見出し画像

あなたは騙されてない?真実のうつ病!

うつ病の症状は多岐にわたります。そしてうつ病はこれだけではないのです。精神病症状、いわゆる妄想が症状として現れることがあります。

代表的なものが三種類あり、貧困妄想、罪業妄想、心気妄想と呼ばれるものがあります。

 貧困妄想は実際には経済的問題はないのに「お金がなくて生活できない」と貧しいと思い込む状態です。

 罪業妄想は実際には何の罪はないのに「重大な罪を犯してしまった」と罪を感じてしまします。

そして心気妄想は実際には重大な身体疾患はないのに「不治の病にかかっている、自分は重大な病気になってしまった」と感じます。一般的に思われている妄想とは違ったかもしれません、ほかにも妄想の種類は多くありますが今日は代表的なものだけにします。

 さて、ここまで精神的な症状をお話ししましたが、体にも不調をきたします。ここまで来てまだあるのかと思われるかもしれません。なんどもお話ししていますが、うつ病の症状は多岐にわたります。身体的な症状は頭痛、肩こり、腰痛、動機、めまい、頻尿、下痢、便秘、性欲減衰、悪心、嘔吐、睡眠障害、関節痛などこれに関しても多いですよね。

 ここまでのお話で症状はなんとなくイメージはつかめたかと思います。そして次からは治療についてです。三つの基本的な治療があります。休養、薬物療法、精神療法です。休養と薬物療法に関してはなんとなくイメージが付くかと思います。精神療法の中に「笠原の七か条」というものがあります。一番皆さんがうつ病の治療においてイメージしやすいかと思いましたのでお話しますね

 ①うつ病は病気であり、単に怠けではないことを認識してもらう
②できる限り休養をとることが必要
④ 抗うつ薬を十分量、十分な期間投与し、欠かさず服用するように指導する

 ④治療にはおよそ3か月かかることを告げる
⑤一進一退があることを納得してもらう
⑥自殺しないように誓約してもらう
⑦治療が終了するまでは人生における重大な決定は延期する
というものです。これを聞くだけでもなんとなくうつ病の治療方針がイメージできるかなと思います。これを知ったからといってうつ病の方を治療できるかといえばそうではないですが、関わり方の一つとして心の片隅においてもいいかもしれません。

 最後にうつ病は障害有病率、つまり生きている間に病気になる確率は5~15%程度あります。

 そして皆さん気になると思いますが、うつ病を病院にかからず未治療のままだとどうなるのかということですが、6~12か月で7割の人が改善すると考えられています。治療をした場合では3か月程度で改善するとされていますが2~3割の方は治療しても慢性的な、治るまでゆっくりとした経過をたどることがあります。

 6割の人が再発を繰り返しています。再発が増えるたびに病気の期間が長くなり再発の可能性も増えるとされています。

 さて、今日はうつ病についてお話してきましたが、いかがでしたか。正直想像以上につらいものだと思われたかもしれません。それほどにうつ病の病気の中身に関しては知られていないのです。また機会があればもう少し詳しくお話しますね、では今日はこれにて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?