もう疲れてしまったよ なんて言葉を吐いてはまた 誰かに向けるナイフを 自分に向ける毎日だ それは一定の形を保つことをせず 掴もうとすると煙のようにすり抜ける それは…
空が裂けるとき ガムシロップのような平穏が 誰もをそのことに気がつかさせないでしょう 空が裂けるとき 見えない縄で首を括った 犠牲にしてきたものの骨に降られるでしょ…
奪われ続けるのが人生だ 編み上げた仮初の姿 崩れ去るありのままは どこか遠くへ連れ去った 愛を持つことの苦しみが 苛み続ける明晰夢の中 君の後ろ姿を見つけた それすら…
泣くための言葉がこの世に溢れている 生まれること、生きていくこと、死ぬこと 喜ぶこと、悲しむこと、壊れるこかと 人の様の移り変わりは いつも涙と友達ごっこ 僕は何も…
僕が血を流すとき それらはやさしさとして 酷く賛美されました 僕の血が骨髄で作られるたび それらはやさしさになることを 望んでいないのに、僕は 仮面が本当になったと…
僕は自分の惨めさに苦しめられていると思いますが、決してそれが恥ずかしいわけではないのです。だって少なくとも無責任な道徳や倫理より僕はやさしい。 だから君を消して…
体が風船になって 膨らんで 割れそうに 割れ、割れない 割れるのが怖いから ですか? ぱちん 嗚咽、眩暈、呆然 くすりがきれた みたいだね はやくのまなきゃ しにたくなる…
立ち上り薄れゆく 紫煙のように あなたは遠くに いってしまうのですね 距離が遠いことよりも 心が遠い方が苦しいこと 教えてくれたのは あなただったはずなのに ならばせ…
枯れ木の時も暮れたなら 赤い蕾と陽の匂い いくらか早い朝焼けに 胸は凍てつく寒々と 寂れた路地で黄昏て 草葉と遊び灯を点す 踏み潰された道端の 花を見つめて涙する 命…
夜を荒らした影の正体は 君が残した温もりの残滓 明けない夜があるならば それを熱望する愚かな獣 飴色の空が君を連れていく 雨が降れば寒そうに擦り寄る 気怠げにするほ…
名前を呼んでみせて ふわり、と とろけだす香り 絖の肌で応えてみせて 薄氷の笑み 黄昏の雨 世界の色を 全部僕に教えてみせて やわらかな海の中で 囁く声に耳を澄ませて …
ペルソナに塗り固められた鏡 映らない影とふわりと浮く肌 口から漏れ出る真っ赤な嘘は いつのまにか透明になっていた 陽炎のようにゆらめく 花の香り、風の感触、光の眩さ…
駿蛾 皆徒
2024年6月17日 23:58
もう疲れてしまったよなんて言葉を吐いてはまた誰かに向けるナイフを自分に向ける毎日だそれは一定の形を保つことをせず掴もうとすると煙のようにすり抜けるそれはいつも笑っている求め続ける人間を嘲笑っている僕が病気じゃなきゃ嫌いでも美しい思い出までは奪わないで君が僕以外に憎まれたら許せないからどうか幸せに生きていて
2024年6月3日 13:47
空が裂けるときガムシロップのような平穏が誰もをそのことに気がつかさせないでしょう空が裂けるとき見えない縄で首を括った犠牲にしてきたものの骨に降られるでしょう空が裂けるとき星々の輝きと脳の発火それらの区別は役に立たなくなるでしょう空が裂けるとき藻掻き、喘ぎ、苦しみ、その最中最上の美しさをその目に映すでしょう
2024年5月19日 17:59
奪われ続けるのが人生だ編み上げた仮初の姿崩れ去るありのままはどこか遠くへ連れ去った愛を持つことの苦しみが苛み続ける明晰夢の中君の後ろ姿を見つけたそれすらどこか遠くへ消えた神様に縋り続けた背中無意味に道徳を信じた何もしてはくれなかった復讐すらも、もう飽きた何もしてくれなかった世界に美しく儚い花束を
2024年5月4日 05:24
泣くための言葉がこの世に溢れている生まれること、生きていくこと、死ぬこと喜ぶこと、悲しむこと、壊れるこかと人の様の移り変わりはいつも涙と友達ごっこ僕は何も見ません僕は移ろいません僕は変わりません僕はただ無意味な言葉をあげるバッドエンドがお好みなら冷たい水をあげましょう泣くための言葉がこの世に溢れている僕の言葉で泣く奴は全員、嘘吐きです
2024年4月1日 09:23
僕が血を流すときそれらはやさしさとして酷く賛美されました僕の血が骨髄で作られるたびそれらはやさしさになることを望んでいないのに、僕は仮面が本当になったとき僕は傷だらけになってただ、そこに立ち尽くしていました流れる血が尽きるころには少しは身勝手になれる気がして僕は多くの血を流そうとしましたいつかこの青白い身体を見て誰かは僕を蔑むでしょうかやさしさを消費されつくせば塵
2024年3月30日 21:04
僕は自分の惨めさに苦しめられていると思いますが、決してそれが恥ずかしいわけではないのです。だって少なくとも無責任な道徳や倫理より僕はやさしい。だから君を消してあげよう。存在さえなかったように消してあげよう。皆、君のこと覚えてないよ。君が飛び散った後の血痕。蔑む罵声も結構。いつか地獄で結婚しようね。
2024年3月18日 20:50
2024年3月9日 17:16
2024年3月8日 04:39
2024年2月27日 03:43
体が風船になって膨らんで割れそうに割れ、割れない割れるのが怖いからですか?ぱちん嗚咽、眩暈、呆然くすりがきれたみたいだねはやくのまなきゃしにたくなるよ外を走る車の音うるさいねね、ね、音、ね、音、ねねね音音ねねぇうるさいよおまえうわ/ああ/わ/あ/!!聞きたくないよやめろ、黙れ聴きたくない嫌いだおまえなんかそれ、が、愛だと知ってくれだまれうるさ
2024年2月25日 21:59
立ち上り薄れゆく紫煙のようにあなたは遠くにいってしまうのですね距離が遠いことよりも心が遠い方が苦しいこと教えてくれたのはあなただったはずなのにならばせめて笑いましょうあなたなどいなくても平気かのようにそれがあなたに送る最大の復讐であり祝福だから
2024年2月24日 18:58
枯れ木の時も暮れたなら赤い蕾と陽の匂いいくらか早い朝焼けに胸は凍てつく寒々と寂れた路地で黄昏て草葉と遊び灯を点す踏み潰された道端の花を見つめて涙する命は消える軽々と地獄の様と同程度生きていくとは、そんなもの炭酸水の泡のようただ生きるのも不甲斐ない死んでいくのも恥ずかしい救いとやらを求むのも浅い呼吸を、今はただ
2024年2月19日 15:40
2024年2月17日 22:20
夜を荒らした影の正体は君が残した温もりの残滓明けない夜があるならばそれを熱望する愚かな獣飴色の空が君を連れていく雨が降れば寒そうに擦り寄る気怠げにするほど歪む口元まるで悪魔みたいで愛しくて寝顔を見るため吸う酸素朝日と共に響く包丁の音君が残していったのは簡単に消えてしまうもの雪解けにはきっとまだ早いよ僕を嘘つきと呼ばないでどこか遠くへ連れてって
2024年2月16日 15:36
名前を呼んでみせてふわり、ととろけだす香り絖の肌で応えてみせて薄氷の笑み黄昏の雨世界の色を全部僕に教えてみせてやわらかな海の中で囁く声に耳を澄ませて名前を呼んでもっとみせて過去作です。
2024年2月14日 08:39
ペルソナに塗り固められた鏡映らない影とふわりと浮く肌口から漏れ出る真っ赤な嘘はいつのまにか透明になっていた陽炎のようにゆらめく花の香り、風の感触、光の眩さゆらめいては消えていく人の匂い、声の響き、濡羽の髪なんにもないねなんでもなくなってしまったねあんなに僕の心を焼いたのにあんなに僕を見て泣いたのになんにも、ない僕は君が好きでしたそんな気がしていたのなんでも、ない