『愛の不時着』n周目でも楽しめる!オタク10年目目線の変態解析書
こんにちは!とうみょうです。
お久しぶりになってしまいました…が、なんと、とある読者様が楽しみにしています、とメッセージもサポートも送ってくださり(泣)
もっとおもろいもんを書こう!と意気込み再開しました!
更新がなかなかできなかったのは、在宅研修でくたびれていたというのもあるのですが(一応新入社員なのです)なんせ私の住んでいる京都が信じられないくらい蒸し暑いのです。。。
恐るべし盆地。
バテてました。
ソウルの比較的カラッとした夏が恋しいです。(太平洋側育ち)
さてさて前置きはさておき!愛の不時着第3弾!!!
今回はセリとジョンヒョクからちょっと離れて、ダンとスンジュンのふたりにフォーカスを当て胸キュンポイントを解説してまいります〜〜!出発!!
⭐️クスンジュンが骨抜きになった「ラーメン食べてく?」の魔法
(※要件定義:この記事に出てくるラーメンとはラーメン屋で食べるラーメンではなく、家で作るインスタントの袋麺を指すものとします)
第11話ですね。
身を追われ、逃げようにも逃げ場を失ったスンジュンはダンに頼り、ダンとジョンヒョクが新婚生活を送るはずだったマンションに身を置かせてもらうこととなりました。
ダンに「この家に入る最初の男性があなたになるとはね」なんて言われながら…
(字幕では上記の通りですが、原語では「あなたになるとは夢にも思わなかったわ」とより強めに言われております。笑)
ダンはマンションにスンジュンを連れてきてすぐに帰ろうとします。
「もう帰るの?」と引き止めるスンジュン。
そしてインスタントラーメンがパンパンに詰まったキャリーケースを自慢げに開けながら
「おなか空いてない?僕は空いたんだけど。
ラーメン食べてく?」と。
この「ラーメン食べてく?」が今日のキーワードです。
この後ふたりでラーメンを食べるシーンがありますね。
ここでスンジュンから
「ラーメンを女性とふたりきりで食べるのは初めてだ」
「ラーメンには社会的に付与された意味がある」
「韓国では”ラーメン食べてく?”は誰にでもいう言葉じゃないんだ」
というセリフがあります。
解説しましょう。スンジュンのいうとおり韓国ではラーメンには社会的に付与された意味があります。
それは「ラーメン」だけというよりも「ラーメン食べてく?」というフレーズそのものに意味があるという方が正しいかもしれません。
想像してください。
あるところにまだ付き合ってないけど、お互いもう意識しあっている男女がいます。
サムシングな関係なやつですね。
そのふたりが飲んできた帰り、アルコールでほわほわした体温と雰囲気のなかで男性は女性を家まで送り届けてあげます。
玄関先で、女性の方は別れるのを名残惜しそうに「今日はありがとう」と伝え
男性もまた、次はいつ会えるかなんて考えながら「またね」と手を振り閉まるドアを見届け帰路につこうとするのです。
そのとき!閉じたはずのドアが開く音と、後ろからジャケットの裾を引っ張られる感触から男性は振り返りました。
そこには女性が立っていて、赤く染まった顔でこう告げます。
「ラーメン食べてく?」と。
はい。
まさに、「ラーメン食べてく?」とは「私たちまだ付き合ってないけど、今日はっきりさせない?どうする?泊まっていってくれない?」
そんな意味です。
(上記シチュエーションは私の韓国ドラマ大量視聴による経験則をもとにした妄想であり、他にも適応可能な類似シチュエーションはございます。笑)
「ラーメン食べてく?」の一言には曖昧なふたりの関係をはっきりさせたい気持ち、まだ一緒にいたいという名残惜しさ、それを先に言い出す勇気、、、色んなものがぎゅっと詰まっています。
一応女性から男性に使うケースが一般的みたいですが、男性からもありますね。どちらにせよ胸キュン案件です。
韓国でこのフレーズを知らない人はほとんどいないとすら思える有名なものですが、北朝鮮にいるダンはそんな意味を知る由もなく。
スンジュンはクールに見えてなんだか読めない、韓国では出会えない(?)純粋な魅力を見え隠れさせるダンにどんどん惹かれてしまうわけです…
これを読んだうえでもう一度あのシーンを見てみてくださいね。
ちなみに、このフレーズがこの意味で使われるようになったのは「春の日は過ぎゆく」(「봄날은 간다」)という韓国映画が由来です。
ぜひチェックを!
今回の内容は以上です♡
知ってる方も多いかと思いますがいかがでしたでしょうか?
お楽しみいただけたら嬉しいです。
次回以降はまた違ったテイストで文化を学んでいただけるコンテンツにしようと思っています。
第4弾もお楽しみに!!!
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