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VR上で永遠に音楽を楽しめるCtoCプラットフォームを作りたい!

初めまして!福岡でテクノ/ハウス系のトラックメーカーをしているmimyと申します。
twitterでは @mimylovesmusic というアカウントで色々呟いています。
作っている楽曲はこんな感じ。

本業はフロントエンドエンジニアです。でもよく眠くなるので布団とエンドエンジニアと名乗っています。よろしくお願いします。

仕事では特にVR的な何かを作っているわけでは全くないんですが、自分自身の情熱に突き動かされ、どうしてもVRの音楽プラットフォームを作りたいと考えています。
今回は頭の中の整理を兼ねて、自分の考えていることをここにアウトプットします。
(追記:ここで書いていることは現時点での構想なので、内容はまた大きく変わる可能性もあります。)

自宅にいながらクラブにいるのと同じようにひたすら音楽に浸って踊るVR空間「sono」

自宅のそばにクラブがなくても、VRの世界ならいつでも延々と音楽に浸って踊れる。

ひとえにVR音楽プラットフォームと言ってもイメージしにくいので、どんなサービスを作ろうとしているか説明します。
私が作ろうとしているのは、オフラインでクラブによく行く人やクラブで踊ってみたいという人が、自宅でクラブのトランス状態を再現できるVR音楽プラットフォームです。

サービス名は「sono」。
名前の由来は、以下の単語から来ています。
resonance : 共鳴
resonant, sonorous : 朗々と鳴り響く
園 : 庭園、人が集まる場所
つまり「音に共鳴して人が集まる場所」という意味を込めて、このような名前にしました。

ユーザーは3DアバターでsonoのVR空間に入り、初体験でも音楽ジャンルに詳しくなくても自分の好みに合う音楽にすぐ出会えます。
そこは人目を気にせず好きなだけ踊れて、行く時間も帰る時間も気にしなくて良い空間です。帰らなくて良いんだからほんとに気が済むまで延々と踊れます。
sonoの中では音楽の趣味が合う仲間との出会いもあります。でも、言葉によるコミュニケーションさえもはや最低限で良い。ただ音で繋がって、互いに共感しながらもひたすら音に没頭する場所がsonoです。そう、現実のクラブのフロアにいるみたいに。

DJやミュージシャンが収益化できる仕組みを

sonoではシンプルな手続きで簡単にVRライブ配信が行える。

sonoにはDJやミュージシャンが簡単な操作ですぐにVRライブ配信を始められ、収益を得られる仕組みがあります。ライブ配信に訪れた人からのチップ(投げ銭)、有料ライブ配信からの収益、そして広告による収益です。
配信中にはお好みのバーチャル背景を設定できるようになっていますが、その背景に広告を設置すると、そこから自分の収益が発生します。
配信中に広告なんてうっとおしい?
いいえ、sonoはサイバーパンクな空間なので、広告もネオンサインのように表示され、周りの背景と一体化します。
広告で自分の世界観が極力崩されることのないように設計されているのです。

サイバーパンクシティをイメージしたsonoの世界。テクノや電子音楽との相性バッチリ。

さらに、既存のサービスでは、VR上でDJをしたりシンセでマシンライブをしようとしたりすると、アバターと連動させつつ機材とPCを繋げてVRのワールドで音を出して…というふうに、設定だけでいろんなことを考えないといけません。
だからsonoでは、オーディオインターフェースさえデバイスに繋げば、誰でも簡単で手軽にライブ配信を行えるものにします。
配信中はVRアバターが音に合わせて動く設定にしておくと、選曲や演奏に集中しながらオーディエンスを目でも耳でも楽しませることができます。

マルチデバイスでアクセスできる

でもVRというからには専用のヘッドセットやゲーミングPCが無いと使えないんでしょ?とお考えのそこのあなた!
ご安心ください、ヘッドセットやWindowsのハイスペックPCを持っていなくてもsonoは使えます。
VRの臨場感は落ちますが、お手持ちのスマホのアプリからでも、ゲーミングPCではない普通のWindowsやMacでも使えるし、もちろんQuest2のようなヘッドマウントディスプレイがあれば圧倒的な没入感を楽しむことができます。

VRの外にも広がるsonoワールド

sonoはVRの世界の内側と外側をシームレスに繋ぐものでもあります。
sonoで行われる配信は、3D以外の動画配信サービスにも連携されて、より手軽に視聴できます。

VR上で気に入ったDJやミュージシャンに巡り合えたら、チャンスがあれば彼らがプレイする現実のクラブやライブイベントにも足を運んでみてください。
sonoを使うDJやミュージシャンが、現実の世界のいつどこでどんなイベントをやっているか、どんなリリースをしているか、そういった情報を網羅できる、VRではない従来型のプラットフォームメディアも用意します。

sonoは独自レーベルも同時に運営します。
テクノやハウス、エレクトロニカなどの楽曲を作っているトラックメーカーの曲をリリースし、彼らの楽曲がより多くの人に聴かれ、そこからさらに彼らが収益化できるようにサポートします。

きっかけはパンデミック

ところで一体何故こんなことをやろうと思いついたのか、それについても触れておきます。
2020年。世界中で新型コロナウイルスが流行し、ミュージシャンやDJがイベントを開催する機会が激減しました。
音楽イベントの開催延期・中止や、ライブハウス・クラブなどの会場が経営困難にさらされ休業や閉店の危機に追い込まれることが相次ぎます。
アーティストはパフォーマンスを披露する機会の多くを失い、音楽活動による収入も減少。
音楽ファンも、遊びに行ったり共通の趣味を持つ仲間と交流したりする場を大幅に失うこととなったのです。
そしてコロナ禍が収束に向かっても、音楽サブスクリプションによる楽曲の販売で得られる収益は1曲あたり1円未満。また、YouTubeなどのライブ配信を行って収益を上げるには沢山の再生回数を稼ぐ必要があり、音楽以外のマーケティングに長けていないと、アーティストが音楽で収益を得るのは厳しいという現実があります。
そのような閉塞的状況を身近なところで目の当たりにするうちに、なんとか改善できないかと次第に思いを巡らせるようになりました。
音楽というカルチャーを絶やさず継承させるために、好きな音楽を肌で感じて楽しんだり、趣味の合う仲間と集まったりできる場所を存続させたい。
そして、誰でもクリエイティブな力でしっかりと収入を得て豊かに生きていける土壌を作りたい。
このように考えたことから全てはスタートしました。

なぜ私がやるのか?

子供時代、私は両親が離婚して母と妹の三人で暮らしました。
シングルマザーである母は生活が厳しい中で一所懸命働いて私たち姉妹を育ててくれました。
そんな中、いつの頃からか私は音楽に興味を持ち、ジャンルを問わずたくさんの音楽に触れて、自分も曲を作ってみたいと憧れの思いを抱きました。
ただ、豊かな暮らしではなかったので、楽器を買うなどお願いすることもできず、夢は夢のままでした。

その後、二度の結婚を経験し、4人の子供を授かったものの、自分自身もシングルマザーに。
子供たちを養うためにお金を稼げる職に就こうと考え、既に30代半ばに差し掛かる年齢でしたが、必死で勉強してWeb制作のスキルを身に付けました。
そして「自分の本当にやりたいことをやろう、今まで我慢していて出来なかったことをやろう」と心に決めて、PCを使って楽曲制作を始めました。
Web制作をしたり、音楽を作ったり。そういったことでお金を稼げるようになり、初めて自分に自信を持てるようになりました。
クリエイティブな力があれば、本当にやりたいことができる。
もしも今何か困難を抱えている人がいたら、私自身の経験から「何も諦める必要はないよ」と伝えたい。
そして実際に何も諦めることなく夢の実現に一歩でも近づける、そんなサービスを生み出したいと考えています。

最後に

色々書き連ねましたが、sonoは現時点ではまだ私とほんの数人の仲間が集まっているだけの構想段階です。
スタートアップビジネスとして成長させようと考えているものの、今までに起業の経験がまったくない状態で走らせようとして、アイデアを練ってはもう一度やり直しを繰り返している状態です。
どうしてもこの事業を始めたいけれど、今のままでは圧倒的に力不足だと日々実感しています。

ミッションは「クリエイティブの力で、世界中の人を豊かにする」
ビジョンは「新時代の音楽プラットフォームを作り、クリエイターが収益化できる場を提供する」
そしてバリューは「ワクワクする気持ちを形にする」
今回この記事を読んで、もし上に書いてあることに共感し、「いいね!これ成功させようよ!」と思っていただける方がいらっしゃったなら、是非このサービスを一緒に作りませんか。

こんな人を募集しています

経営企画:事業を0→1から考えて、一緒にサービスを育てていってくださる仲間。
顧問・監査役:経営の視点からサービスにアドバイスをくださる方。
エンジニア:UnityもしくはUnreal EngineでVRサービスを構築できる方。
(私自身はフロントエンドエンジニアで、アプリ開発等には詳しくありません)
デザイナー:3DCGモデリングができるデザイナーの方。
DJ・ミュージシャン:sonoの空間でVRライブ配信を行うテストユーザーとなってくれる方

ご興味がありましたら、お気軽にご連絡ください。
たくさんの仲間と出会い、一緒に新しい世界を生み出していけることを楽しみにしています!


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