今日のごはんと本 妊娠中期編 11/17(土)〜24(金)
妊娠18週目。
長かった風邪がようやく回復傾向。
癒えていくうれしさを噛みしめる。
と思ったら律儀につわりが戻ってきた。
もはや動じず。
ぽこぽこと胎動を感じる。
11/17 土曜日 晴れ時々くもり
朝ごはん
ホットケーキ。
夫が見事に焼いてくれたきつね色のホットケーキを、みんなで食べる。
今日は、少し久しぶりにみんなで外出。
子ども、ママもいっしょ？ と聞いてきて、一緒だよ、と答えたら、ワーイと喜んでくれた。
かわいすぎる。
慌てずに体力を取り戻したい。
昼ごはん
回転寿司！
というか回転はせず新幹線が運んできてくれる仕組みのお店。
寒くてラーメン食べちゃった。
最近は子どもも生魚を食べるように。
いいぞ！
おやつ
ヘーゼルナッツチョコレートのソフトクリーム。
この世で一番好きなアイス屋さんへ。
今日はソフトクリームの気分だった。
夫と子どもの選んだアイスもちょこちょこわけてもらう。
幸せ。
帰宅してすぐ、まだ遊びたい、と子どもが泣き出し、夫が休む間もなく連れ出す。
体力が尽きたわたしは、洗濯物を畳みながら、気づけばそのままリビングに倒れ込んで寝落ちしていた。夫よ、ごめん。
弱っている。数ヶ月も寝込んでいたので、シンプルに筋肉が減っている。
ちょっとずつ体を動かしていきたい。
夕方、夫と子どもと合流して、銭湯へ。
今日はわたしが子どもと一緒に入る。
寒いなか熱々の露天風呂に一緒に浸かって、ウワーきもちいいね！ と言い合って、幸せになった。
元気が戻ってくる。
夜ごはん
鶏鍋、もち麦入り白米。
白菜丸ごとひとつと、太い白ねぎ３本がまた安く買えたので、鍋に決定。
豆腐も買い足す。
白菜の1/4は塩漬けにしてお漬物に。出来上がりが楽しみ。
手羽元を使って、参鶏湯っぽい味の鍋にする。
出汁と香味野菜と塩のみで、かなりそれらしい味に仕上がって、大満足。
夫もおいしいと言ってくれて、うれしい。
読んだ本
『なにもかも二倍』
ちょこちょこ読み進める。
11/19 日曜日 晴れ
ここ数日、夢見がよくない。そこはかとなく不安で、足元がぐらぐらしている感じ。
生活を大きく変えていく時期だからなのか。
朝ごはん
フルーツグラノーラ、ヨーグルト。
おやつ
ドーナッツ、コロッケ。
この世でいちばん大好きなドーナッツ屋さんで、ドーナッツとコロッケを買い、お店のそばの公園で、夫と子どもとわけあって食べる。
おいしい。風は冷たいけど、みんなにこにこ。
引越したら当分食べられなくなるもののひとつ。
今日のことを覚えていよう。
昼ごはん
サラダ、マトンカレー、サグチキンカレー、チキン、ナン。
サイゼリヤに行きたい！ と主張する子どもと、カレーが食べたい、と決意の固いわたし。
揉めつつもカレー屋さんに無理やり連れ込む。
子どもの希望はなるべくききつつも、自分の望みも叶えていきたい。
どっちかにかたよらず、バランスを取るのがきっと大事。
なお子どもには、バニラアイスで納得してもらった。結局ナンももぐもぐ食べていた。
食べすぎてお腹パンパンになる。
あちこち出掛けたので、帰宅する頃にはふらふらで、倒れ込むように夕方まで寝てしまう。
夜ごはん
豆乳牡蠣鍋。
子どもの好きな鶏団子も作って入れる。
牡蠣は下処理をサボったら、やっぱり身が縮んでしまった。
とはいえ出汁はしっかり味わえたから、よしとする。
牡蠣、大好き。
出産を終えた暁には、絶対早々に生牡蠣を食べると決めている。
昼寝しなかった子どもは、わたしにひっついて寝転がり、9時ごろにすやーと寝た。
かわいくてたまらず、ほっぺたをくっつける。
ふたりめの子どもが産まれることは、心の底から嬉しくて待ち遠しいし、もうすっかりその子を愛している。
と同時に、今目の前にいるひとりめの子が、わたしの唯一無二の子どもで、全身全霊でこの子だけに注目し、気持ちのすべてを傾けて、隙間なくくっつきあっていられる日々が、もうすぐ終わることが、寂しくて切なくもある。
ふたりめの子どもが産まれたら、その子を思い切り大事にするのと同じくらい、ひとりめの子もこれまで以上に熱心に可愛がろう。
すっかり寝ついた子どもをベッドへ運んだあと、夫とドラマの『きのう何食べた？』をのんびり観て、ちらし寿司おいしそうなどと言い合った。
読んだ本
『なにもかも二倍』
ちょこちょこと読み終える。
11/20 月曜日 晴れ
咳による脇の痛み、気にならないくらい薄くなり、ほっとする。
咳もかなり回復。
ようやく元気に、と思っていたら、うっすらした気持ち悪さが戻ってくる。
今回のつわり、しぶとい。
仕事にも生活にも支障があるので、うっとうしくはあるけれど、そのことに落ち込まないでいられる程度には慣れてきた。
朝ごはん
フルーツグラノーラ。
間食
林檎。
つわりが復活してきたので、夫がまたむいてくれる。
りんごも夫も大好きだ。
昼ごはん
天ぷらうどん。
気持ち悪さが高まり、かと言ってごはんを作る気力がわかず、サクッと外へ。
大好きな立ち食いうどん屋さん。
立ち食いと言いつつスツールに座って食べる。
あったまる。
狭くて雑多な内装のお店ながら、麺も出汁もうまい。
安いのに、うどんに載ってる刻んだ青ねぎがカピカピじゃない。
そういうところを愛してる。
たいていひとり客で、みんなカウンター席で黙々とうどんをすすっているのに、なぜか店内には活気がある。
サクッと食べて帰る。
おやつ
アイス。
PARMのピスタチオとベリー味。
アイスが昔よりなめらかになっている気がする。
冬のアイスは特別感がある。
間食
みかん、チョコひとかけ。
つわりの波が来る前にちまちまと食べておく。
夜ごはん
豆乳鍋、もち麦入り白米。
昨日たくさん作っておいた鶏団子を夫が引き継いでくれて、再び豆乳鍋。
読んだ本
『はじめてのことがいっぱい』
吉本ばななさんの日記、2008年版。
日記の書き方が変わってから、ものすごく濃くなっている。
ゆっくり読んでいく。
『マトリと狂犬』7巻
ただただ辛い巻だった……。
『超実践的住宅照明マニュアル』
引越しに備えてざっと読む。
専門的すぎたのでざっくり読んだだけだけど、知らない知識がぎっしりで面白かった。
11/21 火曜日 くもり
うっすらした気持ち悪さを覚えつつ起床。
お腹の内側で、ぽこぽこと動く感覚がある。
16週から感じてたけど、もう間違いなく胎動。
今度の赤子はよく動く。
まだ外から手を当てても感じない程度。
このぽこぽこする内臓感覚にかわいさを抱くのは、妊娠中期独特のことだろう。
間食
林檎。
起き出してまず林檎。
この習慣をいつか懐かしく思い出すこともあるかもしれないなあと思う。
しかし、つわりは軽ければ軽いほど、ないならない方が、絶対いいと断言できる。
朝ごはん
わさびバター醤油うどん。
茹でたうどんを、バター10gとわさび5センチと醤油小さじ1であえて完成。
コツは冷めてバターが固まる前に食べること。
バター、もっと少なくてよかった。
朝からカロリーたっぷり。
間食
林檎。
つわり対策。
昼ごはん
小籠包、担々麺、ジャスミン茶。
仕事仲間の友人とランチ。
移住前に滑り込みで会えてよかった！
シビアな話題を笑いながら話せる人って素敵だし尊敬する。
楽しくてあっという間。
今度はゆっくり会えるといいなあ。
おやつ
アールグレイのシュークリーム。
コンビニにて購入。
おいしい。
紅茶を淹れておやつに食べた。
間食
林檎。
夕方のつわり対策。
仕事の合間にしゃりしゃりと。
夜ごはん
白菜と鶏肉と玉ねぎのクリーム煮、さつまいもフライ、納豆、もち麦入り白米。
夫のクリーム煮、あったまる。
さらっとしていてそこがいい。
バターを使わなかったらしいので、それがこつかも。
間食
林檎。
読んだ本
『はじめてのことがいっぱい』
続きをちょこちょこ読む。
『湯遊ワンダーランド』1〜3巻
サウナに通う著者のエッセイマンガ。
サウナエッセイではない点がポイント。
まんきつ先生は唯一無二だなあ。
ものすごい特殊な世界観のようでいて、みんながみんな頭の中を正確に描き出せば、それぞれがそれぞれに対して、このくらい異様な違い方、特殊さを感じるんじゃないかと思う。
マンガとして楽しく読める形で、頭の中をパカーンと開陳していて、すごく面白かった。
あとサウナにすごくいきたくなった。
11/22 水曜日 晴れ
間食
林檎。
まだしばらくモーニングりんごが必要だ。
朝ごはん
豆乳雑炊。
残りものと冷凍ごはんでぱぱっと。
シンプルでおいしくてほっとする。
昼ごはん
牛ほほ肉のフォー、〆の雑炊。
ずっと行きたかったお店へ駆け込む。
フレンチの要素が濃いベトナム料理。
軽くて奥深いすっきりした味で、するする食べ、つい〆の雑炊用ジャスミンライスを追加注文してしまった。
ほどよい満腹感。
ごはんがおいしいって本当にうれしいことだ。
おやつ
アイス
コンビニでまたPARMを買う。
間食
林檎。
つわり対策。
ほんのりと続くつわりの感じ。
夜ごはん
鶏もも肉の照り焼き、キャベツの千切り、お惣菜の野菜と魚の煮込み、大根のお漬けもの、納豆玉子かけごはん、豚汁。
具沢山の豚汁、しみじみとあったまる。
照り焼きとキャベツ、マヨネーズをちょっとかけて、どんどん進む。
間食
林檎。
読んだ本
『ひとりでしにたい』7巻
ずっと対話してるマンガ。
その対話が、人間と人間がまともに向き合ってしゃべってる、また相手の言葉を聴いている感があって、心地いい。
かといって和解したり同意したりはしないところも好き。
『平和の国の島崎へ』4巻
島崎の平和を祈りながら読む。
敵側のおっちゃんの生き様も切なく苦しい。
そして親に遺された子どもは、例外なく見るのがつらい。
『ダーウィン事変』5巻
どんどん面白くなる。
毎巻はっとさせられる部分がある。
キレキレの絵のうまさ。
一気読み。
『ジドリの女王』4巻
どこに向かうかわからなくてとても楽しい。
マンガっておもしろい。
『なおりはしないがマシになる』3巻
ふむふむと読む。
『お互い40代婚』
現代の東京でこんなふうなパートナーシップを自然に育めるなんて。
世間の風潮とか時代の傾向とかはたしかに存在するとしても、人に起こるなにもかもがケースバイケースなのだな、と改めて感じた。
『おかあさんライフ』
ほっとするかわいらしいマンガ。
『青野くんに触りたいから死にたい』最新刊
表紙、直視できない恐ろしさ。
夫と回し読みして、なんでこんなに怖いのか、プリミティブな恐怖を感じるね、と話し込む。
『はじめてのことがいっぱい』
ちょこちょこと読んでいく。
11/23 木曜日 晴れ
間食
林檎。
朝ごはん
トースト、ホットケーキ。
子どもが食べなかったのをもらう。
間食
パストラミのサンドウィッチ。
猿田彦コーヒーにて。つわり対策。
コーヒーと一緒に、新幹線のホームの待合室で食べる。
昼ごはん
海老カツサンド、BLTサンド。
これもまた駅構内のメルヘンで。つわり対策は続く。
夫と半分こ。
間食
林檎。
帰宅即りんご。
今日は若干つわりがきつめ。乗り物酔いも関係していそう。
とはいえピークに比べたら全然マシ。
間食
レトルトの純豆腐。
つわり対策で、つわりピーク時に買ったけどとても食べられなかった備蓄カップスープを引っ張り出す。
おいしくはあるものの、妊娠してから、レトルトの食べ物の舌に残る感じが苦手になってきている。
夜ごはん
ぶりの照り焼き、お惣菜の野菜と魚の煮込み、大根のお漬けもの、納豆、もち麦入り白米、豚汁。
夫のぶりの照り焼き、ふわふわしっとりでおいしい。
しっかり食べたものの、つわりが少し悪化して、早々にベッドに転がる。
読んだ本
『はじめてのことがいっぱい』
のんびり読み終える。
『大人の水ぼうそう』
そしてすぐに次の年の吉本ばななさんの日記へ。
なぜかこの一冊だけは昔に買って読んでいた。
本棚から引っ張りだし、時系列に沿って読み返すことに。
夫から、実は驚くような報告があって、との前置きのあと、美顔器買った、と明かされる。
いいじゃん！
近年話題のMEGUMIさんの美容本を読んで触発されたそう。
読むと通販が止まらなくなりそうであぶないと言っていて大笑いした。
本屋さんで絶対見たことあるよ、と言われて夫のKindleで表紙を見せてもらうも、見た記憶なし。
いかに自分が本屋さんの美容コーナーが目に入っていないかがわかる出来事だった。
その本を読んでパックにも興味出てきた、と言うので、この前友達に韓国土産でもらったパックを一緒にやることに。
子どももやりたい！ と言いだし、3人でやる。
わたしはこういう機会でもないとやらないのでよかった。
しかし子どもは1分で剥がしていた。気持ちわかるよ。
美顔器で夫がつやつやになるのが今から楽しみ。
わたしも貸してもらおう。
※訂正
正確には美顔器じゃなくてフェイススチーマーだった！ と夫にのちほど訂正される。
なんでわたしと付き合ってくれてるのか年々謎が深まる夫の律儀さ。
11/24 金曜日 晴れ
11月とは思えない暖かさ。
ぽかぽかの陽気に体は喜んでいるけど、気候変動のニュースに日々危機感が募る。
体と頭の感じ方がバラバラになるので、その点でも深刻な問題だと思う。
朝から胎動ぽこぽこ。
この子らの生きていく世界の平和を祈らずにいられない。
朝ごはん
煮込みラーメン。
マルタイ棒ラーメンとともに白菜をたっぷり煮込む。
朝からあったまる。
これでやっとストックがなくなった。
極力身軽に引っ越したい。
間食
林檎。
続くつわり。
昨日よりはかなりいい。
昼ごはん
オムレツと豆の煮込みとサラダとハムの前菜、マルゲリータ、ポルチーニのクリームパスタ。
もうすぐ引越しなので、友だちが近所まで会いにきてくれる。
昼休みの短い時間だったけど、しゃべって食べまくる。
長い付き合いで、たまにがっつり一緒にものを作ったりしつつ、あとは年に一回くらい会う感じなので、住む場所が離れてもまあ変わらないだろう、と思う。地元も同じだし。
なので寂しさはあんまりなく、ただただ楽しく過ごした。
そして食べすぎて体調を崩した……。
妊婦の体にまだまだ慣れない。
すっごく元気になる、というのはあきらめているけど、今の体での心地いいコンディションを維持できる暮らし方を、見極めていきたい。
間食
林檎。
満腹感が消えない一方でつわりの気配もあり、りんごをかじる夕方。
夜ごはん
お惣菜の唐揚げ、ポテトサラダ、大根のお漬けもの、小松菜のおひたし、もち麦入り白米、豚汁。
午後の体調不良を引きずっていて、夫の作ってくれたごはんを、それぞれ少しずつよく噛んで食べる。
しみじみおいしかった。
民主主義と菅原道真について、夫とあれこれ話しこむ。
21時過ぎ、子どもがジュース買いたい、と言い出し、みんなですぐそこまで夜の散歩。
こういう時間は何歳だって特別にたのしい。
特別にたのしいことを、このメンバーがそろって暮らしている間に、いっぱいしたい。
読んだ本
『自転車屋さんの高橋くん』7巻
冒頭からえずくみたいに泣く。
恋をしたり愛したりしながら、自由になっていくことはできると思う。
大好きなマンガ。
『ローズローズィローズフルバッド』4巻
いくえみ綾先生の連載作品をリアルタイムで追えるうれしさ。
描いて、のめりこんで、それ以外がおろそかになる感じが、すごくリアル。
決してまわりの人を愛してないとか、丁寧に接する気がないわけではない。
ただもう脳と心の容量を作ることで使い切ってしまって、結果むちゃくちゃ雑になり、周囲の人が離れていく。
売れっ子マンガ家などではない場末の物書きの自分でさえ、しみじみとわかって、あー……となる。
わかる分、うんそれはまあその関係は続かないよなぁ、知ってた、知ってたけどはじめてみてよかったよね、とあっさり思えた。
もしかしたら単にわたしが薄情なのかもしれないけれども。
『じゃああんたが作ってみてよ』単話売り最新話
人が変われるところを描く著者の優しさ。
願いかもしれない。
『大人の水ぼうそう』
『もりだくさんすぎ』
引き続き吉本ばななさんの日記。
濃い。おもしろい。
咳がまた悪化してきて慌てる。
眠れなくて吸入を復活させる。
寝そべってお腹に手を当てると、外からも赤ちゃんが動いているのがわかった。
すごくよく動く子だ。
会えるのが楽しみだけど、ゆっくりおいで、と念じる。