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英語をすらすら話せるようになるまでにやってきたこと

はじめに

私はサラリーマンとしてオフィスで働いています。
現在の職場では、ほとんど英語を使っています。英語圏に住んでいた時には、日常会話も全部英語でした。
英語が母国語の人のレベルにはまだまだ及んでいませんが、非英語圏の人たちの平均的な英語レベルよりも英語力は上だと思います。TOEICで満点も取りましたし、CELTAという英語教授法の資格も取りました。

でも、もともとは、いわゆる純ジャパで、英語は公立高校で学んだだけ。留学経験もなければ、何か英語について特別な教育を受けたこともありません。(学習塾や受験予備校にすら通ったことがありません。)

そんな中で、どうやって英会話力を伸ばしていったかを書いておきます。
これから書くことは、もっぱら自分のメモ用ですし、それでも読みたいという方にだけに読んでいただければいいかなと思っています。


私のもともとのスペック

大学を出て就職したときのスペックはこんな感じでした。

  • 英語の基本は学校で勉強しただけ。

  • 受験英語を参考書で勉強した。

  • 初めて受けたTOEICは600点台。

英語が話せるようになるまでに私がやったこと

TOEICの点数ごとに、私がやったことをメモしておきます。
もっとも、TOEICができたからと言って英語がぺらぺらになるわけではありません。TOEICにはスピーキング試験がないですし(オプションではありますが)。
ただ、ほかに英語力を測る適当なものさしもないですし、私も定期的にTOEICを受験していたので、ここではTOEICの点数を指標にしてみます。

TOEIC750点まで

ひたすら問題集を回しました。あと、NHKラジオ英会話を聞いていました。
受験勉強と同じアプローチです。
地味ですが、それしか方法を知りませんでした。
もちろん、この時点では、英語が自由に話せる実感はありませんでした。

TOEIC900点まで

この時点でも、英語が自由に話せる実感はまるでありませんでした。でも、750点を越えたぐらいでも、会社では英語ができる人扱いされるので、海外からの電話をどんどん回され、けっこう困っていました。
聞くことや話すことのスキルが足りないなと感じていました。

聞き取りの能力を補強するため、試行錯誤しました。
いろいろ試した結果、ポッドキャストを聞きまくることが私には効果的でした。
アメリカやイギリスのニュースサイトのポッドキャストを聞き込みました。ニュースなので、あらかじめ日本のふつうの新聞を読んでおけば、ああこういくことなのか、と当てをつけて聞くことができます。
通勤の時は、玄関を出てから、ずっと聞いていました。電車だけでなく、歩いているときも聞いていました。徹底してやりました。

このほか、会話力を身につけるため、毎週会社に来ていたカナダ人の英語の先生と英語でおしゃべりしたりしていました。

会社で英会話レッスンを開いてくれていました。が、同僚の人たちは、英語に興味がなかったり忙しかったりして、誰も参加しませんでした。わたし一人で先生を独占していました。ラッキーでした。
参加者がわたし一人だったこともあり、レッスンにテキストを使うこともなく、カスタマイズされた英会話レッスンという名の、要は英語のおしゃべりの時間でした。

先生の本職はカトリック教会付きのシスターさん。英会話講師はバイトです。
カトリック教会の組織は世界規模で連携していて、人事(と呼ぶのかどうか分かりませんが)の指示で海外にあちこち飛ばされるのだそうです。
行きたい国は自分で選べませんし、帰る時期も人事次第。まるで日本の大企業のようです。けっこう大変そうですし、なんだかお気の毒です。

いま思い返すと、カトリックのシスターさんというのは絶妙な選択だったと思います。
地域活動をしているのでローカル社会への理解もあります。メンタルが安定しているので雰囲気も落ち着いています。それに、知的レベルがそれなりに高いので、会話の幅が広く深いのです。そもそもを問うような哲学的な疑問とかにも、ちゃんと一緒に考えてくれました。仕事の悩みやそれ以外の悩みごとの相談とかもしました。
キリスト教への勧誘など、まったくありませんでした。会社からだめと言われていたのかもしれませんが、先生も本業からすこし離れてリラックスしたかったのかもしれません。

当時の私には、このレッスンぐらいしか、英語で話す機会がありませんでした。とてもよい刺激になりました。

TOEIC990点(満点)までと、それ以降

900点を越えて、英語に自信がついていました。
努力のかいあって、英語で聞いて話せるようになった、と思っていました。しかし、実戦で使うには、まだまだでした。
英会話で返事をするのに、数秒の時間が掛かっていました。これでは、会話がスムーズに進みません。
この数秒をさらに短くしていくための手段は明快で、英語を聞いて話す機会をたくさん持ち、英語を使うことに慣れるだけです。

900点を超えてから、私も英語をたくさん聞いてたくさん話す経験をしました。ただ、それはハードモードでした。この時期が、いちばん辛かったですが、いちばん英会話力が上達した時期でもあります。
海外の転職先での経験が英語力を伸ばしてくれました。ただ、決して楽しい経験ではありませんでしたし、お勧めもできません。次のような経験をしました。

段階を経て英語が話せるようになる

英語ですらすら話せるようになったと自覚できたのは、海外転職して職場のやり取りに慣れた頃でした。

しかし、これも、それまでの学習があってことだったと振り返って思います。
750点までは、語彙力や文法力の基礎固めをしていました。
900点までは、それらの知識を使って、聞いたり話したりする能力の基礎固めをしました。
そこから先は、聞いたり話したりを、より厳しい現場で繰り返して、いまに至っています。

900点までの段階を経た基礎固めがあってこそ、時間をあまりかけることなく、海外の職場で平気で英語が使えるようになったのだと感じています。
また、TOEICスコアという見えやすい目標があったことも、英語学習を進めるのにうまく働いたのだなと、振り返ってみて思います。


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