キャリラボ

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社会人3年目:キャリアパスの壁

社会人3年目になると、キャリアパスの壁に直面しているかもしれません。 この時期は、社会人として基本的な業務スキルを学び、職場のルールや文化に適応するフェーズから、自己のキャリアについて深く考え、将来の方向性を定める段階へと移行していきます。あらためて自分の強みや興味、価値観を再評価し、本当に追求したい仕事や専門分野は何なのかが気になり始めるので、転職がちらついてくるでしょう。 自分が望んだ企業に入社しても、なんとなくご縁で入社したとしても、自分の興味やスキルセットに完全に

    • 社会人2年生の悩み

      社会人2年生のみなさんは、今、どんな気持ちでお仕事に向き合っているでしょうか。新入社員がきた嬉しさはありますか?それとも、去年より周りが自分のことを放置しているような気分になっていたりしますか? 社会人2年生は、職場での自分の位置づけや役割に慣れ始め、初めての責任感やプレッシャーを感じる時期になります。この時期に共通する悩みとしては、独り立ちに対しての自信のなさ、上司や先輩とのコミュニケーション、時間管理などがあげられます。これらの悩みは、社会人になって誰しもが通る通過点。

      • 30代後半キャリアの再評価

        30代後半のキャリア再評価は、個人の成長、市場の変化への適応、そして長期的なキャリアの満足と成功を確保するための重要なステップです。 この年代では、既に一定の経験を積んでいるため、自分自身の強み、弱み、モチベーション、そしてキャリアの優先順位を深く理解することが必要です。効果的な再評価を行うために、以下について考えてみましょう。 経験の振り返り まずは、これまでの成果と経験を振り返りましょう。どの成果が最も誇りに思うものであり、どのスキルが特に強化されたかを振り返ってみ

        • 30代前半のキャリア設計

          30代前半でキャリアプランを立てる際には、自分の強み、弱み、興味、価値観を深く理解することがスタートラインになります。この自己理解は、どの業界や職種が自分に適しているかを判断する基盤となります。 自己理解が不足していると、適切でない職業や業界を選択してしまう可能性がでてきます。これは仕事の満足度の低下を招くだけでなく、転職ジプシー(あ、これって死語?)を引き起こす原因になるかもしれません。 自己理解の欠如は人間関係にも影響を及ぼします。これ30代前半ではなかなか気づきにく

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          50代からのキャリア再設計

          50代のキャリアプランニングは、長年の経験を活かしながら新たなキャリアの可能性を探る絶好の機会です。この時期は、これまでの職歴を基に、自分自身の働き方を見直し、将来に向けての計画を練るべき時でしょう。 まずは、自分の得意なこと、情熱を感じること、これまでのキャリアで培ったスキルや経験を洗い出しですね。今までの経験から専門性を活かしたコンサルタントや、経験を生かしたメンターとして若手の指導を行うことも一つの方法です。 そして、自分の得意についての洗い出し以外に、学び直しの機

          50代からのキャリア再設計

          配属ガチャを考える

          上記の記事にもありますが、最近、「配属ガチャ」という言葉を、私も耳にするようになりました。 配属ガチャを気にしている人は、『ハズレた』という思いが強いんでしょうね。私自身は配属ガチャで嫌な経験もしてきたけれど、人事採用担当者として配属ガチャを決めてきた経験もあります。 その経験で感じたことは、「何が正解かはわからない。」ということ。 自分が望んだ部署に配属になっても、上司や先輩とうまくいかずモチベーションが下がることもあるし、、。自分が想定していない部署に配属になったけ

          配属ガチャを考える

          逆境からの復活:末續選手の奮闘が示すキャリア開発の真髄

          先日、News Zeroで久々に末續選手を見た。 スポーツにそれほど詳しくない私でも、彼の名前は知っているし、活躍も耳にしている。その番組で語られていた話に耳を疑った…。 末續選手は、北京オリンピックで銀メダルを取った後、陸上ができなくなり、立ち上がるまで9年かかったとのことだ。その9年目に日本選手権に出場し、予選最下位の結果の中で、観客からブーイングを受けることなく大きな拍手に包まれることになった。 普通なら、数字を追って結果を出し、数字に追われて精神のバランスを崩し

          逆境からの復活:末續選手の奮闘が示すキャリア開発の真髄

          グリーンブック

          2019年に作品賞、脚本賞、そして助演男優賞を受賞した作品ですよね。 最近、「アカデミー賞受賞作」に興味が出てきまして、今回はおすすめを受けて、グリーンブックを見てみました。 人種差別とか、友情物語とか、の感想が多いのかもしれないけれど、思わずキャリアの視点で感じてしまった私、、、。 ピアニストとして生活している大金持ちの「ドン」 人に仕事を紹介してもらいながら生活している「トニー」 ドンは自分で選んだキャリアを歩んでいるけれど、トニーは賢く世渡り上手ではありながら、自

          グリーンブック

          転職したくなる時

          私が転職した回数は、3回。多いのだろうか?少ないのだろうか? 転職に対して後悔はないけれど、転職をして良かったこともあるけど、転職せずに頑張っていたら、どうなっただろうなーっていう自分もいる。だから肯定も否定もないかなー。 最初の転職は、22歳。初めての就職先で、周りの人も良くしてくれたのに、、入社した翌年の12月に退職して、翌1月に新しいところで働き始めた。 2回目は、26歳。千葉県で働いていたのに、勝手にもう潮時かなーなんて思って退職して、北海道の実家に戻って、やっぱ

          転職したくなる時

          自分を客観視する。

          自分を客観的に見ることは難しいです。なぜなら、我々は自分自身という主観的な視点から世界を見ていて、自己認識には個人的な感情や経験が深く関与しているからです。そのために、客観的な視点で自分自身を見ることは、受け入れがたい感情やバイアスに影響される傾向があります。 ただし自分のことを客観視する意識をもつことで、より冷静で客観的な判断により賢明な意思決定が可能になったり、また自分の行動や反応をよりよく理解(客観視)し、他人の視点や感情に配慮することで、他者とのコミュニケーションや

          自分を客観視する。

          なぜ、質問に答えてくれないの?

          キャリアカウンセリングは、キャリアカウンセリングの資格者が相談を受けるだけでなく、資格がなくても会社の人事の方や役職者、上司が相談を受けることもありますよね。 相談を受ける側は、相手のニーズに応えようと思えば思うほど、『質問力の向上』を心がけますが、質問力を磨いても答えてくれないケースに悩んでいる方も多いように思います。 「なぜ、質問に答えてくれないのでしょう?」 その理由をいくつか考えてみました。 不安や緊張: 相談者が状況に不安を感じたり、質問に答えることで自分自身

          なぜ、質問に答えてくれないの?

          なぜ、相談者の言葉をくりかえす?

          キャリアカウンセリングにおいても、コーチングにおいても相談者の言葉を繰り返すことをスキルとして学びます。。 私はキャリコン学び初めのころ、この繰り返す行為(必要なスキルなのに・・・)が、どうしても慣れなくて、相手を馬鹿にしているような気がして使いこなせていませんでした。 だけど、繰り返しを上手に使っているカウンセラーに出会って、その効果を感じました。私はものすごーく、この繰り返しによって安心感を得ることができたのです。繰り返しにもいろんな表現ありますよね。ちょっとまとめて

          なぜ、相談者の言葉をくりかえす?

          「内省」と「内観」

          キャリアカウンセリングにおいては、「内省を促すアプローチ」とも言われていますが、「内省」と似た言葉に「内観」があります。 似ている言葉だけれど、どんな違いがあるのかまとめてみたいと思います。 キャリアコンサルティングと内省の関係性: 「内省」は、キャリアコンサルティングにおいて、個人の自己の能力、興味、価値観、目標などを探求していくプロセスです。自己をより深く理解し、自分自身の強みや弱み、興味や価値観を明確にすることで、より適切なキャリア選択や職業的な目標設定が可能になる

          「内省」と「内観」

          「経験」に「意味」を語らせる

          キャリアカウンセリングを学び直して、「経験代謝」に興味を持つもなかなか理解ができず、あらためて下記の書籍を読み直し自分なりの解釈を深めるべくnoteに記録を残しています。 https://www.amazon.co.jp/dp/4771029091 「経験」に「意味」を語らせるとは、どういうことなのか、事例を考えながらまとめていこうと思うけど、良い子は真似をしないでください(笑)あくまでも、私自身の解釈を書き連ねています。書きながら、何か新しい気づきを得られることに期待し

          「経験」に「意味」を語らせる

          キャリアカウンセリングは転職相談だけじゃない

          キャリアカウンセリングにはいくつか種類があって、その中でもイメージしやすいのは、職業カウンセリングかもしれない。 「職業カウンセリング」とは、相談者が自分の興味や能力に合った職業を選んで、その職業に就くために必要な情報やスキルを提供することであり、職業に関するリアルな情報を提供して、現実的なキャリアプランニングを支援することなので、大学での就職支援や就職エージェントの支援が、まさにこの内容に該当するんだと思う。 「転職のことを考えていないから、キャリアカウンセリングは必要

          キャリアカウンセリングは転職相談だけじゃない

          「見立て的対話」と「戦略的対話」

          キャリアカウンセリングの学びを進めると、相談者の話を「見立てる」という言葉がでてきます。一方で、コーチングを学んでいく中では「見立てる」に近い言葉として、「戦略」とか「フレームワーク」を使うことが多い。 ちょっと、気になりまとめてみた。 目的: <見立て> 主に「現状や過去の状況」を把握する。相談者のニーズや関心事を理解することが目的。自己認識や自己理解を高めることが重要。 <戦略:>主に「将来の目標」を達成するために、具体的な行動計画や戦略を立案し、実行することが目

          「見立て的対話」と「戦略的対話」