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究極の何もしないを味わう

「人間の不幸というものは、みなただ一つのこと、すなわち、部屋の中に静かに休んでいられないことから起こるのだということである」
ブレーズ・パスカル著/前田陽一・由木康訳『パンセ』(中央公論社)

坐禅とは何だろう。何のためにするのだろう……。

無心、悟り、瞑想、心身を整える、自分と向き合うetc、坐禅は、お釈迦様から始まり今日に至るまで様変わりしながら私たちに伝わっているけれど、みなと坐禅は、冒頭の一説を踏まえ「究極の何もしない」をゆるやかに味わう会として生まれました。東京都港区内を中心に、場所を変えながら、だいたい月1回のペース(現在お休み中)で開いていきます。また、ここでは「分け与えること」を大切にしています。だから坐るだけではなく、最後は感じたことをシェアします。

みなと坐禅を案内してくれるのは、曹洞宗僧侶で禅研究者の小杉瑞穂氏(通称こーさん)。こーさんが案内する坐禅は、修行のような厳しいイメージが浮かぶ坐禅ではなく、日常に取り込みやすいおだやかなもの。坐る時間は、修行場のように長時間ではない上に、その時々で変わります。実際の時間と体感の時間が同じときもあれば、違うときもあり、この感覚が味わえるのも醍醐味。

 お越しいただく上で、ゆるく心構えがあるのでご紹介。

・やめたくなったらやめてもよい
・足が痛くなったら組み替えてもよい
・眠たくなったら寝てもよい

みなと坐禅には、正しい・正しくない、熟練・未熟などは存在しないので、初めての方も自由にご参加いただけます。

坐禅ナビゲーター……小杉瑞穂(こーさん)
曹洞宗僧侶、坐禅ナビゲーター、ゆる禅クリエイター
曹洞宗大本山總持寺で修行、副住職などを経て、曹洞宗総合研究センターの主任研究員として就任。「現代における坐禅」を研究しながらも、多くの若手僧侶を育成。現在は、坐禅ナビゲーターとして全国各地を巡り、坐禅の辛い・厳しい・難しいといったイメージを払拭し、やわらかく、おだやかな坐禅をより多くの人に体験してもらうため「ゆる禅」を普及。Clubhouse「ゴキゲンてらす」のモデレーターとしても活躍し、日々話を聴いてもらいたいリスナーが後を絶たない。PodcastやSpotifyでも「ゆる禅」を配信中。

湯たんぽ係……ゆうこ
アート・コミュニケータ、キャンペーナー、ゆる禅ライター&エディター​
ボーダレスに文化・芸術を取り入れ、発信していくアート・コミュニケータ。肌身離さず常に本を持ち歩き、誰もが認める読書家。ゆうこの「ゆ」は温泉の「湯♨️」。温まるだけでなく、あらゆる症状を治癒してくれる温泉のような存在で、みなと坐禅では、浸かりたくなる場をつくり出す母なる存在。東京都美術館 × 東京藝術大学「とびらプロジェクト」のとびラーとして活動経験があり、対話型鑑賞ファシリテーターとしても活躍中。

受付係……MAMI
マネージャー、メディテーター、ゆる禅ライター
このnoteを書いてるひと。
坐禅経験3年目にして坐禅の沼にハマり、自ら坐禅会を立ち上げる。坐禅で体験したことを文字に起こすライターであり、みなと坐禅の“場”を見守るマネージャー。​近頃「ドラゴンボール」の「ホイホイカプセル」を欲しいと思う子供だったこと、「スナフキンになりたい」が口癖だったことに気付き、国内外問わず、旅をしながら生きていくことが、ゆる目標。プライベートでは美術館巡りと神社巡りと読書が好きで、暇ができたら一人遊びをしている。

*お問い合わせ....minatozazen@gmail.com
https://minatozazen.wixsite.com/minatozazen

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