずっと頑張れるんだと自覚しました。よかったらサポートしてもらえませんか。