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1か月でベストスコアを叩き出したプロゴルファーのメンタルトレーニング

ゴルフはメンタルスポーツ

今日は20代の女子ゴルファーに実施したメンタルトレーニングの内容を紹介します。もちろん個人情報の観点から名前を出すことは出来ません。

聞くところによると近年、メンタルトレーニングに取り組むゴルファーが増えてきているそうです。

私の所にもプロだけでなくアマチュアや学生の選手もメンタルトレーニングを受けにきています。

ゴルフはメンタルスポーツです。

どれだけ技術が高くても身体能力が優れていても、自身のメンタルをコントロール出来なければ望む結果を出すことは出来ません。

具体的にはミスをした後の切り替えや不安、緊張に囚われない心の筋肉、集中力などが必要になってきます。

幸いなことにこれらの能力はメンタルトレーニングに取り組むことで習得可能です。

私の所でメンタルトレーニングに取り組んだゴルファーのほぼ全員が、メンタルトレーニングに取り組む前と比べてパフォーマンスが向上しています。


トレーニング内容

メンタルトレーニング歴 2か月

これはどのアスリートが対象でも必ず行うのですが、まずはウォーミングアップとして全身の筋肉を緩めるワークです。

身体と心は切り離しようがなく身体が固いと心も固くなります。普段から柔らかい身体を作っておくことで、いつでもこの状態に戻れるように脳にインプットしていきます。

身体が柔らかい状態のときは集中力も高い傾向にあります。不安やプレッシャーに囚われにくく、気持ちの切り替えも早いのです。

気持ちが上手く切り替えることが出来ないと身体は確実に固くなります。身体が固くなると可動域や筋肉の使い方に誤差が生じ、スイング時のフォームが乱れます。

それがショットの不正確さを生み、スコアに反映されるのです。


取り組んだ瞑想

ウォーミングアップで身体を緩めた後は

呼吸のマインドフルネス瞑想 3分×3セット
ボディスキャン(シングル)1分×10セット
スイッチ・コンシャスネス瞑想 1分×5セット
ノイズ・メディテーション(シングル)1分×3セット
ノイズ・メディテーション(フル)1分×3セット

ここまで70分ほどかかります。残りの時間は目標設定や考え方の軌道修正などを相談しながら行い終了です。


毎日コツコツ取り組むことが大事

彼女は感性に優れておりメンタルトレーニングのコツを2週間ほどでつかむことが出来ました。アスリートに限らず男性に比べて女性の方が早くコツをつかむ傾向にあります。

そして実施してからわずか1か月でベストスコアを更新してある大会で優勝しました。これには私自身も驚きました。

練習の前後にも毎日コツコツと取り組んだ結果でもあります。

今後も機会があればアスリートのメンタルトレーニングの内容を紹介していこうと思います。


プロフィール
西山 純一 
大阪マインドフルネス研究所
https://www.mindfulness-lab.com/

メンタルトレーナーとして多くのプロアスリートや経営者、アーティスト、医療従事者、教師や心理士、学生やビジネスマンなど幅広い人にマインドフルネスをベースとしたマインドの使い方やメンタルコントロール、食事改善や運動、ダイエットを指導。

指導歴は18年 1000人を優に超える人達に指導してきた。

20代前半でアメリカのパーソナルトレーナー資格を取得して、大手フィットネスクラブや関西のスポーツ強豪大学や高校でスポーツトレーナーとして活動。

同時期に大学で心理学の単位を取り、心理カウンセラーとしての訓練も受ける。専門僧堂や禅寺でも禅や瞑想を学び実践する。

プロアスリートや年商数十億円を超える経営者をクライアントに持ち、うつ病を始めとする精神疾患やガン患者、難病患者のカウンセリングやメンタルケアも行う。


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