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なぜ、相談者の言葉をくりかえす?

キャリアカウンセリングにおいても、コーチングにおいても相談者の言葉を繰り返すことをスキルとして学びます。。

私はキャリコン学び初めのころ、この繰り返す行為(必要なスキルなのに・・・)が、どうしても慣れなくて、相手を馬鹿にしているような気がして使いこなせていませんでした。

だけど、繰り返しを上手に使っているカウンセラーに出会って、その効果を感じました。私はものすごーく、この繰り返しによって安心感を得ることができたのです。繰り返しにもいろんな表現ありますよね。ちょっとまとめてみました。

  1. 反復 :

    • 目的: 相談者が自己理解を深め、自己成長を促進するために、同じテーマや問題に何度も取り組むこと。

    • 意図: 相談者が自己認識を高め、自身の価値観や目標、強みや弱みなどを理解するために、同じテーマや質問に繰り返し向き合うことが意図されます。このプロセスを通じて、クライアントは新たな洞察を得ることができ、自己成長の機会を増やすことができます。

  2. オウム返し:

    • 目的: 相談者の発言や感情を理解し、相談者の自己探求を支援するために、クライアントの発言を繰り返すこと。

    • 意図: キャリアコンサルタントが相談者の言葉や感情に対して敬意を表し、理解を示すために、クライアントの発言を繰り返すことが意図されます。これにより、クライアントは自分の感情や考えを受け入れられることを感じ、安心感が生まれ、自己探求のプロセスが効果的に進むことが期待されます。

  3. リフレイン (りふれいん / refrain):

    • 目的: クライアントが自己認識を促進し、重要なテーマや情報を強調するために、同じフレーズを繰り返すこと。

    • 意図: キャリアコンサルタントが相談者の注意を特定のテーマや情報に向け、対話の中心的な要素を強調し、クライアントの自己認識を促進するために、同じフレーズを繰り返すことが意図されます。これにより、クライアントは重要なポイントを再確認し、深く掘り下げる機会を得ることができます。

特に、オウム返しやリフレインなど、相談者の発言を繰り返す際は、棒読みにならずに、相談者が話したペースやトーンで繰り返すと、安心感が得られたり重要なポイントを深く再認識することができるでしょう。

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