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インプットはどこから? 切り口はどうする?「書く」にまつわる12個の質問に答えました

本記事は、noteさんでのイベント「『書く習慣』がたのしく身に付く レッスン」内で捌ききれなかった、事前アンケートでいただいた質問たちに回答したものです。

講義内で質問いただいたものは後ほど追記します!

講義本編は↓から!

#1 インプットについて

アウトプットの糧になるものを何からインプットしてる?

わたしは「アウトプット=メモ」「インプット=心が動いたこと」と勝手に定義しているので、心が動くような体験は意識的にいっぱいしています。

わたしは取材ライターなので、普段関わることがないような人と話す機会も多いですし、それをネタにすることも多いです。

そのほかに、知らない場所に行ったり(47都道府県を制覇しようとしています)、定期的に新しい本を読むようにしていたり、流行りの漫画や映画などは大体観るようにしていたりと、「新しい体験」を意識的に取り入れるようにしています。

もしも「新しいコンテンツに触れる時間がない!」という場合は、自分の仕事での学びや友だちとの会話をメモしておいて記事に昇華するのもオススメ。日ごろからメモ癖をつけてみましょう!

日頃から自分の考えをまとめるには?

前にこんなツイートをしたことがあるのですが、「すべての出来事に感想を持つ」というのは言語化力アップに繋がると思います。なんで感動した?なんで怒った?と自分の思考や考えを深堀裏する癖がつきますよ。

そして、自分の考えをまとめる練習にはTwitterが最適! MAX140字という規制があるので、瞬時に要約する能力が鍛えられます。

誰かに見せるのが恥ずかしい…という場合は、鍵をかけて練習用Twitterを作るのもアリです。詳しくは下記の記事を読んでみてください。

#2 書き方について

文章を簡潔にするコツが知りたい

文章が冗長になりすぎる人は一文が長い可能性が高いので、まず、一文を短くする練習を。PC版noteでいくと、大体文が長くても2行以内に収まるぐらいが読みやすいです。

あと、noteだったら1記事あたりの文字数を決めるのもいいと思います。わたしの普段のnoteは1000文字前後が多いです。3000字とかになりそうだったら、前後編で分けるのもアリ!

悲しいことに最近は可処分時間の取り合いが起こっているので映像は早送り、本は要約されたものが読みた〜い!という時代。長すぎるものはあまり読まれないのでできるだけ簡潔が望ましいですね…!

書きたいことはあるが、切り口やまとめ方で悩む

ひとつに絞らず、複数記事を書いてもいいと思います!

わたしもたとえば自己肯定感が下がったときは、「自己肯定感を上げる方法」「自己肯定感が低くてもいいじゃない」「低気圧だと自己肯定感下がりがち」とさまざまな切り口でこれまで書いてきています。

もし、「読まれたい」という側面で考えるのであれば、「誰かの何かを解決する」と決めてみると、自ずと切り口が定まってくると思います。

ちなみにまとめ方に関しては、わたしは書籍のなかだと「おわり!」と書けば文章はおわると思っているので、「おわり!」と書くか、最後に文章全体の要約を一文書くといい感じにまとまると思います。

「そんなわたしの自己肯定感の上げ方でした」とか、「低気圧で自己肯定感が下がる。まぁそんなこともありますよね」みたいな。

記事を書くときの下書きはどうする?

普段のnoteでは下書きはほとんど書かないですが、お仕事としてコラムを書く場合は、下書きというか「構成案」のようなものを箇条書きで作っています。

文章が長くなればなるほど「どんな要素を入れ込めばいいんだっけ?」となりがちですが、構成案があると迷子にならずに済みます。Google map的な感じですね。

こんな感じで箇条書きにしておきまして。

そうするとこんな記事になるわけですね。構成作ると迷子にならずにゴールに進めて執筆スピードが上がるのでオススメ。

#3 伝え方について

自分のちょっとした体験や知識などの伝え方がわからない

超ぶっちゃけた話をすると、あらゆるストーリーはすべて3〜5個ぐらいの箇条書きでまとめられちゃうんですよ。

なので、まずは体験や知識を箇条書きにしてみて、下記のような流れを意識して書いてみると伝わりやすいと思います。

・出来事を1文で紹介
「この前、とある人に取材をしたが、そこでハッとするような考え方に出会った」

・具体的な出来事内容を説明
「テーマは創作について。そこで、◯◯さんはこんなことを仰っていた。“自分のエゴから生まれた創作”も、世界のためになる」のだと。」

・それを受けて自分が感じたこと
「そんな考え方があるのか! と目から鱗が落ちた。これまで自分が考えていた“創作”に対するイメージが覆った」

・自分が得た学び、これからのこと
「“他人のために”考えるのは難しい。でも、”自分のために”書いたものが、いつか誰かのためになっているといいな」

ちなみに、知識の場合はこういうパターンもあります。

・これからシェアする知識を紹介
「最近暑苦しくて眠れないですよね。というわけで今回は、わたしのオススメの快眠方法を紹介させてください!」

・1〜3つぐらいのノウハウを実体験とともに紹介
「(見出し)1. ひんやり枕で頭を冷やす
頭を冷やすと眠りやすくなる…という話を聞いたことがあったので、わたしはこの枕を使っています。これと扇風機があれば、クーラーをつけなくても意外と快適。枕も¥500ぐらいで買えるのでオススメです!

・まとめ
「そんなわたしの3つの快眠方法でした。皆さまが少しでも安眠できますように…。」

ね。こうして書いてみるとシンプルですよね。箇条書きにしてみると意外とすべてシンプルに考えることができるのでオススメです。

記事を投稿したけどクオリティが不安…

noteはサクラダファミリア(永遠に未完成のもの)だと思っているので、気になるなら全然直しちゃっていいと思います。

わたしも投稿してから読み直して、「ここ言葉足らずだったなー」と思ったら追記したりします。

普段のお仕事の場合は、書き上げたら一度ザザッと見て、時間に余裕があれば一晩寝かせてもう一度見て、編集さんに見てもらう…という形が多いですが、noteは「クオリティとかどうでもいいわ」という気持ちで投稿することが多いので、ほぼ見直しはしないですね。

どうしても気になるようであれば、ほかのnoteを投稿されている方たちのnoteを読んでみてください。意外とみんなテキトーに書いていると安心できたら、もうちょっと肩の力を抜いて描けるようになるかも。

#4 書く習慣について

習慣にするには、一番大切なことは?

ハードルを下げまくる。これに尽きると思います。

「毎日100回腹筋するぞ」だとめんどくさい気持ちが湧き上がってくるけど、「毎日3回腹筋するぞ」であれば、やってみようかな?と思えませんか。

やる気のある状態だと「毎日noteを更新する!」みたいな高いハードルを設定しがちですが、わたしは「なんとなく続いていれば習慣」だと思っています。

とりあえず「何があってもやめない」ことを目標に、うんとハードルを下げてみてください。

更新頻度はどのくらい間が空いても大丈夫?

わたしの場合、noteを月に1回しか更新していない月もあります(笑)。でも、月に一度でも更新するだけエラいと思うんですよね。

もちろん読者を飽きさせない、いろんな人に読んでほしい、という思いがあるなら更新頻度は多いに越したことがないけれど、そうでないなら月に1回書いていれば十分だと思います。最近のわたしは週1ペースでのんびり書いてます。

書くモチベーションを上げるには?

「そもそもどうして書きたいのか?」というところを自分のなかでハッキリさせておかないとやる気が消滅します! 「英語喋れるようになりたい〜」ではなかなか英語が喋れないのと一緒。

「1年後に行くオーストラリアで一人旅がしたい」とか「この映画を字幕なしで観られるようになりたい」とか、具体的な「理由」を表明しておくと、心が折れたときに立ち戻れるようになります。

「どうして書くのか? なんのために書くのか?」をテーマにしたnoteを1本書いてみて、悩んだらそれをいつでも読み返せるようにしておきませう!

#5 その他

いつから書くことを仕事にしようと思った?

2017年ぐらいかな。当時趣味でブログをやっていたのですが、「読みやすい」「もっと読みたい」という声をいただいて、「わたしもライターになれるのかしら」なんてボンヤリと思っていました。

そこからブログをポートフォリオにして、新R25編集部の面接に行きました。文章の勉強をしたことはあまりなかったけど、小〜中〜高〜大学生、とこれまでに書いてきた量がとにかく多かったので、基礎が身についていたのかもしれません。

無料記事と有料記事の割合の理想の割合は?

実はわたし、有料記事を1本しか書いたことがないのでこれに対しては明確な答えがなくて申し訳ないです…!

友人のなかにはブログを主戦場にしていて有料記事しか書いていない人もいますし、プライベートなことだけ有料記事にしている人もいます。

個人的には有料だけだと新しい読者さんを増やすのが難しそうだなぁと思うので、無料記事を中心(70%ぐらい)にして、「もっと詳しく知りたい人は有料マガジンにて!」と「有料マガジン」に持っていくのが良い気がします。あくまでわたしの意見です。

また追加で質問があれば、コメント欄でお願いいたします!追加していきます。


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