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境界線の詩


僕と空の間に、境界線として、風が流れている。
僕と君の間に、境界線として、恋がある。
繋ぐものではなくて、
これ以上近づかないために僕は君を好きになった。
肌は、恋の境界線。
君に触れても、この手の感触が
君がここにいるという証明にはならないけれど、
僕の体が温かい限り
それは君がそばにいるっていうなによりの証明になるよ。
この肉体に触れていたくて、君に恋をしたのかもしれない、
太陽に手をかざせば温かい、
ここが僕の居場所なんだ。

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