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「自己概念」の影

キャリアカウンセリングを学び直して、「経験代謝」に興味を持つもなかなか理解ができず、あらためて下記の書籍を読み直し自分なりの解釈を深めるべくnoteに記録を残しています。

『経験代謝のサイクル』は、
「経験の再現」➡「意味の出現」➡「意味の実現」の順番で、
「自己概念の影」とは、上記『意味の出現』の手がかり

『意味の出現』の手がかりとは、、、
・相談者が自分自身を顧みること
・自己の客観視を促すこと

「経験」とは、ある出来事に対して、
・感情をもつこと(この背景に自己概念(見方・捉え方)がある)
・考えをもつこと(この背景に自己概念(見方・捉え方)がある)

「自己概念の影」とは、自己概念が経験に投影した結果生まれた意味、そのようなイメージから「自己概念の影」と名づけました。(中略)それと同時に自己概念が実態であり、それが経験に投影されたもの、経験に映し出された自己概念という意味で「自己概念の影」としました。

「経験代謝」によるキャリアカウンセリング p71

相談者が「経験」を語っているときには、自己概念のそのものを語っているわけではないが、経験の中に自己概念が投影されている。自己概念のそのものを語っていないから、その「経験の投影」は自己概念の影と言える。

例えば、
(相談内容)部下が好きな仕事しかやりたがらなくて、困っている
(経験)新しい企画を任せているが、「やったことないから、わからない」と言ってアイディアを求めようとする。突け放した対応をすることなく、分からない点に絞ってアイディアを伝えるが、まとめた企画をもってきても、「やったことないから、わからない」「これでいいのかも、わからない」の一点張り。だけど、自分が好きな仕事に関しては、率先して動く。好き嫌いがわかりやすいタイプだと思う。

(「自己概念の影」と「自己概念」)←相談者に客観視してもらう
・わからないと言われるのが嫌。(仕事なら責任をもつべき/無責任に感じる)
・言い訳が嫌。(仕事なら責任をもつべき/無責任に感じる)
・好き嫌いで仕事を選んでいる。(協力すべき/努力すべき)

って感じなのかなーーーーー。

『自己概念の影(意味の出現の手がかり)』の形
・その人らしい言葉
・矛盾した言葉
・何度も繰り返される言葉
・信念やモットー
・言っていない言葉(話の流れから触れてもいいのに口にしていない言葉)
・態度
・持ち物
・表情
この「自己概念の影」の感覚を磨くには修練が必要!!!そして、相談者に客観視してもらうのに大切なことは、何だろう・・。続く、、。




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