マインドフルネスは癒しではない。
マインドフルネスの瞑想や実践は「リラックス」や「心を落ち着かせる」ものではありません。これはいつもお伝えしている通りです。
マインドフルネスは自分を観る実践。
バカで愚かで自己中で頭の悪い自分を直視することも、当然そこに含まれます。これはリラックスや癒しとは対極にある行為です。
そんな自分を直視することで一時的にメンタルが落ちる場合があります。
しかしそれは精神的な成長に必要なプロセスなので、別に問題はありません。囚われなければいいだけです。
囚われないためには心の筋肉を鍛える必要があります。
バカで愚かな自分を直視して、そんな自分を認めることが出来れば、あらゆる心の問題がクリアになります。
なぜなら抱える問題の原因が自分にあることがはっきりするからです。原因がわかれば解決する方法は自然に見え、結果的に心が楽になります。
自分を直視することを恐れて、耳障りの良い言葉で誤魔化すことをしてはいけません。
巷には「あなたはあなたのままでいい」「あなたは悪くない」みたいな耳障りの良い言葉が溢れています。
そのような言葉を用いてあなたを囲い込もうとする輩がたくさんいます。囲い込もうとする理由は「お金の搾取」や「支配欲を満たす」ことです。
当たり障りのないことを言う精神科医やカウンセラーはその筆頭なのです。
耳障りの良い言葉で自分を誤魔化しても現実は何も変わりません。一時の心地良さを味わうだけ。
耳障りの良い言葉には依存性があります。依存してしまうと現実(自分)を直視する力が弱くなり、ますます自分と向き合うことが難しくなります。
それが問題をよりこじらせて、あなたの心を蝕みます。
うつ病を始めとする心の問題が長期化している人は、だいたいこのパターンに陥っています。そこから抜け出すためには、まず自分の状態に気づくこと。
気づいたらマインドフルネスの瞑想や実践を通して、心の筋肉をトレーニングし、囚われない力を徐々に高めることです。
そして自分を直視して向き合う。このプロセスを経て心が強くなり、変わることが出来ます。
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