25歳になって、最近ようやく読書の大切さを感じ始めました。家でも小学校でも中学でも高校でも会社でも、たくさん本を読めと言われてきましたが、面倒なので読んできませんでした。 平成から令和に変わるころ、金融庁の2000万円問題が話題になりました。金融関係の仕事をしていることもあって、金融リテラシーがやや高い私は1億円貯めることを思いつきました。途端、本が必要になりました。 しかし、本を買うのはもったいない、図書館は新書が少ないなどの理由から本屋で立読みするのがもっとも効率的だ
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 加藤千恵さんの小説です。 20代女性目線の恋愛小説です。 「いとも簡単に」ではなく、「いとも自然に」というところが強いですよね。 ごちゃごちゃ考えていないから自然なのか、あらゆる可能性を考え抜いて自然に見せているのか。 前者であればたしかに眩しいです。後者であれば恐ろしいです。 余計なことを考えてしまって一歩踏み出せないのは人間あるあるですが、人間なんてもともと恥ずかしい存在であることに気が付けば
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 山崎ナオコーラさんの随筆です。 落ち着きます。 たしかに、人間も生まれた瞬間ほど大きな変化を味わうことは、死ぬまでないでしょう。 夏休み明けの新学期、学生終わりの新社会人、週末明けの月曜日。これらは全てけっこうな思い切りが必要で、心が疲れる瞬間です。 ただ、考えてみれば生まれてきたときよりは随分と楽なのではないでしょうか。 そう考えれば、これからの人生で起こりうる、ありとあらゆる嫌なことに対しても
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 久しぶりに森沢さんの小説です。 癒されます。 目標は達成するためではなく、目指すためにあるものということです。 主人公は決して叶うことのない夢を追って生きていますが、その夢があるからこそ生きていられるわけです。 私も早くリタイアして悠々自適に暮らすという夢を持つことで、(実際それが叶うかどうかは別として)、今日も働いていられるのだと思います。 目指すべき方向が決まっていれば安心して進んでいけますね
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 綿矢りささんの芥川賞受賞作です。 高校生の私とオタクの物語です。 教室で浮いている二人の男女が出会います。芥川賞受賞作でなかったら、面白くなかったかもしれません。 ただ、友達がいないことで教室全体の状況を驚くほど詳細に把握している感じは、よく理解できました。私もそっち側でしたので。 記憶とか映像を文章に落とし込むことは、相当な技術が必要なんだなあと思いました。 以上です。 今週もありがとうございま
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 映画の脚本を原作とした小説です。 時効を迎えた殺人犯が世間を騒がせます。 頑張らなくても生きていける環境にあるというのは、幸せなことです。 ただ、頑張ること自体が幸福度を高めることもあり得ると思います。 とりあえずは、「頑張らない」という選択肢を得るために、頑張ってみようと思います。 以上です。 今週もありがとうございました!
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 重松清さんの小説です。 交通事故で亡くなった女の子と、いじめられっ子の主人公が出会います。 生きるというのは、とても大変なことですが、それをどうとらえるかは自分次第です。 生きなくちゃいけないと思うか、生きていられると思うか。 何事も人からやらされていては面白くありません。ストレスが溜まります。自分でやると決めてしまった方が、楽になることもあるかもしれません。 税金はとられていると感じるのに、寄付
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 川村元気さんの小説です。 宝くじで3億円当選した男が、お金と幸せの関係を探し求めるお話です。 早寝早起き、バランスのとれた食事、適度な運動。人生の質を高めるためにやるべき当たり前のことを当たり前にこなす。 これができるだけでかなりの差別化になります。 なぜなら、ほとんどの人は楽な方に流れるからです。 そして、もっと周りと差をつけるには、当たり前を継続することです。 途中で加速する必要はありません
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 重松清さんの短編集です。 一回書いた気もしますが、定期的に読み返してしまう一冊です。 息子がいじめにあったことで、自分が学生だった頃にしていた悪ふざけがいじめだったことに気が付く話があります。 当事者でいる間は分からないことも、時間が経って俯瞰すると分かってくることがあります。 リアルタイムで自分のことを俯瞰出来たらもっといろいろなことに気が付きながら人生を進められるのかもしれません。 何も分から
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 ダニエル・キイスさんの長編です。 知能が回復する男の物語です。 何も分からなけば、嫌なことも苦しいことも感じずに生きていけます。しかし、分からないことがあると気づいてしまうと、分かろうとするのが人間です。 そして、この世の中についての理解が深まれば深まるほど、苦しみや悲しみは増えていきます。もちろん、喜びも。 衰えると脳が委縮してだんだん記憶力が落ち、今日が何月何日で自分が誰なのかさえ分からなくなっ
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 東野圭吾さんの長編です。 ガリレオシリーズの劇場版としても放映されたので、有名かもしれません。 長編なのにほとんど同じ場所で物語が展開します。それなのに全く飽きさせない構成はものすごいと思いました。 昔映画を見たことがあったので、トリックの内容は知っていたのですが、それでも読み進めずにはいられませんでした。 切ないという言葉がぴったりの結末。 冴えないおじさんに強く感情移入してしまうお年頃です。
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 重松清さんの短編集です。 小学生の時から自宅の本棚にあって、定期的に読み返しています。 家族の話が中心です。 自分が歳を重ねるにつれて、子供の目線から親の目線に移っていきます。 子供を持ったらもっと刺さるようになるんだろうなあと思います。 小学生の娘、高校生の息子、妻と暮らすお父さんの話です。 いつでも理想の自分であるために努力した結果、周りにプレッシャーを与え、追い込んでしまうことがあるようです
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 村上春樹さんの小説です。 話の内容自体はよく分かりませんでしたが、文章は読みやすかったです。 ノーベル賞候補といわれ続けているので、もう少しほかの作品にも触れてみようと思いました。 以上です。 今週もありがとうございました。
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 岡部えつさんの小説です。 どこかで聞いたことのあるタイトルだと思いましたが、映画の脚本を小説化した作品のようです。 5年間同棲している彼氏が脳梗塞で倒れたことをきっかけに、彼の名前も仕事も出身地も何もかもが嘘であることが判明します。 目の前にいる人間が誰であるかを定義することは実は難しいことなんだと思いました。ともすれば、自分自身が何者なのかを定義することも本当はできないのではないかとも思います。
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 久しぶりにビジネス書です。 コンテナの発明による海上輸送の発展について述べられています。 コンテナの恩恵を受けたのはアメリカ、ヨーロッパ、アジアと全世界に及びますが、中でも日本には大きな影響がありました。 戦後の高度成長期でモノづくりが大きく進化していた日本において、製品を効率よく海外に輸送することは利益に直結します。 そのタイミングでコンテナが普及し、日本の経済成長は世界でも類を見ないものとなり
おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。 近藤史恵さんの小説です。 学校のお勉強ができなくても何も思わなかった。別にやりたくてやっている訳じゃないから。でも、自分が得意だと思って飛び込んだ写真の世界で、他人に圧倒的な才能を見せつけられ、自分が凡人であることに気が付いてしまった。つまり、写真の世界に選ばれなかった。 そんな文脈です。 まず、選べる立場にあると思っているのが間違いです。 結婚相談所で相手に求める条件と自分のスペックがあっていない