28歳女、ファンデーションをやめた。
28歳になった。
アラサーなんて遠い未来だと思っていた。
昔想像していた28歳は、もうお母さんだった。なんなら2人子供がいるくらいの。現実は、全然違うけど。
28歳にもなると、肌も気になる年頃で、お金もそこそこあるもんだから、美容に費やしている友人が結構いる。
エステに通っているなんて話はあんまり聞かないけど、ボーナスでデパコス買いまくったとか、ラ○コムの美容液が、リ○ァの美顔器がどうだとか、そんなことで盛り上がっている光景も珍しくない。
自分は、元々化粧品にあんまりお金をかけるタイプではなくて、デパートの1階は、おばあちゃんの75歳の誕生日に、プレゼントを買ったくらい。
生まれて初めて5000円のアイシャドウを買って、世の中の女子は、こんな高いの買ってんだと、度肝を抜かれた。
26歳で結婚したときに、人生で初めてエステに行った。いわゆるブライダルエステというやつ。
首の後ろが焼けているからホワイトパックしましょうとか、毛穴が少し開いているからイオンなんとかやりましょうとか、言われるがままにオプションが積み重なって、びっくりする金額になった。
飲む美容液みたいなのを勧められて、試飲したらまずかったけど、「結婚式は人生で一回ですから」という魔法の言葉に押されて買った。
エステに行くと、確かにピカピカにはなったけど、心はあんまり満たされなかった。
そんな私だけど、美容に興味がないわけじゃない。むしろ、めちゃくちゃある。
でも、私が目指すのは、そして発信したいのは、化粧品やエステみたいな「外からのケア」ではなくて、「体の内側から湧き出る美」
それは、「バランスの取れた食事と、適度な運動と、規則正しい睡眠」という、遠い昔に学校の教科書で見たような、ありきたりなことをとことん徹底した先にある、揺るがない美しさだ。
体の内側が整えば、肌は綺麗になる。裏を返せば、肌は、マインドとか、内臓の調子とかをうつしだす、内面の鏡だ。
社会人女性たるや化粧をという風潮から、惰性で塗り続けてきたファンデーションも、マスクをつける習慣ができてから、やめた。
美肌に興味を持ったきっかけ
大学生の頃、韓国の大学に交換留学したとき、韓国人の肌の綺麗さに驚いた。
女性は言うまでもなく、男性も、そして何より驚いたのは、ご年配の方々も、老若男女問わず、肌が艶々だった。
1年の留学生活を経て分かった、韓国人の美肌の秘訣は、「食」。
韓国人は、食事を本当に大切にする。対面でも、ムンチャ(メッセージのやり取り)でも、最初に「バpモゴッソ?(ご飯食べた?)」と聞くのが挨拶がわりなほど。
韓国人は、食事をコンビニで済ませることはほとんどない。そして、一人で食べることも珍しかった。
食事は、ご飯とおかずとスープが揃ったもので、そしてそれは、仲間と囲んでするものだった。
韓国に行ったことのある方はご存知だと思うが、韓国の食堂では、メインメニュー(例えばキムチチゲ)を頼むと、ご飯とたくさんの健康的なおかずがついてくる。
お代わりは、もちろん無料。そして何より、安い。
韓国は、野菜の消費量が世界で二番目に多い国だそうだ。発酵食品である国民食キムチは、朝昼晩食べるのが当たり前で、イタリアンに行っても出てきたときには驚いた。
韓国人にとって、食事は何よりも大切なことだった。そして、その結果、肌が綺麗だった。
帰国後も、食事にこだわるようになり、ニキビはもう何年もできていない。人の肌は、食べたものでできていることを実感した経験だった。
ちなみに、「なんで私が食事をしたか聞くんだろう」と戸惑っていた私だけど、韓国人と食を共にした1年後には、私も立派に、「バpモゴッソ?」と聞いていた。
相手が食事を済ませたか確認したくなる、その気持ちがめちゃくちゃわかるようになったから。
体の内側から美しさを磨く意味
私が目指し発信したいのは、外からのケアではなくて、内面のケアだとお伝えした。でもこれは、化粧品やエステを批判するものでも、否定するものでもない。
ただ、一般的に、化粧水や美容液といった外から取り入れるものは、死んだ角質細胞で形成される「角質層」までしか届かない。細胞分裂している肌の奥には到達しない。
角質層はいちばん外側にあって見た目の美しさを左右するから、ここをケアすることで見た目は大分違ってくるのだけど、
角質層はそもそも死んでいて、しばらくすれば垢となって剥がれ落ちることを考えると、食を始め、生活スタイルを見直して、細胞分裂が行われる工場がいいものを生み出すようにしたほうが、コスパはいいんじゃないかなと思う。
これから発信したいこと
日本で美容といえば、女性のものと捉えられがちだけど、肌が綺麗な人は、性別に関係なく魅力的。
内側から整った美しさを追求したいという同志に出会えることを願って、これから少しずつ発信していきたい。(SNSは苦手だけど、文章を書くことは昔から楽しくて好きだったから、noteは心地いい・・)
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