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やりきったと言えるように、正々堂々と戦った時間。

今年もこの季節がやってきました。
全国高等学校野球選手権大会の地方予選が
早くも始まっています。

あ、以前書いたことがあるのですが
私…高校の時、野球部のマネージャーをしていました。
あれから25年も経ったと思うとゾッとする…
いえ、感慨深いものがあります(笑)(≧∇≦*)✨

思うところがあり、こちらの試合を紹介いたします。

千葉大会1回戦の「千葉学芸-わせがく」です。
先日、ニュースになっていました。

スコアがなんと…
82-0(5回コールド)
という試合でした。

日刊スポーツでは
「千葉学芸、わせがくに82得点の記録的勝利
大会最多得点更新 1イニング33点も新記録」

とありました。

たしかに、そうですね。

野球というスポーツのルールにおいて
82点をとる、もしくはとられる
ということは滅多に…滅多に、ありません。
(98年青森大会で0-122というスコアがあったそうです)

でも、冷静に
見る目線を変えて見ていただきたいのです。

わせがくは82点をとられてしまいましたが
心が折れそうになりながらも
5回コールドで終了するまでやりきって
15このアウトをとったとも言えるのです。

何故、ここまで力説するのかというと
わせがくとは
早稲田予備校を運営する早稲田学園により設立された
広域通信制の高等学校なのです。

つまり、それぞれの子ども達は事情があり
皆さんが想像するような…
毎日野球の練習をするような環境では
きっと無かったはずです。

また、部員数が少ない為
野球未経験の軽音楽部から5人を助っ人に加え
14人を登録しましたが
実際のベンチ入りは12人とのことでした。

そして、炎天下の試合で長い守備もあり
足のけいれんなど初回から体調不良者が続出とのことで
とにかく厳しい試合だったと見受けます。

そもそも、このトーナメントが決まった時
各々の立場で様々な思いを抱え
この試合に対して色々な覚悟をしていたでしょう。

それでなくても
野球部として夏の大会というものは特別なものです。
さらに野球未経験でベンチ入りすることにした人達は
とても、とても緊張したでしょうね。

加えて、暑さとの戦い。
精神的・肉体的な試練の時間だったと
簡単に予想できます。

ちなみに「没収試合」というものが存在します。

【没収試合】
野球で、一方のチームが試合の続行を拒否するなどの規則違反のために、球審が試合終了を宣告し、過失のないチームに9対0で勝ちを与える試合。放棄試合。

小学館 デジタル大辞泉

わせがくが放棄せずに
両者共、コールド試合が決定するまで
正々堂々プレーしたからこそ
このスコアが生まれました。

お互いにやりきったからこそのスコアだと
私は感じました。

「一生懸命生きること」

彼らの夏から、あらためて教わった気分です。

感動をありがとう⚾️✨

最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまたね。

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