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29歳サラリーマンの読書記録 #234|アーモンド入りチョコレートのワルツ

おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。

森絵都さんの小説です。

それが自分を守ってくれるから受け入れるのではない、美しいから認めるのではない、醜くても意味がなくとも、自分に利点なんかなんにもなくても、それがそこにすでにある、だから腕を広げて受け入れる。

森絵都.「アーモンド入りチョコレートのワルツ」(p.207).角川文庫

文庫化にあたって寄せられた角田光代さんの解説文の一節です。

肯定する覚悟、強さが森絵都さんの小説にはあると言います。

自分の理解を超えるモノや人に対して拒絶反応を起こすことは自然です。だからこそ、何もかも受け入れて前に進むには大きな力が必要です。

自分の得意なこと、分かりやすく周囲に認めてもらえることを極めるのも楽しいですが、自分にとって不都合で面白くない現実を受け入れて向き合うことができると、かなり人間力が上がりそうです。

以上です。
今週もありがとうございました。

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