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右膝をやってしまった。 経過観察35日目(手術後5日目)

わかりづらい、伝わりづらい写真を使うのも私の特徴である。
手術した右膝はまだ腫れも張りも残っているため、曲げると皮膚のしわが無い状態である。だが右膝は確実に曲がってきている。ただただ嬉しい。

今朝のリハビリでは曲げの可動域を獲得するためのトレーニングの詳細を教授いただいた。内側広筋と呼ばれる膝の皿上部に位置する内側の筋肉が弱まっていることで膝の曲げを邪魔して痛みを助長しているとのことだった。
知らない色んな言葉を聞きながらだったしとりあえず感覚だけで理解してしまったのでこれ以上書けないごめんなさい。
とにかく私と同じような怪我をした人たち、内側広筋をやりなさい。

「装具を外した時にたまに皮膚をほぐしてますか?」

いいえ。はじめて言われました。

サムネ通り。やはり炎症で皮膚が張っているので表面もほぐしたほうが良い。というのを今日教えてもらうという驚き、いや、自分で考えればそれくらいは当然のことだったか?どちらにせよ、これをやるだけでも膝の屈折角度が取れたのでチリツモである。


それぞれで違う

今日のリハビリの担当は術後当日に診てもらった先生だった。
基本的なリハビリは屈伸運動がメインであるが、先生によって違いがあることがわかった。例えば昨日まで行ってきたリハビリは膝の屈伸運動の他に内側広筋の強化と腹斜筋のトレーニングが含まれていた。今日はこの腹斜筋のトレーニングでゴム用いた。昨日よりも腹斜筋をハッキリ意識できたことがわかるトレーニングとなった。かといって昨日まで診てくれた先生の指導が不十分だったわけでなはい。その先生も触診しながら私が意識して出来ているかを逐一確認しながら実践してくれていたので問題は無い。
要は強度の問題だと思うが、先生によってそれぞれ手法が違うのである。
ハッキリと認識出来たことで、どちらが弱いのかも自分でわかったことが今日の収穫だ。


胸郭


それに加えて今朝から胸郭の可動域を拡げる訓練が取り入れられた。
最初から組まれたメニューだったのか、腹斜筋のトレーニングを診て今日の先生が確認したのかはわからない。

だが胸郭の動きを拡張することもかなり重要なのである。これは体幹の回旋動作を円滑にするもの。ちなみに胸郭には136個の関節が存在していると言われている。運動器としての学術はまだ少ないようだが、体幹の回旋動作をスムーズにすることは日常生活、スポーツどちらにおいても欠かせない。特にサッカーでいうと、この回旋動作がスムーズになることでキックの質が向上したり、キック時にカラダへかかる負担が軽減されることなどがある。特に着地動作に作用するらしい。ジャンプ後の着地などだ。

石橋鉄平のnote「サッカーと胸郭」

こちらが参考文献になるので見てみるとわかりやすい。

実際私も今日から既に空いた時間にリハビリに取り入れているが、これをやることで上半身への意識が2倍くらいにはなった。猫背な私にとって目から鱗である。
ちなみに私は左への回旋が苦手で、右回旋に比べて硬さがある。それが理由かはわからないが、椅子に座って背筋を伸ばしていると左側の肋骨にストレスが溜まってくる。右側にはほとんど溜まらない。
本当に人体構造というのは複雑が故に興味深い。


毎日のようにある手術。

午後のリハビリでの会話と3日前のリハビリ中の会話で驚いたことがあった。手術の回数の話だ。
私がいる病院では曜日によって手術箇所が決まっている。他の病院はわからない。箇所によるが多い日で1日30件の手術を行う日があるそうだ。
信じられない。そして一番多いのは高齢者による人工股関節の手術だという。それは患者を見ればおおよそ検討がついた。他にも肩の手術や膝の人工関節の手術もあるが、股関節部位が圧倒的に多いらしい。
さらに平日は毎日、最低でも数件の手術はあるらしい。一体患者の母体はどうなってるのだろうか。これだけでも病院側の社会貢献は甚大であることがわかる。さらにさらに数年前のアレの蔓延によってどれだけ悲惨な状況だったのか予想できない。まあ悲惨じゃなかったかもしれないけど。
10年以上勤めてる先生に聞くと、10年経っても手術を受ける患者は減っておらず本当に毎日あるのだと。ここは全国何万とある病院の1つであるのにだ。凄い数である。


貢献感

学んでいる最中の心理学の中に「貢献感」というテーマがある。
自分が人のために役に立っているということを感じることは「自分が幸せである」と感じるための要素のひとつである、というものだ。
簡単に言ってしまったが、これを紐解いていくには他のいくつかある要素と組み合わせないと幸せを感じるための説明はできないので、私がさらに心理学を学び、なぜ私が心理学を学ぶことに決めたのかをnoteに書くその時に発表したい。

退院まで今日を含めれば2日半くらい。
入院するまで、1週間が長く感じそうだなという私の予想は完全に外れた。
はやすぎる。歳をくってしまっている。
自由に動けなくなる日もそう遠くはない。いまが一番身動き取れないのだが。
明日は退院する時に必要なことをチェックせねば。


ひとつよしなに。


株式会社美好所属
市川SC所属 27番

みのってぃ。

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