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29歳サラリーマンの読書記録 #236|キネマの神様

おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。

原田マハさんの小説です。
映画とギャンブルが大好きなどうしようもないおじいさんとその娘のお話です。

トップランナーとは孤独なものだ。気がつくと、皆、はるか後ろに見える。ひとりで走るのは快感だけれど、長く続ければいささか飽き飽きする。人間とは、ひとりでいることに、なんと弱い生き物なんだろう。

原田マハ.「キネマの神様」(p.313).文春文庫

The Name above the Title
この小説の副題です。
エンドロールでタイトルより先に流れる名前とは、監督、主演のことですが、トップを行く人間とはいつも孤独なのかもしれません。

周りと同じことをやっていてはトップにはなれません。誰もついてこられないくらい苦しくて辛いことをやり続けているのがトップを走る人間です。

そして、孤独を受け入れられる人間だがトップを走り続けられるわけです。

ただし、ある分野で孤独であったとしても別の分野では仲間に囲まれるような生き方もできるかもしれません。

いくつかの顔を使い分けることで、人間の欲求を満たしながらも周りとは一線を画す成果をあげることができそうです。

以上です。
今週もありがとうございました!



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