山城の ジオラマ眺め 想像し 天守なくとも 歴史の城と
天守のある城のある城下町がうらやましかった。天守とは石が積み重ねられた上に城壁を主体に作られ何層にも重なった和風建築で、最上部の屋根に鯱と呼ばれるものが二つ並んでいる建物である。住んでいる町にも「城」の名のつく場所はあった。だが小高い山にあったというその城には天守がない。ただ激しく土をえぐるように掘られた場所が、無数に存在するだけなのだ。
そんな城が、全国の城が集まるイベントに出展するという。住んでいる城よりもほかの城が見たかったから参加してみた。見どころは想像以上に豊富である。だがその中でもいちばん気になったのは、いろんな城が同じ比率で天守閣の模型が並んでいるものが特に気になった。天守ひとつをとっても見比べるとこんなに大きさが違う物かと。
だが、驚いたのは、自分の町の城にはジオラマがあった。これまでの調査研究を基に再現したものだという。それを見ると普段は単なる山なのに、実際に戦いが行われたことがわかる。天守なくとも城だとあらためて気づかされた。
山城の ジオラマ眺め 想像し 天守なくも 歴史の城と
(やましろの じおらまながめ そうぞうし てんしゅなくも れきしのしろと)
今日の記事「大阪お城フェスに登場した烏帽子形城」を参考にしました。
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