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創作小説 ‪ꪔ̤

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小説 のようなもの。
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記事一覧

小牧幸助文学賞。20字小説。

彼に二度恋した 好きになった時と 別れる時。

みみ。
5か月前
5

恋人 ごっこ。

『 友だち 』を始めて、私たちは もう 10 年が経った。 付き合いが長くなる程、お互いを知る…

みみ。
6か月前
2

戯れ。

あなたの呼吸と、私の吐息が混じり合う。 触れられる前に、高揚する 体温。 身体中が、心臓…

みみ。
6か月前
1

心臓を捧げよ。

『 心臓を捧げよ 』 某漫画の有名なポージング。 アニメや漫画を読む習慣は無いけれど、これ…

みみ。
7か月前
4

死神 ちゃん。

何か、悪い夢をみているのだろうか。 ふと 誰かの気配に目を覚ますと、数時間前、疲れて倒れ…

みみ。
1年前
5

汗っかきの グラス。

『 好きな人は? 』 『 彼氏は? 』 『 クリスマスは? 』 『 結婚は? 』 『 …

みみ。
1年前
8

お下がり。

いつも お下がりだった。 好みでも無い服を着せられ、足に合わない靴を履いていたせいか… 幼い頃はよく転び、その度に、膝小僧を赤く擦りむいていたことを覚えている。 抑圧されていた反動なのか、私は早くからお洒落に興味を持ち… 周りの女の子が漫画やアニメに興じていた頃、ファッション雑誌を手に 見様見真似でメイクを覚え、思春期にもなると、自分を一番可愛く見せる術を心得ていた。 流行りを抑え、皆と被るファストファッションは避け、高いヒールの靴で颯爽と熟れて歩く。 ショーウィンドウ

虚像。

8 時 出勤。 17 時 退社。 週休二日で、残業はしない。 帰宅したって、別段 誰が待っている…

みみ。
1年前
5

エイプリルフール に 。

人は、嘘吐きだ。 そして、類に漏れず 彼も 嘘吐きだ。 今、私が立たされている状況を、『 …

みみ。
2年前
1