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【食事を整える】韓国人の美肌を支える食文化


自粛期間で、韓国ドラマが空前のブームを巻き起こした。

製作陣の絶妙な罠にハマり、一日に3話、4話・・・と没頭したのは私だけではないはずだ。


愛の不時着のリ・ジョンヒョクは、バリバリ働く現代の女子たちをときめかせる、新しい時代の王子様のようだった。



韓国ドラマを見ていると、美男美女の俳優陣に癒される。


男女問わずメイクもしているだろうし、修正もしているんだろうけど、それでもやっぱり、韓国人の肌はめちゃくちゃ綺麗だ。


ヒョンビンもソン・イェジンも、2人ともアラフォーと言われる年齢なのに、そんなことを微塵も感じさない美肌の持ち主。


脇役の俳優さんたちは、3枚目キャラであっても、肌が綺麗なだけで、雰囲気として整って見える。


韓国では、ドラマの撮影がどんなに長引いても、できる限り、ご飯とおかずとスープの揃った食事を摂ると言われている。

いわゆる「ロケ弁」ではなく。



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韓国には、「医食同源」という言葉があって、人々は、日常の食生活に気を配ることが、 一番の病気予防になるということを知っている。


「食が体を作る」という考えが、韓国人に深く根付いていることが分かる言葉だ。



世界有数の野菜消費大国だけど生野菜は食べない


そんな韓国人たちは、何を食べているのか。


韓国料理と聞いてイメージするものは、

キムチ、スンドゥブチゲ、ビビンバ、タッカルビ…みたいに、基本的に赤いかもしれないけど、それだけじゃない。

サムギョプサル、タッカンマリ、サムゲタンみたいに、全然辛くない食べ物もたくさんある。

これは余談だけど、韓国人でも、辛いものが苦手な人は意外とたくさんいたりする。


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韓国料理は、基本的に加熱されたものが多い。


加熱されていなくても、キムチみたいに発酵しているものだったりして、

「生野菜のサラダ」とかそういうのはあまり馴染みがない。


サムギョプサルとかタッカルビとか、油の多いものはえごまの葉とかサンチュで包んで食べるけど、

それ以外で、生野菜を食べる習慣はないように思う。



そもそも、ヒトは、植物の繊維(細胞壁)をきちんと消化・吸収することができないと言われている。

私たちの内蔵は、草食動物のように、繊維を消化して高いエネルギーを吸収する能力がないから、キノコや野菜(葉物)は、ヒトにとってほぼゼロカロリーなのだ。



加熱して食べると、細胞壁が壊されて栄養をとることができるし、量もたくさん食べれる。

実際、韓国の野菜消費量は世界2位の600gで、日本の倍以上と言われている。


韓国の人々が、このことを意識しているかは置いておいて、結果的に理にかなっているというわけだ。



五味五色、できることからはじめよう


そして、韓国料理で重要視されるのは、「五味五色」のバランス


「青・赤・黄・白・黒」からなる5つの食材を、「甘味・酸味・塩味・苦味・旨味」の5種類の味付けに献立をつくることで、健康的な食生活を送れるとされている。


家でご飯を食べるとき、彩りに少し目を向けて欲しい。

5色に「できるだけ」近づけることを意識する。


例えば、インスタントラーメンを食べるときも、

卵(白・黄)を落として葉物野菜(青)を入れ、いりごま(白)と刻み海苔(黒)を散らすだけで、そのままで食べるよりもずっと栄養価が高い。


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1色増えただけでもいい。

ほんの少しの工夫で、自分にいいものを食べさせてあげることができる。



ちなみに、乾物は日本の誇るスーパーフードで、天日で干すことによって、栄養価がぐんと高まる。


例えば、焼き海苔は、抗酸化作用のあるβカロテンが群を抜いて豊富で、加熱に強いビタミンCや様々なミネラルも含む。

美肌、老化予防、生活習慣病予防など、美容と健康の両方に嬉しい食材だ。

スーパーで売られている刻み海苔は、何にでもさっとかけることができて、簡単に色を増やすことができるから、常備しておくと何かと便利。



手のこんだものを作らなくても、少し工夫することで体に良い食事を摂ることができる。


小さなことから始めてみよう。


細胞が入れ替わる数ヶ月後には、肌が綺麗になることを楽しみに・・・。




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