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#私の働き方実験 #最終報告書 ~自主企画:海ゴミでアクセサリーブランドを作ったら可能性がいろいろ見つかった~

皆さんこんにちは!みるきぃです!

今年はありがたいことに、自主企画と指定企画、併せて4つの研究に参加させていただいておりますので、計画書・中間報告書に引き続き最終報告書も4本行きます、ひぁうぃごー。

以下計画書で書いた内容
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◆実験の目的と背景


私は1年ほど前に海岸から歩いて2分の田舎の港町に引っ越してきました。

毎日きれいな海を見ながら癒されるんだ!!!!

と思っていたのですが・・・・

日々海岸をお散歩しながら、多くの「ゴミ」が落ちていることに気づきました。
綺麗な海岸というのは、誰かが守ってくれているものだったんだとその時に気づきました。

ただ落ちているだけなら、地球を汚し、海の生き物たちを苦しめる海ゴミ

そんな「ゴミ」にひと手間加えてアクセサリーや雑貨にすることで、「ゴミ」をお金に変えることができるのか実験をしたい。

そしてそれを発信することで、海ゴミ問題に意識を向ける人が増えてくれたらよいなと思ったのがこの実験をしようと思ったきっかけです。

◆検証したいと思っていたこと

ゴミとして海岸から拾ってきたものをアクセサリーとして、収益化&海ゴミ問題の認知を広めることは可能か?

◆活動の概要

①市場調査(実際に同じようなことをしている人を調査する)
②作ってみる(商品になりそうなものを作ってみる)
③売ってみる(オンラインショップを立ち上げ売ってみる)
④見せ方を考えてみる(どんな見せ方売り方が売れるかプロモーション視点で考えてみる)

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以上、計画書の内容

①市場調査
海ゴミを使ったアクセサリーアーティストさんはちらほらおり、SDGsの盛り上がりもありメディア取材を受けている人たちも少なくない。
例:

”可愛い”で地球を守る Sobolonさん 

海ゴミアーティスト あやおさん


②作ってみる(商品になりそうなものを作ってみる)

結構いろいろなものが作れそう

シーグラスを瓶に詰めただけのやつ
シーグラスとシー陶器をはんだ付けしたピアス用パーツ
プラスチックごみを溶かして作ったパーツ
プラスチックごみを細かく砕いてレジンで固めたパーツ


ブランド名の決定。

前々からブランド名は「naeco」にすると決めていました。
海洋という意味のOCEANを逆読みしたもの。

海が大好きなので、海を由来にした名前にしたく、「海を再生する」という意味も込めてこの文字列にしました。

ただ、この読み方をずっと悩んでいて、私の昔のあだ名の「ニコ」にちなんで「ニーコ」と読ませたかったのですが、何語を調べてみても「naeco」は「ネコ」か「ナエコ」しかなく・・・
最終的に「ナエコ」と読ませることにしました。

OCEANを再生するためには「eco」がいる。

それぞれの小さ”なエコ”、自分のできる簡単”なエコ”がゆくゆくは素敵”なエコ”につながっていく。

そんな思いも込めた「ナエコ」

このコンセプトが決まって、よりビーチクリーンとアクセサリー作りに思いが込められるようになりました!

※ここまでが中間報告

「売る」ということを考えたとき、同じようなものの作りやすさ、在庫の管理のしやすさを考慮して、最後のレジンで固めたパーツを使ったアクセサリーを商品にすることに決定。

③売ってみる(オンラインショップを立ち上げ売ってみる)

オンラインショップOPEN前に、研究員のイベント(八ヶ岳、能古島)で先行販売を実施。
たくさんの研究員の方にアクセサリーを購入いただきました。
ご購入いただいた皆様、本っっっっっ当にありがとうございました!!!!!!m(__)mm(__)mm(__)mm(__)mm(__)mm(__)mm(__)mm(__)m

BASEを利用して11月28日にSHOPをオープンしました。

11月中旬からの先行販売を含め、12月12日現在までの売り上げは、約100,000円ほどに。

酔っ払って手売りしてた分もあって、細かいところまで金額記録できていません(すんません)

緊急告知とともにインスタグラムの運用を開始

https://www.instagram.com/naeco_handmade/

OPEN3日前からカウントダウンビジュアルを作ってドキドキ感を造成

オープンと同時に初回購入クーポンの配布

オープンをした後の発信がなかなか継続できておらず、11/21に開設したインスタは、12/12現在89フォロワー


★番外活動

離島DXプロジェクトで私の「海ゴミ」企画を紐づけてもらい、能古島のシーグラスを利用したワークショップを2回(10月28日、12月3日)開催。

能古島の島民の方とお話をして、能古島にこんなにもたくさんシーグラスが落ちていることをはじめて知ったと驚かれていました。
能古島は、たくさんのごみが流れ着いてしまう問題も抱えていて、私の活動について興味深く話を聞いてくださる方もたくさんいらっしゃいました。

◆結論と根拠・気づき

<考え方・価値観の変化>
この研究を始めようと思った頃、環境を汚染し海の生き物を苦しめるプラスチックごみが憎くて憎くて仕方ありませんでした。
と同時に、自分自身の生活を見てみるとプラスチック製品に囲まれ、プラスチック製品を使い捨てし、アクセサリーを作ること自体も「ゴミを増やす行為」だとジレンマを感じていました。

この実験を通して、日々海ゴミの問題と向き合い考えて、その思いが少し変わってきました。

プラスチック製品を無くすことはできない。憎むべきはプラスチック製品そのものではなく、プラスチックが使え捨てされるのが当たり前で、ぞんざいに扱われていること。
だったら、プラスチックをもっと愛おしく、大切にしていきたいものに変えていこう。それが私の活動をする意味だ。
と思えるようになりました。

<具体的な成果・仕事・働き方への影響>

結果、オンラインショップはオープンでき、たくさんの研究員の方に海ゴミ問題や海ゴミアクセサリーに興味を持っていただきました。
ただ、インスタグラムの運用をまだしっかりとできていないため、研究員外への訴求はまだまだといったところ・・・。

今回海ゴミアクセサリーのオンラインショップをオープンしたことをフェイスブックに投稿したところ、海辺の町の街づくり事業をやっている企業さんからお声がけを頂き、「今度一緒に何かやりましょう!」という話になりました。
海に囲まれている日本。海がある街ではどこも「海ゴミ」は社会問題です。私自身”地方創生”を得意な仕事としながら、なかなか本業のWeb制作とつなげられていない現状でした。今回「海ゴミ」をテーマにして地方創生を広げられるのではないかという可能性を感じています。

また今回能古島でワークショップをさせていただき、ワークショップという「体験」を切り口として今後可能性を広げていけるんじゃないかということも感じました。
「今度別のイベントでもこうゆうワークショップをしてほしいんだけど」というお声がけもあり、もともと「アクセサリーを作って売る」ということしか考えていなかったので、「アクセサリーを作る」という過程そのものが売り物になるという発想は新しい発見でした。

元々「物を作って売る」というだけの発想でしたが、実際にアクセサリーを作っていく過程で、いろんな人が興味を持ってくださり、たくさんのアイデアを頂けました。
「海ゴミ」をきっかけに、地方創生やワークショップなどの人々の交流につなげられる可能性まで広げることができました。
ただ、まだまだ自分がやりたかったことには届いていない気がするので、引き続き発信と活動を続けていきたいと思います。

◆全体振り返り

今回こうしてショップオープンまでたどり着くことができたのは、何よりも私の活動に興味を持ち、応援してくれた皆様、そして実際にアクセサリーを手に取って購入してくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました!!!m(__)m

実際にまだ「ブランド」としてしっかり確立できているわけではないし、SNSの発信も中途半端、実験として何かしらの数値を出せているわけではありませんが、今回この研究をしたことで、自分のやっていることに対して興味を持ってくれる人が思った以上にたくさんいること、そして、「アクセサリーを作って売る」だけじゃないもっとたくさんの可能性があることに気づくことができました。

ここで終わってしまっては意味がないので、これからも「海ゴミ問題」についての発信とともに、アクセサリーの制作やワークショップの開催、いろいろな事柄とのコラボレーションをしながら、活動を広げていけたらと思っています。

◆おまけ 第一期研究のその後

昨年、研究員制度第一期で始めた「バンライフ」という生き方。実験の期間中には十分な活動ができず、「実験失敗」に終わっていましたが、実験期間後も、続けています。
私のバンライフは、家を捨てて車に住むというものではなく、地方で用事があれば、その予定の前後に1週間ずつぐらいくっつけて、車に寝泊まりしながらその地域を満喫するというもの。

1年と3か月ほどそんな活動をしながらいろいろとありました。

「日本全国みな近所になった」
車で移動していると2,3時間の運転が当たり前になります。片道10時間以上かかる福岡も、この1年3か月で3往復しました。日本国内なら、もう車で行けないところはない気がしてます(沖縄以外)

「車中泊つながりの仲間が増えた」
バンライフや車中泊をテーマにしたイベントに参加したり、YouTuberさんのオフ会に参加することで、同じ趣味を持った仲間に出会うことができました。

くるまのおうちフェス

「メディア取材を受けた」

日本経済新聞と車中泊専門誌「カーネル」に取材いただきました。
(有料記事のためモザイク処理にて失礼いたします)

確かに研究期間は半年です。私の去年の研究は失敗に終わりました。
だけど車中泊が好きだったから続けていたら、去年とは違う世界が広がりました。大事なのは続けることなのだと感じています。

◆他の企画の報告書

今回ありがたいことに、自主企画を含め4つの企画に参加させていただきました。急ぎ書き綴ったものなので、お見苦しい点も多いかと思いますが、みるきぃが半年駆け抜けた軌跡として、ここに残しておければと思います。

指定企画:離島DX!フリーランスチームの力で、小さな離島をこれからも変革していくぅっ!

指定企画:クリエイターが地方で育って繋がると海外の地方にも繋がったっ!

指定企画:フリーランスがチームを組んだら、受けられる仕事が大きくなった!

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