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福岡100×MiLI「いまここ・ふくおかプロジェクト」が日経新聞に掲載されました

11月15日日本経済新聞の夕刊で、このような記事が掲載されました。
記事後半には、福岡100×MiLIの取り組みも紹介されており、8週間プログラムの4回目も終了したところで、進捗報告もかねて、中の人へのインタビュー形式でお届けします。

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「いまここ・ふくおかプロジェクト」の概要を教えてください

「いまここ・ふくおかプロジェクト」は福岡市が2020年3月に募集を開始したmirai@(公民共働事業)テーマ型公募_福岡100行政課題解決事業(福岡100×mirai@)にMiLIが応募し審査の結果、事業提案が採択されたものです。

事業について検討を重ねた2020年3-5月、応募までの2か月弱の期間は、くしくもコロナウイルスの影響が拡大してきた時期でした。日々状況は変化し、募集テーマ「休養・こころの健康づくり」が多くの方に必要とされ、その重要性がより増していた時期でした。

採択にあたり、これまでのMiLIの活動と経験が、ビジネス領域に限らず全市民に必要である、という意義を感じ取っていただいたと実感しています。

以下、福岡市のプレスリリースより目的と事業内容の紹介文を引用します。

人生 100 年時代を見据えた持続可能なまちをつくるプロジェクト『福岡 100』の新たなチャレンジとして,こころの健康を保つセルフケア手法の1つであり,国内外の多くの民間企業で実践されている「マインドフルネス」を用いた,休養・こころの健康づくりに関する取組みを,自治体として全国で初めて実施します。

ストレスを緩和する,うつや不安などを抑える,こころの不調を抑える,などといった,こころの健康の維持に対しその効果が実証されている「マインドフルネス」を実践できるオンラインプログラムを,暮らしを支える「エッセンシャルワーカー」である医療・社会福祉・教育関係を中心とした市内の事業者様向けに提供し支援します。


具体的にプログラム内容や参加者属性を教えてください

プログラムは全てオンラインで実施されています。

2020年9月、福岡市内の事業者様に応募を呼びかけ、事業説明会等を経て38事業者(団体含む)、300名を超える参加者にエントリー頂いています。事業会社従業員、学校関係者、医療関係者、社会福祉従事者の4領域から募集。参加されている方の年齢層は20歳代から60歳代以上まで様々です。

参加いただいている300名を2つのグループに分け、Aグループの方は2020年10月14日、Bグループの方は2021年1月14日スタートで導入研修2時間、その後8回×1時間のセッションを受講いただいています。

全セッション終了後の2021年3月に以下の4つの指標で効果検証を行う予定です。

*ストレス度
*プレゼンティズム
*幸福度
*マインドフルネス度の改善
各参加者に「事前」「中間」「事後」3回、アンケートに回答いただいています。


参加者の初回の様子は?

ほとんどがマインドフルネスの実践経験がないと回答された方で、キーワードも初めて耳にしたかたがほとんどであったようです。テレワークにてzoomを業務で日々活用されている場合もあれば、初めて使用される方もおられ、最初は緊張や戸惑いも感じられていた様子でしたが、回を重ねるにつれ、チャットに書き込まれるコメントを拝見しても積極的に参加されている様子がうかがえます。


4回目の折り返しになり、参加者の様子は?

Aグループでは第1〜4回目まで、毎回熱心にご参加いただいています。参加している受講生では、週3回以上の実践者が50%を超えるようになり、徐々にマインドフルネスの習慣化が図られていることが見受けられます。

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毎週「振り返りジャーナリング」というワークも実践頂いています。セッション終了後からの1週間で感じたことや気づきなどを記録してもらっています。沢山の感想が寄せられていますが、いくつかピックアップしてご紹介します。

・朝の通勤で、毎日行うのが習慣となっています。
・ワークを行うことで、イライラすることが少なくなりました。
・徐々に集中している自分を自覚できるようになってきた。
・昨日のことを振り返ることは、普段しないので、いい練習になったと思う
・嫌なことがあると瞑想したくなりました
・周りの音などに気づいていくと、その環境の中に今いる自分というのを実感して、静かな気持ちになれた。
・見失っていた、本当の自分を取り戻した 身近なひとのたくさんのひとの優しさを受け入れることができます、今なら
・今回ライブ参加が出来ず録画試聴を行ったが、集中ができなかったのでライブ参加に頑張って参加しようと思いました。 毎日の振り返りで、自分が何を考え行動していたのかを振り返る事が出来た
・持病があり仕事中も痛みを感じることが多い。バタバタとしている方が紛れるが、しばしばエンストする。その様子を見て、保健師さんがこの講座を紹介したくれたが、普段の生活の満足度が低く、寝込む分普段の生活にも追われているせいで、ずっと続くのだと思っていたが、イマココに在るという自覚を持つことは、本当の意味で気分が転換されることなのかもしれないと思った

今回は、医療や社会福祉に携わる方(エッセンシャルワーカー)を含めた福岡市内で働いている方々(就労者)を対象に実施するということで、毎週の短時間のプログラムでマインドフルネスを習慣にしてもらうというチャレンジでもあります。

上記感想からは、プログラムにご参加いただき、実践されている方は、マインドフルネスの実践が自分自身や周囲の状況に気づくきっかけ=自己認識力の向上につながっている様子が確認できています。

福岡市民の方々の心の健康に寄与し、ウェルビーイングな働き方、都市づくりに、引き続き、貢献してまいります。

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