うつ病診断をしてもらって今思うこと

先月の今頃、恐ろしい出来事があって発狂、病院、診断、と流れて次の木曜日でひと月経ちます。

薬を処方してもらってずいぶん心は落ち着いたように見えるけれど、結局のところ、私は何を目指して、回復か、進路変更か、考えあぐねています。

会社に雇っていただいている身分です。今は在宅勤務でなんとかかんとかしてますが、いつまでもそうは行かないでしょう。

オフィスに居たくない、喧騒に耐えられない、それが今後治るのか?治す、どうこうの問題なのか?

もはやそれは私の性格であり特徴なのでは。そうしたら今の会社を離れる結論が出てくるのも仕方のないことなのかもしれません。


「ずいぶん落ち着いたように見えるよ?」

と母は言うけれど、落ち着くように見せるのが上手くなっただけで、不安は何も変わっていない。

根本的な不安とは、将来、この先10年の話だから。

みんなが抱えているであろうこの先10年、その先の不安。それが今、分かりやすい病気と言う形で、私の前に立ち塞がっている。

こんな不安を抱えて生きているのか。

耐えられなくなったふとした瞬間の衝動が恐ろしくもあり、身を任せてしまいたい気分でもある。

粛々と引越し準備だけは進めていて、いつになるかはわからないけれど、着実に減っていく自分の荷物が切なくて嬉しい。

身軽は心地よい。

宝物箱に入ったざっくばらんな理由なきガラクタ以外に、必要ないものは何もない。必要あるものだけ最低限。どんどん物が減っていく部屋は、最初から無かった物が消えていくだけのこと。それがやっぱり切なくて嬉しい。

私自身の持ち物なんて数えられるほどしかない。

一番大事なものなんて形のない友人との縁や思い出だし。思い出を象ったガラクタが、宝物箱に入ってる。そういう箱。

この箱と、最低限の衣類があればどうにでもなると思う。

どうにかやっていくしかないのだし。

家族は優しい。お互いに理解し合えないことをしっかり言語化して確認し、今はもう理解し合うことは諦めて、いち他人として尊重し合う生活スタイルに変わっている。

だから急ぐことはないんだ。でも心は焦っている。急いでいる。

ともかくの不安。不安。

どんな娯楽にも、休息にも埋められない不安。

みんなが抱えているであろう不安。

それらと向き合う体力が、私にはないのです。目をそらしたくて、

だからやっぱり今日も眠る。

たくさん眠る。


退勤後、眠って起きて、薬を飲んで今。乾いてるなと感じた心を潤すためには自分の感情を整理するほかないのです。


まだまだ眠るよ。そういう病気だから。そうしたいから。

そうしたいから眠ります。



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