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なぜ睡眠の質が低下するのか?

「睡眠の質」が低下する理由の一つに「睡眠の質」という言葉に囚われてしまうことが考えられます。

「睡眠の質」に囚われている人は「昨日の睡眠は質が良かったのかな?」「今日は質の良い睡眠を取ることが出来るかな?」と気になって仕方がありません。

これが精神的ストレスとなり、睡眠の質を低下させることになります。精神的ストレスは睡眠の質と大きく関係しているからです。


また「睡眠の質」は日常生活が大きく関係しています。日常生活の中での思考のクセや身体の使い方、「生き方」などが睡眠に影響しているからです。

日常生活が良くなると睡眠の質は意識しなくても自然に良くなります。

日常生活を無視して「睡眠の質を改善する方法」にばかりフォーカスするのは得策なく、対処療法にしかなりません。

対処療法を続けると余計に睡眠の質に囚われて、逆睡眠の質が悪くなることもあります。理由は睡眠の質という言葉にさらに囚われるからです。囚われが強くなるほど精神的ストレスも大きくなります。

対処療法とは、例えば枕を変えるとか寝るときの環境を変えるなどです。

それらが効果がないわけではなく、対処療法が悪いことではありませんが、対処療法ばかりに頼っていると本当の原因が見えなくなり、本当の意味で睡眠の質が改善することはありません。


これは病気や健康のことを考える時もまったく同じです。

健康を維持するために、病気を治すために食事の内容ばかりを意識する人が少なくありませんがこれも対処療法に過ぎません。

食事を改善したところで日常生活や「生き方」を見つめないと根本的に身体が変わることはありません。(一時的に変わることはあるが)

日常生活の中での自分を振り返り、思考や行動を見つめることが全てが好転する第一歩となります。これがマインドフルネスの実践です。

マインドフルネスの瞑想は、それをもう少し丁寧に身体性を持って取り組んでいくのです。


プロフィール
西山 純一 
大阪マインドフルネス研究所
https://www.mindfulness-lab.com/

メンタルトレーナーとして多くのプロアスリートや経営者、アーティスト、医療従事者、教師や心理士、学生やビジネスマンなど幅広い人にマインドフルネスをベースとしたマインドの使い方やメンタルコントロール、食事改善や運動、ダイエットを指導。

指導歴は18年 1000人を優に超える人達に指導してきた。

20代前半でアメリカのパーソナルトレーナー資格を取得して、大手フィットネスクラブや関西のスポーツ強豪大学や高校でスポーツトレーナーとして活動。

同時期に大学で心理学の単位を取り、心理カウンセラーとしての訓練も受ける。専門僧堂や禅寺でも禅や瞑想を学び実践する。

プロアスリートや年商数十億円を超える経営者をクライアントに持ち、うつ病を始めとする精神疾患やガン患者、難病患者のカウンセリングやメンタルケアも行う。

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