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「実行力」のある社会人になるには、気合より環境の方が大事という話。(と、広告代理店の営業としてダメダメだった時の話。)

こんにちは!みみ@BtoB広報とメンズメイクです。
自己紹介記事をこちらで書いてますので、よければ見てみてくださいな!

ビジネスにおける「実行力」の重要さ

今回は、「実行力」のある社会人になるには、気合より環境の方が大事という話をしてみたいな~と思っています。

ビジネスでは今も昔も、「実際に行動することの重要さ」は語られ続けています。もちろん、ビジネスにおいては闇雲に行動するだけでもダメで、戦略も必要です。戦略というのは経営に欠かせない重要なものではあるのですが、実行されなければただの絵に書いた餅ですよね。いくら良い戦略を描いても、施策を地道に実行していかなければ、なんの売上にもつながりません。

また、どれだけ練った戦略を描いても、実際に市場に出してみなければそれがうまくいくかは誰にもわかりません。最近では、コンサルタント業界でも、アクセンチュアなど戦略を描くだけでなく実行まで支援する企業が業績を伸ばしていますよね。

僕もこの「実行力が重要」という考えにはめちゃくちゃ同意して、今のIT企業でのマーケティングの仕事ではどれだけ施策を実行するかを重視しています。

例えばですが、プレスリリースを打つとか、顧客インタビューをしにいくとか、ブログを書くとか、ウェビナーをするとか。日々地道にタスクを自分で作っては、施策を打っていっています。そしてそれが成果にもつながっています。

自分に「実行力」がなかった時の話。

いまでは実行力の重要性をすごく感じている僕ですが、前職ではあまり実行力を意識したことはありませんでした。僕はもともと広告代理店での営業をしていたのですが、そのときは正直に実行力が全然なかったです。多分客観的に見て社内の平均以下の実行力だったのではないかな、、と思ってます。

広告代理店の営業において、「実行力」は何かと言うと、ざっくりいうと↓これらの目標設計された数字をどのように増やせるかという能力のことかと思います。

・テレアポや飛び込みなど新規の顧客への訪問回数。

・既存顧客との商談回数や提案回数。

・最終的な売上をどれだけ伸ばすことができたかという数字。

で、僕は「この数字を目標にして、ひたすら数字を増やす」という至極シンプルなことを続けることができませんでした。で、結局いろいろと疲れて別業界に転職したわけです。

この目標設計としては、KGI(最終的なゴール)が売上を伸ばすことで、そのためのKPI(間接的な指標)として新規へのアプローチ回数を増やしたり、既存顧客への商談回数や提案回数を増やすという考え方ですよね。すごく理にかなっているな、と思うのですが、僕はうまくいきませんでした。

広告代理店時代は、上司にこれらの数字を管理されて、行動に落とし込まれていました。そしてもちろん、自分の中では一応頑張っていたのですが、結果はついてこず。それに不満を持った上司が細かく数字を管理することになり、やはりうまくいかず怒られ、やる気を失うという悪循環でした。

なぜ、営業では実行力がなかったのか?

今では実行力の重要さを理解しているつもりの僕ですが、「なんで広告代理店の営業としてはうまくいかなかったんだろう・・・。」と、ふと考えました。

で、1つの要因としては「目標設計を自分ではなく会社が作っていたこと」があるかな、と思いました。ただ今の環境で会社が大きな目標を作ってきても、それを目指して行動できる自信はあります。(無茶な数字だと流石に厳しいと言いますが・・・。)

で、多分僕が広告代理店の営業としてはダメダメだったほとんどの要因は、「数を追って実行すれば実行するほど、顧客に迷惑がかかる目標設計だったこと」かなぁと今になっては思います。

「アプローチ回数を増やす」とか、「商談回数を増やす」、「売上を増やす」という目標は、すごく企業目線でエゴな目標設計です。顧客は飛び込みで営業されたいとも、ひたすら提案されたいとも思っていません。

僕は、この「お客様目線ではない実行力を強制される環境」がすごく嫌でした。

たしかに、実際に営業として成果を出している人は、テレアポや飛び込み営業をひたすらしていた過去を持っていたりします。ですが、そういった方が成果を出せるのは、取引にならなかった多くのお客様の時間を奪い迷惑をかけた事実があって成り立つものです。

「売上を上げるために実行力を高めろ!行動に移せ!」というのは、ビジネスにおいてめちゃくちゃな正論です。ですが、正論であるが故に上司に強制されるてしまうと、何か違和感があった時に抵抗できなかったりします。

人それぞれ、実行力が高くなる環境はきっとある

僕があのまま広告代理店の営業として働いていたら、きっと今も仕事は大してうまくいっていないだろうなあと思ったりします。

自分の場合は、自分でコンテンツを作って相手が興味を持ってくれるか反応を見てみるというマーケティングのやり方がすごくあっていました。相手の時間を無理に奪うのではなく、相手に興味を持ってもらうためにはどうするべきか?を考えて実行しまくれる今の環境はすごく気に入っています。

ですが、僕とは逆にコンテンツを作るよりも実際に自分でテレアポをしてアプローチしまくるのが好きな方もきっといるんですよね。「実行力」という言葉で一括りにしがちですが、国語が苦手だけど数学が得意な人がいるみたいに、実行力にも領域によって得意不得意がいろいろあるのだと思います。

そして、ビジネスにおいて「実行力」はすごく大事だと言われていますが、おそらくほとんどの社会人にはそもそも備わっている能力なんじゃないかと僕は思っています。

大体の場合は、会社の目標設計や上司の考え方と、自分の実行力を発揮できる環境が一致していないからうまくいかないのではないかなと思います。

キャリアを考える際は、「自分が実行力を発揮できる場所はどこだろう?」という視点で考えていくのも重要ですよね。業界や職種・企業規模などによって必要となる実行力は違いますから、そこを考えずに仕事を選ぶと自分みたいにうまくいかない可能性はありますよね・・・!(笑)


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