小説や映画に出てくるお気に入りの愛の言葉。
「愛してる」や「好きだ」という言葉以外で表される愛情表現や愛する人を形容する言葉など。
好きだという言葉がなくても言葉の節々から愛が伝わってくる表現。
新しい愛の形。一緒に暮らすんじゃなくて、自分と相手がそれぞれあるべき場所で共に生きる。
中学生の主人公が好きな女の子の声について形容する一節。彼にはこの女の子の声が弾けるようなフレッシュな声に聞こえるんだろうな
あの綺麗な景色を雫に見せたいと思うことこそがこの世で最も尊い感情
君は僕で、僕は君という一体感。
二人だけの秘密の言語、おまじない。
エリオ、オリバー、オリバー、エリオ。
「アスクミーホワイ」という恋愛小説の終盤の一節。"この歌"とはビートルズの「アスクミーホワイ」という曲。
「愛してるよ、君は僕が知りたい事を、話してくれるから。そして間違いないのは、僕が悲しい気分になるなんて絶対にない、って事なんだ。」
という歌詞で、間接的に愛を伝える表現。
小説中にタイトルである「アスクミーホワイ」という歌は出てこなくて、この一節でタイトルの伏線回収。アスクミーホワイを知らなかったから、最初は"この歌"って何?と気づかなかった。歌を聞いてみてやっとわかる登場人物の気持ち。
シンプルで可愛らしくて、愛が伝わる表現
喪失感ですら愛おしい
可愛い表現。紙に名前をたくさん書いちゃうくらいの愛
死を介して遠くなってしまう相手との距離すらポジティブに捉える美しい愛の表現。光の言葉。
実際に恋してみて初めて書くことができる恋の意味。
離婚した元夫の言葉。
物理的に離れてくらしていても、すぐそこにいる。例えば、苺を食べながら、彼女も好きだったなと思い出すこと。「一緒に生きている」ということ。
妻が離婚する夫に向けて書いた手紙の一文。
離婚して、関係が破綻したとしても
2人の間にあったものがなくなるわけではない。
これが強がりであったとしても、燃え上がるような好きじゃなくて、こんなお守りのような好きもいい。
王道だけど、これが愛
それもここでは友への愛情表現なのがまたいい
中高の同級生へ宛てた手紙。
彼女にとってどれほど大切な存在か、その切実さが伝わる。
私は愛する人にここまで寛容になれるだろうか
苦しむ人に向けてこの言葉を言えるだろうか
こんなに美しい表現はない
「研ぎ澄まされた刃のきっさき」はきっと鋭くて、輝いていて、強いんだろう。そんな美しいものに似ているなんて、こんな形容の仕方すごすぎる
初めて行く世界最高の美術館に対して、世界で最も希少で美しいものが集まるところに対して「なんてことはなかった」なんて言える?
さらに、どの角度から見ても目が合うと言われているように美術館の「モナリザ」は皆んなのもの。
「私だけのモナリザ」私も出会いたい。そして、ルーブルをなんてことはないと思いたい。
好きな人のために変わりたい、その人に見合う人になりたいという優しい気持ち
消して行ってください。いい表現。
ストレートな愛情表現
恋しい気持ちを表現する一文。
この甘酸っぱい気持ちをこんなに上手く表現できるなんてすごい
君がいない日を過ごさなくて済むから。
友達に対する愛情表現。
ドロレスがあたたかい人で、彼が彼女を愛していると伝わってくる手紙の書き出し。
幸せな家族が暮らしているような家に似ている人。包容力があって、強い人なんだろうな。
あなたは無力なんかではなく、私は助けられたんだよとエレンを慰めるミカサのセリフ。
岡本真帆さんはストレートに愛を表現する短歌が多いけど、その中でもこれが好き。
自分とは違ったり、変だなって思うことが好きの始まりだったりする。
恋する少年の詩の中の一部。
こんな思いをして振り回されるくらいなら、死んでいたほうがマシ。二人で幸せになれないのなら死んだ方がマシ。それでも好き。
坂本裕二はいつも新しい愛の形を提示してくれる。孤独に寄り添う言葉。
誰か一人を選ぶのではなく、その人が笑ってくれることがとわ子にとっての「好き」。好きはひとつじゃない。
これほど熱い愛に出会いたい
名前は母親が子供に作る最初の詩というけれど本当だね。愛を前にするとみんな詩人になる。
この感情をいくら説明しても、結局は「好きだ」という抽象的な言葉が1番しっくりくる。
私のどこが好き?って質問、ほんとに愚問だ。
私は「ときどき不幸でもいい」と言えるくらい人を案じたことがあるかな
いつかこんな献身的な愛情を持つことができるのかな
夏がだめだったりセロリが好きだったり
価値観が違っても結局、単純に君のことが好き。
なんだかんだ色々挙げてみたけど、結局全ての愛情を抽象化したものが「好き」なんだ。
この世に「好き」以上の言葉はない。愛はとは結局、「好き」以外では語り尽くせないのかも