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29歳サラリーマンの読書記録 #231|ベランダ園芸で考えたこと

おつかれさまです。たにしマン(@millionworkout)です。

山崎ナオコーラさんの随筆です。
落ち着きます。

だが、おそらく、デビューしたときほどの興奮は起こらないだろう。双葉を開くほどの急展開は、二度とない。芽吹きこそが絶頂だ。

山崎ナオコーラ.「ベランダ園芸で考えたこと」(p.82).ちくま文庫

たしかに、人間も生まれた瞬間ほど大きな変化を味わうことは、死ぬまでないでしょう。

夏休み明けの新学期、学生終わりの新社会人、週末明けの月曜日。これらは全てけっこうな思い切りが必要で、心が疲れる瞬間です。

ただ、考えてみれば生まれてきたときよりは随分と楽なのではないでしょうか。

そう考えれば、これからの人生で起こりうる、ありとあらゆる嫌なことに対しても少しは冷静な気持ちを保てるかもしれません。

生き始めたあの瞬間ほど辛いことは無いと、そう思って生きてみましょう。

以上です。
今週もありがとうございました!

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