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三井住友銀行の発行する高金利投資に一般投資家として参加してみる

世界の投資市場では実は日本の会社の社債としての投資商品も結構売られていてもちろん機関投資家だけでなく一般の投資家も投資することができます。日本の大企業の格付けは新興国よりも高い社債も多く、個人的には日本のクラウドクレジット系の投資とかよりも全然安全で利回りも期待できる商品群が販売されていたりする気がします。

今日はそんな中でも個人的にも目をつけてみた社債投資を紹介してみようと思いますがそれは三井住友銀行の社債です。これは日本では一般投資家向けには手が届かない商品になります。

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上記のリストで販売されている三井住友銀行の社債は米国建てで年利で4%の利回り、リスクレーティングはAとなかなか悪くない投資商品ですね。日本で年利で4%のリターンがある投資商品というのはかなり探すのは大変で海外の不動産投資でも近年はなかなか4%に届かないのではないでしょうか。しかも不動産の場合は不動産アパートの管理などかなり面倒な業務がありますが社債への投資であればそのような面倒な業務も皆無です。海外の不動産投資の管理の大変さは経験したことがないとイメージしづらいと思いますがまぁ、まず素人は手を出さないことをお勧めします。

日本では誰もが知る、三井住友銀行への投資で米ドル建てではありますがし年利が4%のリターンというのは何となく日本に住んでいると驚かれるとは思いますが海外の投資市場に参加することができれば誰もが普通に投資することができるのです。これらのミニマムの投資金額はこのリストのものは5万ドル(530万円前後)ですがミニマムの投資金額が1万ドル(106万円前後)ぐらいのものもあり、これぐらいなら普通に働いている人でも少し頑張れば可能な投資金額かなと思います。

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SMBC fainancial 公式サイトより

上記のスキームが参考になります。Bondholdersというのは社債を購入した一般の投資家になります。Interst & Principal ( 金利と元本)を投資家に毎年払うわけですが、三井住友の社債に限りませんが同社は必ず「Trust Deed 」つまり信託証書をBNY MELLON CORPORATE に発行します。これらのTrust deedは通称、Security Instrument などと言いまして、もし債務者(今回でいうと三井住友銀行)が万が一債務を払えない場合に債権者が差し押さえばできるものなどです。Security Instrumentは別に信託証書に限られず、これらは日本人の多くが知っている例でいうといわゆる、不動産担保などもそのひとつかなと。これらは三井住友がもつカバープールとは別物として機能しています。

ちなみにカバープールの解説ですが、銀行などによる資金調達の手法として、「カバード・ボンド(covered bond)」という手法がありいわゆる担保付き債権です。住宅ローン債権や国や自治体向けの債権など安全性の高い債権(カバープールとか言います。cover pool)を担保としているので投資家にとっては債券が保全される可能性が高くなります。海外では広く利用されている資金調達手法だったりします。

上記のカバープールの際の担保ですがこの担保比率、OC ( オーウェンコーニング=財務比率のことです)は最小で25%を予定していますがその時々で変更という感じだそうです。

これらの社債投資に一般投資家として参加するには日本からでは無理で海外の証券会社を経由して投資するのが一般的です。様々なやり方がありますがDMなどで聞いていただいてもかまわないです。


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