今日のごはんと本 妊娠8ヶ月編 2/10(土)〜16(金)
妊娠30週目。
出産が着実に近づいている。
お腹、ぼーんと突き出て、常に胎動を感じる。
正中線はまだ出ていない。
2/10 土曜日 晴れ
朝ごはん
はちみつバタートースト、ベーコンエッグ、牛乳。
子どもが午前中ずっと便秘と格闘。
出ないー、と顔をゆがめて泣く子どものお腹をさすりながら、一緒に涙ぐんでしまう。
親だろうと結局、本当にはなにも叶えてあげられない。
体も心もすべては本人にしか救えない。
と、子どもに付き添ってトイレの前に座り込みながら深刻になる。
なんとか排出に成功し、子どもはにこにこに。
よかった。親のほうも力が抜けた。
子どもが泣くのは本当につらい。
便秘でこんなにつらいのなら、病気や災害、暴力や戦争に苦しんで泣く子どもたちの親たちは、いったいどれほど。
胸がつまる。
昼ごはん
マルゲリータ、クアトロ・フォルマッジ、ミートボールのトマトパスタ。
行きたいねと前から夫と言っていた近所のイタリアンへ。
ピザうまかった！
勢いがある味。
前菜も気になるメニューが色々あって、熟読する。
ゆっくりまた来たい。
産んだら絶対ここでワイン飲む。
おやつ
いちごのレアチーズケーキ、ホットコーヒー。
出先で子どもがお昼寝したので、天神で夫とお茶。
夜ごはん
食べず。
帰宅して夕方、夜ごはんを作っているうちに気分が悪くなり、途中でへたばる。
にんじんと玉ねぎオンリーの南蛮漬け、水餃子と一緒に食べるためのスープを作るところまではやり、作り置きの冷凍水餃子を夫に託してベッドへ。
しばらく寝そべって、吐き気が落ち着いた隙をついてお風呂に入り、あたたまる。
熱はないし、風邪じゃなく、後期つわりのたぐいなんだと思う。
やだなあ。
でも、妊娠初期のつわりの苦しみに比べたら、断然マシ。
読んだ本
『これ描いて死ね』5巻
島の景色がきれい。
そのことと、作中で主人公たちがマンガを描くことが、直結しているところに、とても感動する。
ずっと読んでいたいマンガ。
2/11 日曜日 晴れ
朝起きたら、体調はかなり回復していた。
よかった。
久しぶりの晴れ。
朝ごはん
みそ焼きおにぎり、にんじんと玉ねぎの甘酢漬け、フルーツグラノーラ、ヨーグルト。
昼ごはん
マクドナルド！
出先にて。
夜ごはん
焼肉！
弟ファミリーが安産お守りをプレゼントしにきてくれる。
弟の会社の上司も妻が妊娠中で、その方々の分と一緒にお参りに行ってくれたのだ。
上司のお子さんは、深刻な病気があることがわかっていて、産後すぐ手術をすることになりそうだと聞く。
どんなに心配だろう。どうかご無事で。
わたしたちの子と弟たちの子(4人！)は、それぞれにおもちゃで元気に遊んでいる。
いつも通り騒がしくて、でもそのことこそ、得難いことだと思う。
自宅でのんびりお茶をしたあと、みんなで焼肉へ。
食べ放題のチェーン店。
移住先あるある、道も混んでないし外から見たら空いてそうなのに、店内に一歩入ると激混み、という現象がここでも。
諦めかけたものの、お店の人が融通をきかせてくれて、なんとか席を用意してくれる。
ありがたい。
その後も、お店の方々の接客が最高に素敵で、みんなで感動する。
混んでいることが殺伐とした空気を生まず、お店全体の活気に直結していた。
弟もわたしもハイテンションになり、ガンガン焼いてガンガン食べた。
網をこまめに変えてくれるし、注文した品はすぐ出てくるし、お肉もおいしくて、すごくいいお店だった。
また行こう。
読んだ本
読まず。
2/12 月曜日 晴れ
夫と子どもと、一泊の別府温泉旅行へ。
前から乗ってみたかった観光列車あそぼーいに乗るのも目的。
県をまたぐ旅行は、出産前はこれで最後になりそう。
計画を立ててから、ずっと楽しみでわくわくしていて、ついに今日。
日の出まえにがんばって起床。
夫はすでに活動を開始している。
すごい寝相で眠っている子どもを起こすと、ぱっと起きてくる。
わたしは時間をかけて朝型にシフトしたけど、夫も子どもはもともと朝に強い。
頼もしい人たち。
朝ごはん
ソーセージクロワッサン、カレーパン。
博多駅のパン屋さんで購入。
新幹線の車内で朝ごはん。
おやつ1
アップルパイ、みかんジュース。
熊本駅から、特急あそぼーいに乗車。
車内のカフェでみかんジュースを購入。
子どもは、クロちゃん弁当などをチョイス。
今朝買っておいたアップルパイを食べる。
昼ごはん
そういえば食べそびれた。
おやつ2
ミルクといちごのジェラート。
別府に到着し、地獄めぐりスタート。
龍巻地獄で、間欠泉を見ながら、手作りジェラートを子どもとわけっこ。
チェックインの時間になり、一旦旅館へ。
荷物を下ろして、身軽になって、また観光に出発。
旅先で、宿に荷物を置いてから、夕方また街へ出掛けていくこの感じに、いつもたまらなくときめく。
そう夫に熱を込めて話したら、覚えとく、と言ってくれた。
おやつ3
地獄蒸しまんじゅう。
海地獄にて。
ひと口サイズのおまんじゅうを、みんなでつつく。
そのあと訪れた鬼山地獄では、ワニのあまりの迫力にみんなでビビり倒した。
目を見たら一発で、ワニと人が絶対にわかりあえないことがわかった。
おやつ4
かぼすソフトクリーム。
夕方になり、夕食を食べる場所が見つからなくて、街をさまよう。
くたびれて閉店間際のお土産屋さんでアイス休憩。
夜ごはん
居酒屋ディナー。
開いているお店をなんとか発見し、すべりこむ。
コンビニ飯を覚悟しはじめていたので、ほっとする。
とり天やごぼう天などをおかずに、白米をしっかり食べる。
おやつ5
チョコレートアイス。
宿で温泉に入ったあと、アイスを買って、部屋でまったり食べる。
アイス食べまくりの1日。
読んだ本
読まず。
2/13 火曜日 晴れ
旅行2日目。
早朝、ひとりで外に出たら、空が燃えるような色だった。
すごい朝焼け。
温泉につかって、部屋に戻った。
朝ごはん
ホテルの朝ごはん色々。
和食あれこれ。
白池地獄に立ち寄ったあと、別府ロープウェイへ。
駅長だというねこが日向ぼっこしていた。
山頂までのぼり、下界を見下ろすと、完全に人間の領域じゃない絶景が広がっていて、脚ががくがくした。
バスの時間もあって、早々に下山。
あとなぜかラフレシアが展示されていた。
昼ごはん
お刺身定食。
別府駅の居酒屋にてランチ。
またしてもお店がなかなか見つからなくて、夫と街をさまよった。
おやつ
メープルナッツのシフォンケーキ、コーヒー。
帰りの特急ソニックにて。
子どもはくたびれてすやすや。
本を読みたかったけど、揺れが激しくて断念。
夜ごはん
スーパーのお寿司、唐揚げ。
帰宅後、夫がさっと買ってきてくれたお惣菜で、夕飯。
自宅はやっぱりほっとする。
引っ越したばっかりだけど、もうここが家になっているな、としみじみ思った。
これにて、妊娠前の最後の旅行が終了。
出産に向けての準備をそろそろはじめないと。
読んだ本
読まず。
2/14 水曜日 くもり
旅行の疲れと、妊娠のマイナートラブル諸々で、体調低空飛行。
なんとかかんとかやっていかねば。
朝ごはん
メモし忘れ。
昼ごはん
ツナと3種のきのこのトマトパスタ、グリーンリーフのサラダ。
夫が作ってくれる。
きのこたっぷりで、すごくおいしかった！
サラダは塩とオリーブオイルで。
ぜいたくランチだった。
夜ごはん
ヒラマサのお刺身、白菜漬け、もち麦入り白米、クラムチャウダー。
ヒラマサ、脂がのっていて、すごくおいしかった。
そして安かった。
移住してからずっと、お刺身欲が満たされている。
読んだ本
『恋せよまやかし天使ども』2巻
絵がかわいく、お話も愛らしい。
『ポストイクメンの男性 育児』
育児をする男性に向けた、激励のような本。
男性の育休にまつわる現状や、どんなことに困っている人が多いのかを知ることができてよかった。
『LOVE自分子育て』
育児に悩みを抱えるいろんな夫婦に、著者がアドバイスする形式の育児本。
ふむふむと読む。
2/15 木曜日 くもり？ だった気が
朝ごはん
はちみつバタートースト、目玉焼き。
昼ごはん
キーマカレー。
作る気力がわかず、レトルトの鳥肌の立つカレー。
しょうがの千切りと、青ねぎをたっぷりのせて食べた。
相変わらずうまい。
夜ごはん
白菜と鶏肉のうま煮、根菜のラタトゥイユ、白菜漬け、もち麦入り白米、クラムチャウダー。
夫のうま煮、白菜がとろとろで、沁みるようなおいしさ。
根菜のラタトゥイユは、隠し味のカレー粉が効いていて、ごはんが進む。
わたしが仕込んでおいた白菜漬け、今回もいい感じの古漬けになっていて、大満足。
読んだ本
『子どもがよく食べる給食のレシピ105』
夫が図書館で借りてきていた本。
子どもがあまりごはんを食べないので、なにかいいレシピはないかなと思って借りたのだとすぐにわかった。
わたしもぱらぱらとめくってみた。
給食、おいしそう。
たのしくておいしくて、無理しないのが一番。
そこはブレずにいきたい。
『ダーリンはネトウヨ』
韓国のコミックエッセイ。
愛らしく痛ましく、冷静でしたたかな本。
そのように描き表すまでに、作者さんがどれほどの時間と労力を必要としたか。
差別は、鋭利な刃物のような痛みとして現れるだけじゃなく、油紙から汚れた油がしみだすように、じわじわ相手を蝕むこともある。
むしろそのほうが多いくらいかもしれない。
いくら我が身をかえりみても足りない。
とにかく都度都度、それしかない。
都度、自分の振る舞いと価値観を点検することを、怠らないようにしないと、と自分を戒めた。
2/16 金曜日 くもり
朝ごはん
みそ焼きおにぎり、お漬物、お吸い物。
昼ごはん
納豆チーズパスタ。
家にあるもので適当に。
納豆とぽん酢とオリーブオイルとすりおろしたチーズをパスタとあえて、青ねぎを散らし、黒胡椒を引きまくった。
おいしくできた！
おやつ
いちごのチョコレート。
夜ごはん
豚肉とだいこんの炒め煮、根菜のラタトゥイユ、白菜漬け、もち麦入り白米、クラムチャウダー。
夫の作るあまからい炒め煮、最高！
だいこん、しゃきしゃき。
白米をおかわりして、2杯目は玉子かけごはんにした。
幸せ。
読んだ本
『凪のお暇』11巻
登場人物みんな愛しい。
わたしも冬の北海道で飲みたい。
夫と子どもと、いま通っているのとは別の保育園へ、見学に行く。
もともと第一志望だったけど空きがなかったのが、来年度からなら応募可能とわかり、ひとまず見学することに。
園長さんがアテンドしてくださり、どんな考えで運営しているかをしっかり語ってくれた。
子どもへの向き合い方がとても素敵で、価値観に共感できる園だった。
転園希望を出すことに即決める。
こういう部分の夫とわたしの足並みは、ぴったりすぎるほどぴったりだ。
価値観が似ているというよりは、若い頃から一緒に暮らしながらお互いに成長し、いろんな価値観を育んできたから、考え方が同じになるのも必然、という感じなのだった。
どうか転園できますように。