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二度と繋がらないと思っていた

 もう二度と関わることはないと、関われないと思っていたのに、あなたたちはそんな僕の気も知らず、放っておいてくれない。
 そんな気持ちが鬱陶しくて、煩わしくて、感謝のあまり言葉にならない。

 とてもたくさんの人のことを裏切った。
 懸命に声をかけ続けてくれた声に耳をふさぎ、差し伸べられた手を振り払い、助かること、戦うことを恐れて声を上げることなく逃げた。

 優しい気持ちごと踏みにじって、まるで過ごしてきた時間が無かったかのようにいとも簡単に裏切った。

 それでも、それでもまだ、あなたたちは私を一人にしてくれない。

 そのことが、どれほど力になることか、どれほど嬉しいことなのか、どうすれば伝えられるだろう。
 
 願わくば、もっと一緒に歩んでいきたかった。もっとお互いを高め合いたかった。もう一度会いたい。

 切磋琢磨できる同僚であり、また心を許せる友でもあった彼ら彼女らのことを、心の底から誇りに思う。

 どうか幸せになって欲しい。

 いつか彼らに何かがあれば、どんなに疎ましく思われようが、声をかけ続けよう、手を差し伸べ続けよう。
 彼らの隣に再び立つため、私は私の道を突き進む。

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