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グリーンブック

2019年に作品賞、脚本賞、そして助演男優賞を受賞した作品ですよね。
最近、「アカデミー賞受賞作」に興味が出てきまして、今回はおすすめを受けて、グリーンブックを見てみました。

人種差別とか、友情物語とか、の感想が多いのかもしれないけれど、思わずキャリアの視点で感じてしまった私、、、。

ピアニストとして生活している大金持ちの「ドン」
人に仕事を紹介してもらいながら生活している「トニー」

ドンは自分で選んだキャリアを歩んでいるけれど、トニーは賢く世渡り上手ではありながら、自分でキャリアを築くより今を一生懸命に生きていくタイプで仕事も不安定。時代背景がキャリアにも影響しているとは思うけど、現代は「ドン」のような生き方が吹聴されているように思います。

個人的には、どちらがいいとか、悪いとかはなくて、
「ドン&トニー」的なキャリアの考え方があるといいと思ってる。

自分でキャリアを築いていても、景気、企業の動向、時代のニーズなどによって、その築きを手放さなければならない時がくるかもしれない。手放すときはとてもつらくて、過去に浸ってしまうこともあると思う。でも、過去は変えられない。なら、今、何ができるのか?今、集中できることに取り組んで、次の道に出会うべく行動する。そんな力がキャリア開発には必要なんだと思う。

「トニー」に対してうらやましいと感じる部分は、嫌な仕事でも「イヤイヤ」に対して気持ちを切り替えて取り組むこと。どんなボスでも敬おうとすること。そして、今を楽しもうとする前向きさ。

私の中には、「今を楽しもうとする前向きさ」があるものの、嫌な仕事や苦手な仕事に対しては、かなり後ろ向きな傾向がある。それも悪いことではないけれど、自分に制限をかけている、、、とも言える。

二人のキャリアから、「新しいことを受け入れる柔軟さ」と、「とりあえずやってみてから考える気前良さ」を学んだ気がする。



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