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今日のごはんと本 妊娠中期編 11/11(土)〜16(金)

妊娠17週目。
つわりも風邪も回復に向かっている。
と思いきや、咳をこじらせえらい目に。


11/11 土曜日 くもり

人より腸が長い人の夢を見て起床。
どういうこと?
今日は朝から冷え込む。
昨日までぽかぽかしてたのに、急に冬がきた。
待ってたよ!

間食
林檎。
今日はベッドから起きたあとに林檎!
いつ以来か覚えてないけど、久しぶりに、枕元に食べ物を置かずに眠れた。

朝ごはん
バゲット、明太サワークリームディップ。
食べたいねと言いつつ、食べるタイミングを逸し続けていた明太サワークリームディップを、夫が作ってくれる。
生もの、辛いもの、酸っぱいものという、わたしの大好きな3要素が一体となっていて、ずっと食べてられそう。
やみつきにさせられる脳汁か出ているのがわかる。
パンに塗るディップが、徐々に分厚くなっていく。
半分残ったから、昼ごはんにも食べよう、と夫と決める。
なお、子どもはパンのみ。
子ども、おいしいパンほど、そのまま食べる。

間食
ポッキー、ミルクティー。
昨日買った残りのポッキーと、怠惰ミルクティー。
学芸大青春のライブ映像を観ながら。
引越し手続きとつわりで現地に行けず、その後も予定ぎっちりで、ようやく時間が取れた。
推しの卒業ライブ(全員推しだけど)で、開幕10秒で涙が出て、最後まで泣き通しだった。
メンバーのみなさんそれぞれに、いろんな気持ちが渦巻いているだろうけど、そのうちの前向きで光ってる部分を抽出して、最大限に表現していて、素敵なライブだった。

昼ごはん
バゲット、明太サワークリームディップ、きのことベーコンのパン。
またバゲットを買ってきて、朝のディップをおかわり。
うまい。
なんで今まで自分たちで作らなかったんだろう、と夫と話し込みながら、平らげる。

間食
林檎、みかん。
引越しの手続きを夫と着々と進めていく。
その過程で取引相手から、ちょっと許容しがたい雑な対応をされ、憤慨する。
冷静に抗議したのちリカバリーしてもらい、なんとかなったものの、こちらが黙っていれば向こうはあのやり方で押し通していたんだろうなあと思うと、やるせない。
理不尽なことにはいちいち怒り、それを表明して落とし所を議論したいと、改めて思った。
そして今回、怒りのポイントが夫も同じだったので、その点はお互いにとってすごくよかったね、とふたりでしみじみと言いあった。
こういう局面で怒っているときに、まあまあそんなに怒らなくていいじゃない、などとパートナーになだめられたら、わたしなら即、離婚や! となるだろう。
他人の感情を憶測で決めつけたり、否定したり、変えようとすることが、とても苦手だ。
自分もやってしまいそうになるから、そのたびに戒めている。
昔読んだ吉野朔実さんのマンガで、恋人にするなら好きなものが同じ人じゃなく嫌いなものが同じ人、というセリフがあったけど、わかるなあと時を超えて実感した。
それにしても、大きな引越しは色々あって、勉強になるなあ。

夜ごはん
バジルチキン、かぶの葉と干しえびの炒めもの、かぶの葉のふりかけ、大根のお漬物、もち麦入り白米、かぶと豚こまのお味噌汁。
久しぶりに夜ごはんを担当。
八百屋さんで新鮮なかぶを見つけ、あまさず使うことに。
冷凍庫の鶏胸肉も、引越しに向けてどんどん使っていく。
じっくり時間をかけて作れたので、全部思い通りの仕上がりに。
かぶ、大好きだ。
おいしくできて、夫にも好評でうれしかった。
珍しく、子どももほぼ食べてくれた。
お腹が減ってたからなのもありそう。
それでもうれしい。
自炊のたのしみ。

風邪、かなり治ってきたと思っていたけど、夜に激しく咳き込む。
ドゥフッとなった拍子に、ほんのり嘔吐。
Oh……
夫が急いでもってきてくれた麦茶を飲み、布団で丸くなって、しのぐ。

読んだ本
『美女に囲まれ』
吉本ばななさんの日記、第8弾。
しみじみと読み進める。


11/12 日曜日 くもり

寒い。
冬の風だ。

朝ごはん
かぶの葉のふりかけ、明太子、白米、かぶと豚こまのお味噌汁。
咳き込みつつも、調子よく起きる。
モーニング林檎なしで活動できた!
土鍋で米を炊きたい、と起き抜けにふと思い、実行。
おこげおいしい。
食べ過ぎた。

昼ごはん
スシロー!

おやつ
ドライフルーツ。
いただきもののセミドライフルーツをお茶請けにする。
おいしすぎて、子どもがバクバク率先して食べていた。

おやつ
チョコバナナクレープ。
コンビニにて。
子どもとわけあって食べる。

夜ごはん
えびとかぶとねぎと白菜のクリーム煮、春菊のナムル、大根のお漬物、もち麦入り白米。
えびが安かったので、かぶとクリーム煮に。
妊娠してから顆粒のコンソメが苦手になったので省いたけど、えびと野菜の出汁で十分おいしくできた。
最近の小麦粉はダマにならないから、ホワイトソースもちょろいもんだ。
そして、白ごはん.comさんの春菊のナムルのレシピが、ものすごくよかった。
茹でて冷水にとり水気を切った春菊を、醤油・ごま油・いりごま各小さじ1であえるだけ。
めちゃくちゃおいしくて、夫と感動した。
おいしい醤油を使ったのもおそらく効いている。
作るのがたのしく、食べるのもたのしい。
しみじみうれしくなった。
お昼寝しなかった子どもは、ごはんを早々に切り上げ、わたしの膝枕ですこんと寝た。
ほかほかでかわいい。たからもの。

読んだ本
『美女に囲まれ』
今日も日記文学。
暇さえあれば読んでいる。

『こんな夜でも、おなかは空くから。』
好きな作家さんのマンガ。
単話売りだけだったのが、合本版が出てたので、満を持して読む。
やわらかくやさしいトーンで描かれてるけど、扱っているテーマは軽くなく、登場人物にふりかかるものごとに、ところどころ怒りくるいながら読んだ。
このページ数で面白く軽やかに仕上げている、かつ浅いわけでもないのがすごい。


11/13 月曜日 晴れ

朝ごはん
フルーツグラノーラ。
牛乳をかけて食べる。
いつもは夫しか食べないけど、ふと食べたくなり。
モーニング林檎、今日もなし。
つわり、ほとんど消えたのでは?
咳こんでちょいちょいオエッとなっているため、見極めが難しい。

昼ごはん
韮葱そば。
絶対麺が食べたいと思い、中華そば屋さんへ。
おいしくて真剣に食べる。
没頭のあまりお店にスマホを忘れるところだった。

間食
梨、抹茶アイス。
午後、咳が炸裂。
Nyomoreが止まらない。
No more Nyomore...
そして咳のしすぎで嘔吐。
拡大する子宮に押され胃が上に上がってきて、吐きやすくなっているとか?
つわりで吐くより100倍マシだけど、どのみち治るに越したことはない。
と思いつつも、甘いものが食べたくて、夫が切ってくれていた梨にくわえて、アイスも食べてしまう。
せめて体が冷えないようにと、一緒にあったかいお茶を飲む。
妊婦は色々あるなあ。
それにしても冬の梨は、おいしいけど秋よりやっぱり味が落ちる。
気候がおかしくなっていくなかで、旬の存在をたしかめて、ちょっと安心する。

夜ごはん
玉子とブロッコリーの炒め物、白菜のお漬物、もち麦入り白米、かぶと豚こまのお味噌汁。
それぞれを少量ずつ食べる。
胃が塞がっている感覚があって、食欲なし。
夜が深まるにつれ、また咳が激しくなる。
飲まずにおいた強い薬も飲むことに。
咳をしすぎて背中がビリビリと痛む。
ベッドに入っても止まらず、咳き込みながら吐く。
涙がだーと出る。もう吐き飽きた。
咳ぜんそくでは、と思い、調べてみると、妊娠中期は咳が悪化して咳ぜんそくにやすいとのこと。
胃食道逆流症を合併することもあるそう。
妊婦ってほんとうにいろいろある。
薬が今夜で切れるので、明日また朝イチで病院にいって相談しようと決める。
眠れないので、本を読む。

読んだ本
『ついてない日々の面白み』
吉本ばななさんの日記第9弾。
もはや全部の日記を読み終わるのが怖いくらい、日常の一部になっている。
日記の終盤、お子さんであるチビちゃんになにか傷つくことが起き、彼が自分の手をおもちゃのペンチでつねっているのを見て、ばななさんが大きなショックを受けるくだりを読んで、胸がつぶれた。
想像だけでも、鳩尾を鋭く突かれたような痛さ、重さを覚える出来事だ。
書き綴られている言葉はあくまで冷静だけれど、その根元にたぎる熱量が伝わってくる。
ずいぶん前の日記だから、もう昔のことになっているだろうとは思うけど、どうか時間が傷をやわらげてくれますようにと、過去のその一瞬のふたりのために、強く願わずにいられなかった。


11/14 火曜日 晴れ

咳とともに起床。
つわりは影を潜めている。
このまま終わってくれ!

朝ごはん
トースト、バナナ、フルーツグラノーラ。
子どもの食べ残しのトーストひとかけ、バナナ半分をもらい、少しのグラノーラを牛乳と食べる。
胃食道逆流症を疑っているので、慎重になっている。
お腹もあんまり空いてない。
のに、色々と食べたい欲だけはしっかりとある。
咳よ、治れ。
朝から病院へ行き、たっぷり薬を処方される。
風邪を引いたのが安定期に入ってからでよかった。

昼ごはん
トマトパスタ、バゲット。
すごく久しぶりににんにくを使う。
おいしく感じられた!
これでやっとにんにくも解禁。
長い戦いだった。
いつものパスタと違う種類のリングイネを使ったところ、見込みが甘く若干茹で足りなかった。
次回に活かそう。
胃のことを考えて、パスタの量を控えめにしたところ、やっぱり物足りなくて、追加でバゲットを二切れ、ソースにつけて食べた。
腹九分目。

おやつ
あんだんご2本。
ふともっちりしたものが食べたくなる。
強い薬と吸入の効果か、午後は咳がけっこうやわらいで、ほっとする。

間食
梨。

夜ごはん
ハンバーグ、ポテトサラダ、さつま芋、バゲット、白菜のお漬物、明太子、もち麦入り白米。
お米も食べたくなって、子ども用の少ない量のストックを解凍。
いただきものの冷凍ハンバーグ、これで最後。
夫共々、冷蔵庫の中身を、着々とカラにしていく。


読んだ本

『あまねく神竜の住まう国』
Kindle積読していたのをふと思い出して読む。
荻原規子さん、小さな頃から大好き。

『愛しの陽子さん』
吉本ばななさんの日記第10弾。
しみじみと読む。

強い薬、効きつつも、夜になると咳がすごい。
背中の痛みも増していて、思わず何度も、いたい、と声に出てしまう。
今夜もちょっとだけ吐く。
きつくて涙が出てくる。
子どもをかまってあげられず、それもつらい。
妊娠、いろんなことが絶え間なく降りかかる。
わたしよりもっとつらい人がいるから耐えなきゃ、という価値観はとても苦手だけど、先人がつらさをやり過ごす姿に力をわけてもらうことはままある。
なので、きついときどうやりすごしていたかを、自分も書き留めておく。


11/15 水曜日 晴れのちくもり

寒い!
自分の咳がすごすぎて起床。
今日くらいにはさすがに治っているだろうと思って、11月後半は人に合う予定を色々と組んでしまっており、話すのに支障が出ないかちょっと不安。
でも、このタイミングを逃すと、引越して次いつ会えるかわからないから、無理ない範囲で会いに行こうと思う。

朝ごはん
バタートースト。
薬を飲むため、もそもそと食べる。
頼む、昼までにはおさまってくれー!

間食
梨。
昼の薬を早く飲みたくて、ひとまず食べる。
前倒しで服薬。
咳、止まらない。

昼ごはん
サラダ、チョリソーのジャンバラヤ。
久しぶりの方々と食事。
なんとかたどり着けてよかった。
ほうほうのていで帰宅。

おやつ
お芋とクリームのどら焼き。

咳するたびに、脇から背中にかけて、鋭い痛み。
痛さが一気に増して、思わず叫んで動けなくなるレベル。
咳も止まらない。
無理。泣く。
どうすれば。

夜ごはん
白菜のお漬物、納豆、もち麦入り白米、なめことねぎと豆腐のお味噌汁。
あんまり食べられずにベッドへ。

読んだ本
『愛しの陽子さん』
続きを途切れ途切れに読む。

咳と体の痛みでもんどり打って、なすすべなし。
明日会いにいく予定だった人たちにご連絡し、泣く泣くランチをキャンセルしてもらう。
本当にきつい。
きつすぎて、やり場のない怒りが湧くし、涙が出る。
そんななか子どもが、♪ベイベ〜、ベイベ〜、と陽気に歌のようなものを口ずさんでいるのが聞こえてきた。
少し前に、矢野顕子さんの曲が好きならこっちも好きかもと、忌野清志郎さんの、い・け・な・いルージュマジックを聴かせたところ、気に入った様子を見せていて、どうやらその歌詞を覚えているらしかった。
ちょっと前まで君もベイベーだったんだぜ。
かわいいなあ。
妊娠してから元気な日が本気で一日もないけど、だからといって、わたしの身に起きるなにもかもが悪いことってわけじゃない。
その日その日の印象や気持ちを、雑にひとまとめにしてしまわないようにしよう。
痛みが尽きずに続いてるけど、笑える瞬間やうれしい瞬間は見過ごさずに、喜びを味わおう。
とはいえやっぱり、主にきつい日々だけれども。


11/16 木曜日 くもり

間食
バナナ。
夜明け前、咳炸裂でベッドから這いずり出る。
薬を飲むためにバナナをもそもそ食べ、服薬し、またベッドに戻る。
がんばろうな、わたし。

朝ごはん
フルーツグラノーラ、レモンラーメン。
ふたたび起き出してから、改めてグラノーラを牛乳で食べる。
もう少し食べたくて、KALDIで前に買ったカップ麺も食べた。
青唐辛子の風味がしてけっこうおいしかった。

昼ごはん
トマトパスタ。
昼ごろ、咳がひどくなってきて、作るのしんどいけどシンプルな食べものしか食べられそうになく、やむなく作る。
おいしかったので、それはよかった。
薬も無事に飲めた。

間食
梨。

夜ごはん
ブロッコリーとしめじと豚肉のオイスター炒め、ほうれん草のおひたし、キャベツの塩昆布あえ、納豆、もち麦入り白米、なめことねぎと豆腐のお味噌汁。
食欲、じわっと戻ってきている。
しっかり食べ終えて、薬を飲む。
咳が強まってきてベッドへ。
咳が悪化、背中の痛みがきつくなってきて、咳き込むたび叫んでしまう。泣く。
そして咳のしすぎで嘔吐。
子ども、心配そうに頬をよしよしとしてくれる。
泣ける。
背中をアイスノンで冷やし、痛みを逃しながら、なんとか就寝。


読んだ本
『荻原規子講演録』
Kindle積読を掘り出して読む。
子どもの頃に読んだ大好きな小説が描かれた経緯を、時を超えて知って、感慨深かった。
どんな名作も、人が手を動かして、汗水たらして、生み出してきたものなんだな、と噛みしめる。

『愛しの陽子さん』
こつこつと読んでいく。


11/17 金曜日 雨

朝起きると、背中の痛みがマシになっていた。
痛いけど、叫ばずに済んでいる。
咳も少しマシに。
このまま治ってくれ!

間食
チョコひとかけ、バナナ。
寝起き、薬を飲むために少し食べる。

朝ごはん
カレーメシシーフード味。
つわりのはじめに買った備蓄の食量を発掘。
当初はいけると思ってたけど食べられなくなって、放置していた。
朝からお腹いっぱいに。
今日は体調回復に専念するため、ひたすらじっとしていることにする。
正午過ぎ、少しうとうとして短い午睡。

昼ごはん
薬膳カレー。
愛するカレー屋さんで、遅い昼ごはん。
豪華に2種あいがけにする。
引越し前に来られる最後になるかもしれないので、悔いなくお腹いっぱい食べる。

間食
チョコひとかけ。
夫が冷蔵庫に入れてるチョコを、ちょこちょこつまみ食いする。

夜ごはん
肉野菜炒め、ほうれん草のおひたし、もち麦入り白米、なめことねぎと豆腐のお味噌汁。
夫の肉野菜炒め、おいしい。
夫の実家の味が、子どもにも引き継がれていくんだろうなあ。

読んだ本
『ドラフトキング』17巻
熱い!
野球まったく観ないのに、なぜこんなにも面白いと思わせられるのか。
それはきっと愛がぶちこまれているから。

『Shurink』11巻
描いてくれてありがとうございます、と毎巻思いながら読んでいる。

『明日私は誰かのカノジョ』16巻
雪ちゃん幸せになってくれ、と祈りながら読み続けている。

『お熱いのがお好き?』
サウナをモチーフにしたマンガ。
大町テラスさんのマンガ、とても素敵。
いまとても銭湯に行きたい。
この感じわかる、とある箇所ですごく深く共感した。
あの感じを掬い取れるのは本当に素敵だ。

『まにまに道草』
大町テラスさんのマンガをさらに読む。
娘が大学生になって家を出て行ったあとの、母親である主人公の日常。
ぼろ泣きする。
自分にもいずれ、同じ時が訪れると思うと、胸が締め付けられた。
子どもがまだ3歳と胎児の時分からこの有り様では、実際に子どもが巣立ったときどうなってしまうのか。
ひとりめの子どもを産んだ瞬間から、気持ちの上で子離れのウォーミングアップをはじめてはいるものの、この調子で成人するときに間に合うのか。
このマンガの人たちみたいに、やさしく手を放せますように。

『愛しの陽子さん』
しみじみと読み終える。

『なにもかも二倍』
そしてすぐに吉本ばななさんの次の日記を読み始める。
たくさん身につまされる。
チビちゃんがとてもかわいい。

ようやく風邪の山場を超えた感がある。
半月以上かかった。
気づけばつわりはほぼ消えている!
咳のきつさに押し負けた?
風邪さえ治れば、かなり動けるようになるはず!
ここ数ヶ月、ベッドに横になってばかりだったので、たくさん歩いて、体力を取り戻したい。
差し当たって乗り切るべきは引越し。
まずは何より、体調回復。


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