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福祉心理職。公認心理師/精神保健福祉士 自身のしごと体験を通じて自己観察・自己探求して…

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福祉心理職。公認心理師/精神保健福祉士 自身のしごと体験を通じて自己観察・自己探求しています。 どうぞよろしくお願いします^ ^

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❁自己紹介❁

こんにちは、はじめまして。 pyonと申します。 一般企業をいくつか転職し、 発達障害や精神疾患の方たちの 就職や就職後のサポートに就いて十数年がたちます。 障害がある方と、ない方とでは、 働くうえでの悩みは違う? と思う方もいるかもしれませんが、 障害があってもなくても、 根本的な悩みは、人間関係というところは変わりありません。 自分とちがう考え方、 自分とちがう行動をとる人たちと、 どうやってかかわっていけばいいのか? 私自身も仕事を通じ、 困っている方、その方と

    • 福祉的就労にあって、一般就労にはないもの【心のケアのていねいさ】

      『福祉的就労』と『一般企業の就労』 どちらにも必要であると思うものが、 健常者だけが働く場ではあまり重要視されていない? と思うことがあります。 それは、 働いている人たちへの『心のケアのていねいさ』です。 精神面でのサポートが、仕組みの中になく、 心の状態を整えていくことへの優先度が、福祉の就労からみると、 かなり低いのではないかと感じます。 もちろん、メンタルヘルス対策をしていないわけではないと思いますが、 全体に向けるものが多く、 一対一の個々に向けた対策はあまり無

      • 自分らしい働きかたを追求する【定着支援の裏側】

        就労系福祉サービスの中に、 『就労定着支援』というサービスがあります。 就職して、その職場に長く定着して働いていけるよう ご本人と企業との橋渡し役として支援していくものです。 発達障害や精神疾患のある方にとって、 就職先での困りごとは、 はじめはなかなか職場の方に相談しにくいということもあるので、 とても心強いサービスだと思います。 でも、 この定着支援には、よく誤解も生じます。 それは、どんな状況であっても、 絶対に仕事をやめさせないようにされてしまう。 と思われてい

        • メンタル不調になっても遠慮はいらない【あなたが、働き方のモデルになろう】

          体調不良で仕事を休むことになってしまったとき、 言い知れぬ不安、もうこのまま戻れなくなるのでは・・・という危機感を感じることがあります。 他人に対しては、 休んだ方がいいよ、と簡単に言えるけれど、 いざ自分がそうなると、 そういう気持ちがわきおこり、 なかなか休めなかったりしますね。 実際に休みがとれたとしても、 仕事を続けることに不安をもちながらでは、 全然気が休まらず、 かえって自分の不安な感情が大きくなっていくだけだった、 ということもあります。 あなたの職場は、

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          癖の強い社員とどう接していきますか?【障害者雇用をすすめる理由】

          以前、障害者雇用の相談で企業訪問したときのことです。 身近に、発達障害や精神障害の方がいなかったので、接し方がわからない・・・怖いから雇わない・・・ と、正直に話された方がいました。 かくいう私も、福祉職に就く前は、 発達障害という言葉も知りませんでしたし、 身近に身体障害の方もいなければ、精神疾患にかかった方もいなかったので、 その気持ち、よーくわかるのでした。 ですから、雇用をすすめる側として、 いまいち障害者雇用のメリットを感じきれていない時期がありました。 でも、

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          B型継続支援と定着支援の2つの福祉サービスをもつ事業所【より良い就職に向かって】

          私が所属している法人では、 同じ法人内の下で、B型継続支援(発達や精神の方が多く通所している)と定着支援を行っています。 B型と定着支援を同じ法人内で行うというのは、 就職と、就職した後のことを考えてサービスが組まれている。 ということでもあるのですね。 通所されている方々は、 その事業所で何十年と長く作業をされている方もいれば、 いつか一般企業で働きたいと思って職業訓練をしている方もいます。 どちらの場合も、 職業人として必要なスキルを身につけるために、 訓練内容や作業に

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          仕事ができない自分は、価値がない【自分を責める思考パターン】

          あきらかにパワハラを受けているのに、 される方が悪いかのように自分自身を責め続ける、 という方がときどきいます。 そこまでではなくても、 そうなりがちな方の共通点として、 自分は仕事ができない、能力的に劣っている、人として魅力がない・・・ などと思っていることが多いです。 だから、そんなふうにされても仕方がない自分なんだと、 そう認めてしまう思考の癖があるように思いました。 自分には価値がないと思っている『思考パターン』が その人を支配し、いつもそう思わせてしまう。 他

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          発達障害ではないけれど【グレーゾーンの人たちの葛藤】

          発達障害ブームはまだまだ続いていて、 あの人は、そして自分は?もしかして発達なのかグレーなのか、 気になっている方は少なからずいると思います。 私も実は、そのグレーと呼ばれるに値すると自覚があります。 幼少期からさかのぼると、 未だに続いている、自分でもどうしてこうなってしまうんだろう・・・ という、謎の特性があり。 少しだけ例をあげると、 ・失くしもの忘れもの、うっかりミスが多い(対策してもうまくいかない) ・家電に過敏(わずかな光や音が気になる) ・時間の感覚がよわ

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